GO!保護犬GO
静岡県迷い犬収容情報
桃、手術翌日の様子
面会の様子
5月11日、 朝 桃が急変する
ほんの数時間前 深夜
桃の記事を下書きしていました
時間を作って公開しようと思っていたら
翌日 まさか
死ぬ一歩手前の状況になってしまい
保護活動家の辛さ
だれにも心の内を言えない
一人孤独
顔には出せないけれど
自分を責めてしまい
桃への申し訳なさで
記事を公開できませんでした
(さっきも書いてたがな~)
以下、5月11日深夜の記事です
そのまま公開します
桃が4月21日に入院し、
5月6日に退院日が決まってからは
とにかく 犬やマルシェイベントを
調べ、主催者さんに
メールや電話をしまくっていました
『明日、イベントありますよね?
お金がかかる子がいます
ブースを出させていただけませんか?
水頭症の手術のために
退院までにお金を用意しなければいけない
自分でできる事はやりたいのです
なんとかお願いします!』
ただ 楽をして
ブログに書いて
お金を集めているわけでは
なかったと思います
その必死の呼びかけで
5月29日、30日に
富士ミルクランド様での
イベントに出られることになりました
桃のために、できることをやる
そう決めてから毎日
あちこちに
イベントをさせてほしい
ブースでフリマをさせてほしい
そんなことばかりで
4月22日から数日は
胃が痛くてたまりませんでした
YUKIMIさんや仲間たちが
立ち上がってくれて
ピカママのご友人の方も
埼玉のAKEMIさんも
本当に多くの方が
助けてくれました
桃の入院中でも
他の子たちのケアや入退院は
いつもどおりあって
よく頑張ったと
自分をほめたいと思います
これは、4月25日
桃の面会に行った時のこと
抜糸を終えた桃
この下に
チタンプレートが
頭蓋骨にねじ止め
されています
すごいね、桃
ちゃんと食べている
嬉しいな
自分でご飯を食べている
本当に嬉しい
生きているね
生きてるね、桃
そして 実は
私はこのあと
ゾクッとしたのです
桃は顔が変わり果てていました
目が異常にぎょろっとして
本当に桃なの?
そんな風に思ってしまいました
それにしても、ものすごい
カキカキ、ポリポリ
カキカキ
カキカキ
ボリボリ ボリボリ
体をかきむしる桃
それで 長袖のお洋服を
着せたのだそうです
お洋服を着せないと
皮膚がボロボロに
なってしまうと言われました
なんだか 桃じゃないみたい
これが成長なの?
こんなに目がぎょろっとするの?
横に目だけが突出するの?
頭の中は
体をかきむしる桃で
いっぱいになりました
どうして? どうしてこんなに
掻きむしるの?
やめさせようとしても
やめられない と看護師さん
チューブが体を這っています
頭蓋骨から首
背中をS字を描いて
脇から体の中へ
チューブがかゆいのでしょう
本当に
心がいっぱいになってしまった
あんなに あんなに
体をかきむしる
ひびきも そうだったんだ
亡くなったひびきも
足をかきむしって
カラーを壊しても掻いて掻いて
足に穴が空いてしまった
私の心は
元気になって嬉しい
そう思うはずだっだのに
どうしてこんなに
辛いんだろう
声が出なくなっていました
桃、 入院前のあなたは
こんな 顔ではなかった
それは喜ぶことだよね
成長しているってことだよね
あまりにボリボリしていたから
この日、
せっかく行ったのに
桃を抱っこできなかった
抱っこさせてほしい
抱っこをしたいと
そういうことさえも
わからなくなっていました
どうしたら どうしたら
このかゆみを取ってあげられるの?
この日、自宅に帰ったら
もうあたりは真っ暗でした
ずっと 桃のお金稼ぎを優先し
面会はあまり来られていませんでした
頭がいっぱいで帰宅しました
我が家から この病院まで
すぐひ ひょいっと行ける距離では
ありません
翌日 また面会に行きました
フードを変えてほしい
アカナアダルトスモールを
持っていきました
HズやRカナンは
かゆみが出る子がとても多いので
とにかく体の中から変えてほしくて
桃は 別のお洋服を来て
やはり ものすごいボリボリ
掻きむしっていました
桃、 アカナ持ってきたよ
体、かゆいね
元気になってきたから
かゆい かゆい だね
体が慣れたら
きっと 大丈夫だから
今は頑張れ!
私を極度に怖がり
嫌がる桃
そりゃそうだ
水頭症で 意識もない中
うちに来たんだから
無理やりシリンジで
ご飯を食べさせられて
嫌がっても嫌がっても
「食べなさい!食べなさい!」
やられていたんだもんな
意識がはっきりした時は
生後4か月
この生き物、何?
ここは どこだろう
状態だっただろう桃
桃に 病院で会っても
100%ハッピーな気持ちになれなかった
とにかく どうなるかわからない
生きられるかわからない
だけど やるしかない
そう思っていて 5月6日に
退院したのでした
5月6日、7日は
全然ご飯を食べてくれず
飲まなければいけない薬を
何袋も ゴミにしてしまいました
無理やりシリンジであげようにも
ものすごい気が狂ったように
暴れてかみついてきて
『桃ちゃんを 興奮させない管理を』
という先生の言葉が
とても重くのしかかっていたのです
7日、 すでに十数種類の缶詰や
手作りお肉を試して
あきらめかけながら
フードをそのままお皿に入れたら
モグモグ食べてくれました
退院してから うちにきて
ろくにご飯も食べさせることができず
益々痩せていった桃
それが7日からは
自分でご飯を食べられるようになり
距離は縮まらなくても
それでいいのかな と思っていました
桃に作った ハウス
11日 深夜
桃は 眠っていました
何が起こるかわからないから
私はいつものように
このすぐ横に布団を敷き眠っていました
5月6日夜に退院
7,8,9,10,11日
退院から5日
全く縮まらない距離
怖がり 嫌がり
抱っこすれば噛みつく
ものすごい力で抵抗する
信頼するMさんに
今の桃が何を考えているのか見える?
聞いてみたら
頭の中が空っぽで
何もわからない
自分が誰なのか
どうしてここにいるのか
自分に何が起こっているのか
本当に なんにも過去がなく
経験もなく
真っ白な紙状態だと言われました
私が思っていた
桃の頭の中
やっぱりそうなんだ と
少しほっとしたり悲しくなったり
これから どうなるのか
わからない
でも 保護したからには
幸せを見つけなきゃ
また明日も
この勢いで噛みつかれるかな
どうやって接していけば
いいのだろう
そんなことばかり
頭をよぎってしまいました
イヤイヤ、なんとかなる
絶対になんとかなる
この時は
ただただ 桃が眠ったことで
自分が自由になれる気がして
保護主失格なんだろうな
なんてことまで
考えていました
誰にもわかってもらえないだろう
自分に慣れない犬と向き合う辛さ
それでも自分しかいない
逃げられない
GO!保護犬GOだから
不安は、時として
無駄でしかない
わかっているけれどね
わかっているから
せめて できることをやろう
私ができることは
ふわふわのお布団を用意すること
気持ちよく
眠くなる 寝床を
いつも清潔にしてあげること
おやすみ、桃
また明日ね
そしてこの数時間後
誤嚥性肺炎 になり
呼吸がブクブクといい
口から泡を吹いて
ぐったりしてしまったのです
死んでしまうかもしれない
それは
私にとって最大の恐怖
必死に守ろうとしたものが
手を尽くしたのに
もう何もできなくなることが
心が行き場がなくなるほどの
恐怖でした
今だから振り返られる
桃と私の 水頭症 その後でした
この記事を公開できたことで
救われた気がします
辛くて 辛くて 辛かった
今はもう 辛くありません
だから 記事にできました
桃の誤嚥性肺炎は
5月12日にさかのぼっていただくと
わかります
思い出すだけで恐怖がよみがえるので
リンクも貼りませんが
ご容赦ください
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