投資をするうえで株主優待は一見してわかりやすいお得感がありますので、初心者中心に飛びつきがちなのですが、優待は貰えるが株価は下がるわ、配当金も減配されるわなんていう、いわゆる罠銘柄も多く存在します。
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まずは最初に、以下に目を通していただいたうえでこの記事を読んでいただければ幸いです。
【優待】株主優待の良し悪し【桐谷さん】 | グデーリアンの投資ブログ (ameblo.jp)
●2694 焼肉坂井ホールディングス
■株主優待
100株保有で自社グループ10%割引の利用券×2
をもらえます。
権利発生月が3月、9月なので年間4枚もらえます。
また、500株~6万株まで、枚数を増やすごとに割引が15%になったり、500円~20000円まで金券がもらえるようになったり、細かくランクアップされていきます。
ただし今回は、少額で投資出来、使い方次第では1年で投資額の全額回収が可能な100株に絞って紹介していきます。
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■企業について
焼き肉、すし、居酒屋等外食70業態、約450店展開している、時価総額200億円程度のスタンダード市場の小型株です。
経営している主な店舗は
・平禄寿司(回転ずし)
・村さ来(焼肉)
・焼き肉やさかい(焼肉)
・とりあえず吾平(居酒屋)
・中国料理敦煌(中華)
・七福(寿司)
・饂飩の四國(レストラン)
・ふらんす亭(レストラン)
他多数
財務は悪くありませんが、利益率は低く、コロナ渦後しばらくは赤字経営でした。
一株76円の低位株で、EPS1.1に対して配当金0.5円を続けています。
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■利回りについて
10% の割引券はそれほど魅力的な優待には映りませんが、わずか7000円程度の投資で、これが年間4枚もらえます。
家族、親戚での外食をする方で、食べ盛りの子供が多い場合、この金券を使用するだけで、1回あたり1000~2000円の節約が可能です。
このような外食を年4回行うなら、投資額を1年で回収することも可能な優待内容なので、使い方によってはとても優秀な優待です。
保有株式数を増やせば、割引券でなく、金券をもらえたりもしますが、コロナ渦後経営がやっと黒字化したとはいえ、現在でもまだROA1.8%、ROE3.8%と業績安泰とはいいにくい状況です。
なのでお勧めとしては、早期に投資額を回収可能な100株保有かなと思います。
1万円を切る投資額で優待を経験できるので、初めての優待投資にもちょうどいいかもしれません。
■優待の継続性について
販促が可能な割引券なので、優待廃止の可能性は低いと思います。
むしろ、いまだコロナ渦から回復しきれていない飲食関係なので、企業の業績自体の悪化は心配です。
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