前回は分散投資の仕方とメリット、それと同時に、分散投資を個別銘柄で行おうとすると、それ相応の資金が必要になるデメリットについて書きました。
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初心者に投信を勧める理由3(分散投資) | グデーリアンの投資ブログ (ameblo.jp)
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投資信託の銘柄選びについて | グデーリアンの投資ブログ (ameblo.jp)
最初に、例え話ですが
もしあなたが、マグロを食べたいと思ったとして、市場にマグロを仕入れに行ったとします。
漁師は釣ったマグロを一本丸ごと買ってもらいたいですが、個人でマグロを丸ごと買っても処理できません。
金額的にも高いですしね。
ところが、近所のスーパーに行けば、マグロの刺身3切れに、かんぱち、サーモン、甘えび、いか、と3切れずつ詰め合わせパックにして売ってくれています。
個人が少額で必要最小限買えるように、小売業者が切り売りしてくれているわけです。
話を株に戻します。
日本株は、最小購入単位が100株で、1株1000円の株であっても、普通に買おうとすると10万円必要になります。
この金額で、あれもこれもと詰め合わせていくと、あっという間に何百万必要になります。
実質、無理な金額と思う人も多いでしょう。
でっかい魚丸ごと何種類も一般家庭で買えないのと同じです。
ところが株の世界でも、近所のスーパーのような存在があります。
投資信託を運用している会社です。
まずは彼らのファンドに、100円~のお金を預けます。
ファンドはたくさんの人から出資を募っていますので、合計で何十億何百億というまとまったお金になります。
ファンドはこのお金を使い、例えば日経平均225銘柄を全て買い付けます。
出資した側からすれば、本来は100株10万円出さないと買えない株を、0.01株分(マグロの刺身1切分)と、通常では買えないはずの小分けにした分量で、100円から買える、しかも、かんぱちもサーモンも同じように詰め合わせて入っている状態で買える、分散投資になるわけです。
これが、通常は大金を投じないと出来ない分散投資が、投資信託なら気軽にできる理由です。
投資信託では、信託報酬という名目で、毎年少しずつ手数料が引かれていきます。
市場で直接漁師さんから買うよりも、仲介業者が入ってスーパーに並んだものを買ったほうが、お魚の値段は高くなりますよね。
中間マージンが発生しますからね。
それでも初心者が分散投資をするのには最も適した方法だと思いますので、まずは投資信託を購入するところから、投資を始めてみるというのがおすすめです。
投資信託もその商品は数千もあり、中にはぼったくりなものもあります。
初心者はまずは、日経平均やS&P500などに連動するパッシブファンド(インデックスファンド)を買い付けるといいでしょう。
これらのファンドは、中間マージンにあたる信託報酬も、年間0.1%程度と安いものがラインナップされていますので、買い付けるにあたってこの水準を参考にしてみてください。
具体的な銘柄を挙げて解説してみました
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