『風邪は「自然治癒力」のあらわれ』

最近、街を歩いていると、
マスクをしている人を
多く見かけるようになりました。

以前、綾小路きみまろさんが、

「奥さん、マスク似合うねー
　ちょっと取ってみて。
　・・・あ、ずっとしてた方がいいみたい」

とか、

「何でマスクしてるの？
　自分だけ生き残ろうとしてんの？」

とか言っていましたが（笑）、

マスクをしている人の中には
　「風邪予防」
を目的としている人もいるでしょう。

・・・というか、
そっちの方がメインでしょう (^_^)

ところで、
「風邪」って
どうしてひくんでしょうね。

いちおう、

「健幸エッセイスト」

という肩書きを持つ私。

そこで、古今東西、
さまざまに伝わる

「風邪に関わる諸説」

を調べた結果、
とても腑に落ちたのが
整体協会創始者である
野口晴哉さんの

「風邪の効用」

というお話。

風邪の効用 (ちくま文庫)

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野口さんは、職業柄、
毎日さまざまな人の身体を
「整体」する中で、

「からだは、
　偏って疲労することがある」

ということに
気づいたのだそうです。

職業や生活習慣など、その人の
「からだの使い方」によって、
どこかに「偏って」疲労が溜まる。

その「偏り疲労」が
ひどくなると、からだは
さまざまなサインを出しますが、

そのサインを無視して
無理し続けると、
大きな病につながってしまう・・・

「整体」は、その「偏り疲労」
を整える健康法でもあるわけです。

ところが、なぜか、
整体を受ける前に、
「偏り疲労」が整ってしまっている
人がいることに気づきました。

「この人、最近
　ちょっと疲れ気味だな。
　偏り疲労が溜まり気味かな」

と思う人が、
次の来院時に
なぜか、元気になっている！

からだのバランスも
きれいに整っている！！

・・・なんでだろう！？

そういった人たちには、
1つの共通点がありました。

それは、

「風邪をひいていたこと」

「しばらくお顔を見ていませんでしたが、
　どうされていたんですか？」

と訊いて、

「じつは風邪で数日寝込んでいたんです」

と返答する人のからだは、
「偏り疲労」が、すっかり
とれているのだそうです。

野口さんはこうした経験から

「風邪は万病のもとというより
　万病を予防する自然治癒行為」

という説に辿り着いたんですね。

さらに、野口さんは

「偏り疲労が蓄積されている所に
　症状があらわれることが多い」

とも述べています。

呼吸器系統に疲労が溜まると
鼻水や喉の痛み、
咳となってあらわれ、

目や頭部に疲労が溜まると
頭痛となってあらわれる。

だから、
風邪がどこにあらわれたか
を注意深く観察すると、

からだのどこに「偏り疲労」が
溜まっているかがわかるし、

症状がいつも似ている人は、
そこに「偏り疲労」が溜まりやすい
ということになるわけです。

本来、からだの感性が
健全に保たれていれば、
「偏り疲労」には
からだが自然に対応しますが、

過度のストレスや
食習慣の乱れなどが重なると、
こうした感性が
鈍ってしまうんでしょうね。

ちなみに、
子供が寝返りを打つのも
「偏り疲労」を自ら整えているのだそう。

からだがやわらかいと、
「偏り疲労」にも
敏感に反応できるんですね。

そういえば、子どもの頃、
あまりの寝相の悪さに、
同居していた曽祖母から
ベッドに縛り付けられた
記憶がありますが（笑）
あれは、やっちゃいけないことだったのね・・・

野口さん曰く、

「風邪は、からだを健康に
　してくれる自然治癒行為。

　だから、
　上手に経過させることが
　何よりたいせつです」

とのこと。

参考までに、
「風邪を上手に経過させるコツ」
を、3つにまとめてみました。

①　からだを冷やさないで、温める

②　平熱より下がったタイミングで
　　無理をしない

③　からだをゆるめる

①は、そのまんまなので、
説明は省略 (^_^)

②は、高熱の状態から、
治りかけになると、熱が
一旦、平熱以下に下がる
タイミングがあります。

昔から
「治りかけがたいせつ」
というように、

急にラクになったように
感じてしまうこのときに
無理をすると、
こじらせてしまうわけです。

③は、ゆるんでいるほど、
風邪がからだをすんなりと
経過してくれるから。

子どもが寝返りで
「偏り疲労」を
整えてしまうのは、

やわらかくて、
ゆるんでいるからです。

そこで、オススメなのが
「ワカメ体操」という健康法。

「また、ワカメ〜！」

とか思っている
このブログ常連さんのあなた（笑）！

ワカメ体操ほど
簡単で万能なものはないのですよ。

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じつは、ベストセラー作家の
ひすいこたろうさんも、
長年、ワカメ体操の実践者。

昨年の夏、
札幌に来てくれたときにご一緒した
とあるストーンサークルで、急に
ワカメ体操がしたくなった私たちは
そのストーンサークルの中心で、
10分間ほどワカメになりきったのでした。

「いやー、鳴海さん
　ここのストーンサークル
　すごく気持ちいいね！！

　それに、僕たちが
　ワカメ体操している間、
　誰も人が来なかったよね！

　有名な観光名所なのに。

　ワカメ体操って
　やっぱり凄い！！」

・・・ひすいさん、
たぶん、観光客は
来てたんだと思います・・・

そして、遠くから
ストーンサークルの真ん中で
踊り狂っている私たちをみて
そーっ、と
帰って行ったんだと思います・・・

ワカメ体操してると、
ひすいさんのように
やわらかい考え方になるのね (^_^)

さて、
そんなワカメ体操の達人
ひすいこたろうさんと、

ワカメ体操と人気を二分する
と云われている
「いんだようダンス」開発者の
高島亮さんとの、

「ゆるさ」全開の
コラボ講演会を開催します！！

テーマはずばり

「ゆるい、ゆる〜い、
　ゆるすぎるお話会」（笑）

立春に、渋谷でお会いしましょう (^O^)／

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