「生き時」と「死に時」
ここ何回かのブログで、元氣な長寿者の生活習慣や価値観などから、
人生を楽しみながら年齢を重ねていく方法を紹介してきました。
「食べ過ぎない」
「こまめに動く」
「よく笑う」
「生きがいを持つ」
「明るく朗らかに」
など、長寿者に共通している健康習慣を取り入れてみることは、
素敵に歳を重ねながら人生を楽しむために、きっと役立つことでしょう。
ところで「長寿」というと、何歳くらいをイメージされるでしょうか?
私の考える「長寿」は、
「寿命」と呼ばれる天寿をまっとうしようとしている年齢です。
それは人によって違いますから、明確な基準はありません。
人にはそれぞれに、ほどよい「死に時」があって、
それまでは元氣な長寿者の生活に倣い、
生きている時を存分に満喫して楽しめばよいのではないかと思うのです。
長寿者から学ぶべきことは「長く生きること」よりも、
「天寿を迎えるまでの生き時を元氣に楽しむ秘訣」であり、
「幸せな死に時に向かう姿勢」なのではないでしょうか。
東京女子医科大学付属青山自然医療研究所クリニック所長
川嶋朗先生は、著書「『見えない力』で健康になる」の中で
「人間は必ず死ぬものです。
それならば「幸せな死を迎えること」こそ、
人間の究極の目標なのではないか、
私はそう考えています。」
と述べています。
家族や友人に
「どうもありがとう、おかげで本当に素晴らしい人生だったよ。
先に行ってるから、また向こうで会おうね」
と挨拶をして、
「死ぬ時がいちばん幸せ」
と思って「死に時」を迎えることができたら、
これほど幸せなことはありません。
その「幸せな死に時」を迎えるために
どんな生き方をしたらよいのかというヒントを、
長寿者のライフスタイルから学べばよいと思うのです。
江戸時代後期の禅僧である良寛和尚は、
災難に遭わないで済む方法を質問された時にこう答えています。
「災難に逢う時節には災難に逢うがよく候
死ぬ時節には死ぬがよく候
是ハこれ災難をのがるる妙法にて候」
災難に逢いそうになったら逢ったらいい、
死にそうになったら死んだらいい、
これが災難を逃れるもっともよい方法だ、というわけです。
何ごとにも、ほどよい時があるのだから、
それから逃れようとせずに受け入れなさい、というんですね。
そうすれば災難も死も怖いものでなくなりますから、
確かにもっともよい方法です。
良寛和尚と同年代に生きた儒学者の佐藤一斎さんは、
著書『言志晩録』の中で
「生死は特別なことではなく、
昼と夜のような、起きて寝るような、
息を吐いて吸うようなものだ」
という意味のことを述べています。
からだとこころはつながっていて、さらにその先に
「魂」という生死を超えた存在にもつながっているとしたら、
「長寿」の概念はもっと奥行きの深いものになります。
まさに一斎さんの言うように
「起きて寝るようなもの」
という感覚なのかもしれませんね。
「天寿」は「天授」でもありますから、
天から授かったことはありがたく受け入れる、
そして、生と死を昼と夜のようにあたりまえのこととして捉える、
というこころ構えも、素敵に歳を重ねていく秘訣のように思います。
「寿命」は「授命」です。
天から授けられた命を、悔いのないよう楽しんで、
この地球旅行を思う存分満喫したいものですね。
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