「ロックマンX アニバーサリーコレクション」の「Music Player」(収録作のサントラ機能)を聴いてみたらとても良かったので好きなXシリーズのBGMを語る記事・ロックマンX3編です。
ロックマンX3のBGM、全体的に凄く好きなんですよね~。
X3自体もXシリーズ内で特に好きな一作なんですが、BGMもその要因の一つです。
今回は特に印象深い、好きな曲を語っていきます。
(音楽無知なのでおかしなこと言ってたらすみません)
ステージ突入前編
まずは曲名「STAGE SELECT」から。
ステージ選択画面でお馴染みの曲です。
まずこの8ボス選択画面からして凄くカッコイイ!!
それを助長しまくる激しくカッコイイBGM!!
もうテンション上がりまくるし心は臨戦態勢ですよ。
ハード(音楽無知なので表現おかしかったらすみません)でハイテンポなメロディが短時間で繰り返される曲が
「さぁ〜て、どのステージへ向かうか…!」
という高揚感、激戦への予感を煽ってくれます。
歴代Xシリーズのステージ選択画面BGMでも1、2を争うくらい好きです。
「STAGE START」
ステージ決定直後のボス紹介画面BGM。
これもカッコイイ。
Dの字や稲妻の演出も合わせてすんごくカッコ良くて、飛ばせるのに毎回飛ばさずに見てます。
歴代のボス紹介画面で演出も込みでの印象なら1、2を争う好きさです。
8ボス編
①「FROZEN BUFFALIO STAGE」
フローズン・バッファリオステージのBGMです。
フットパーツがあるのとボスが比較的倒しやすい事から多くの人が第一ステージに選ぶのではないかと思われる一方、BGMに関しては本作内でも異彩を放っているステージです。
もう出だしから良いよね。。
パイプオルガン風、で合ってるのかな?
そんな音色で厳かな静けさのある旋律が奏でられます。
でも少し暗めな印象の曲で、教会のミサとかで流れていそうではない(ミサのこと全然知らないので間違ってたらすみません)。
西洋風の墓地とかに合いそうにすら思える仄暗さがあります。鎮魂曲みたいな?
ロックマン7のシェードマンステージとかにも合うかも。
それがスタート地点の大きな月や星々が浮かぶ薄明の空と、地面も遠くの建物も一面を氷に覆われた幻想的な美しさのあるステージによく合うんですよねぇ。。
バッファリオによって氷漬けにされた世界へのレクイエムみたいです。
この美しいステージ開始地点とBGMのイントロとの合わせ技ですぐ魅了されたり印象に強く残っている方も多いのではないでしょうか。
氷漬けになった街灯が明滅してるのもまた美しく、かつ退廃的な雰囲気で、曲が引き立ちます。
ステージを進んで行くと氷漬けの地下道のような場所や雪が降ってる地帯に差し掛かるんですがそこの雰囲気にも合ってる。
X3の8ボスステージBGMでこの曲のようなタイプは他にないのもあってとても印象強いです。
②「SCREW MASAIDER STAGE」
スクリュー・マサイダーステージの曲。
本ステージで頻出する「土」や「岩」のイメージに相応しい曲だと思います。
地に足が着いた堅実で激しすぎない曲、それでいて硬そうなイメージ、重厚感も伝わってくるし力強さもある曲。
上から土砂や岩石が降って来る地中のステージによく合ってると思います。
岩で出来たトゲ上に崩落した巨岩に乗るゼロ。
このステージの雰囲気に合ってるかなと思い撮ったスクショになります。
以下、BGMやステージの雰囲気に合うと思ったスクショと共に語っていきます。
③「ACID SEAFORCE STAGE」
アシッド・シーフォースステージの曲。
純粋にカッコイイ曲。
ステージ自体はボスのシーフォースを連想する緑の謎の液体が流れる地帯、水中地帯など、どちらかと言うと暗めな雰囲気になりそうなところをこのテンション高め路線のカッコイイBGMが終始流れてるのもあって全然そんな気分にならず前向きな気持ちでプレイできるのが良いです。
④「GRAVITY BEETBOOD STAGE」
グラビティ・ビートブートステージ曲。
勇者っぽいカッコ良さのあるBGMです。
グラビティ・ビートブートはX1でエックスに倒されたブーメル・クワンガーの弟で、兄の仇討ちをしたがってるという設定ですが、まるでそんなビートブート側にこそ正義があるとでもいうような雰囲気も感じられるBGM。
エレキギター風のメロディの中にカッコ良さだけでなく、切なさも少し感じます。
背景に映る高層タワーはX1でクワンガーが占拠していたそれだという情報をネットのどこかで見た記憶があるのですが、本当なのでしょうか。
仮に公式設定ではなかったとしてもそう解釈すると復讐を目的としているビートブートのステージ背景にそれが映っているというのは燃えますね。
どんどん高所へ上がっていくステージと、このBGMの前述した切なさ的な部分から来るなんとなく標高が高そうなイメージも合ってると思います。
⑤「ELECTRO NAMAZUROS STAGE」
エレキテル・ナマズロスステージ曲。
エレキギター風の音の激しさもあってか、ステージのメカメカしさや、各所に設置されてたりボスも放ってくる電流のイメージとよく合った機械感、電子感?のあるBGMです。
これもとてもカッコイイ曲。
⑥「SCISSORS SHRIMPER STAGE」
シザーズ・シュリンプファーステージの曲。
これもカッコイイBGMですねぇ。
シュリンプファーの巨大ハサミ開閉攻撃を思わせるような鋭利な鋭い激しさから始まり、剛胆な感じの硬いメロディがステージに大量にいる赤い鉄球の厄介なメカニロイドを思わせ、そこから青空が似合う開放感あるメロディになる感じがステージに合ってるなと。
それでいて後半は船内に突入しメカニロイドの猛火の中を突き進むBGMになっても似合うアップテンポな曲で良いです。
⑦「SHINING TIGERD STAGE」
シャイニング・タイガードステージBGM。
X3における8ボスステージBGMの中ではちょっと重々しさのある曲です。
割とテンポゆっくりめ?
ステージの印象も相まって「乾いた過酷な大地」って感じがするBGMです。
リズムでこっちを前のめりにノらせてくるというより、ゆったりと余裕の表情で待ち構えてる感じ?
画像の赤くて硬い鉄球の敵やら地面を掘り進めてトゲに変えてくる厄介な敵やらがけっこう出たりするしボスであるタイガードの強さも容赦ない、そんなプレイヤーを試してくるかのような本ステージの印象を強めてる気がします(笑)
⑧「EXPLOSE HONECK STAGE」
エクスプローズ・ホーネックステージのBGM。
兵器工場のステージに見合ったカッコ良いBGMです。
まるで次々と兵器が量産され送り出されていっているかのような、金属感ある音色によるハイテンポかつリズミカルな曲のカッコ良さ。
画面奥に巨大なメカニロイドヘリ?が格納されてる背景も良いです。
そんなステージだけあって敵の物量、攻撃網も激しいんですよね。
ボスはイレギュラーハンター組織内でゼロが隊長を務める第0特殊部隊の副隊長だったホーネックということで、ゼロで進みたくもなります。
特殊ステージ編
「VAVA STAGE」
VAVA Mk-Ⅱ ステージのBGM。
こちらを焦らせるようなとにかくハイテンポでカッコイイ曲!
単体としても凄くカッコイイ曲なんですが、VAVAに勝った後に始まる爆破カウントダウン内でステージを急ぎ駆け抜けねばならない焦燥感を一層かき立てまくって来る、ステージのギミックともとてもマッチしたBGM!!
この曲だからこそ尚更にカウントダウンの焦りが増す。
ステージ背景が爆発しまくってるのも相乗効果。
本作でも1、2を争う激しい曲でテンション上がります!
「DOPPLER STAGE 1」
ドップラーステージの1面と2面の曲ですね。
8ボス後の黒幕ステージでありながらどこか軽快で明るさもあり、それでいて「敵地へ挑んでいくぞ!」という気風も感じられる曲です。
ここまで何度も使って来た感想ですが、カッコイイ。
頭上のトゲや落下地帯とそれらへ誘導するかのように配置された敵、上下移動するリフトの長めな地帯でシビアな飛び乗りを失敗したら壁のトゲで即死したり最初から登り直しになったりとけっこう容赦ないステージでありながらこのBGMのお陰で気持ちを維持しやすい効果、あると思います。
ボス戦BGM編
曲名「BOSS 1」
ボス登場曲です。
これもカッコ良くて大好き。
本作BGMでも一番?激しく掻き鳴らされてるんじゃないかと思うエレキギター風の音とドラムのリズムがカッコイイ!!
ボス戦へのテンションを一気に上げてくれますし、強敵登場!って感じがして燃えます。
このBGMもX3のボスへの印象を強めてるかも(X3の8ボス大好き)。
歴代のボス登場BGMでも特に好きな1曲ですねぇ〜。
曲名「BOSS 2」
ボスとの戦闘中のBGM。
これも大好きですねハイ。
すっごく良い曲だと思います。
カッコイイし重々しさもあるし、圧迫されるような緊張感もあるしボス戦へ引き込んでくる力もある。
強敵との油断できない戦いって感じがします。
歴代のボス戦BGMでも1、2を争うくらいに好きな曲です。
ボス登場BGMと合わせて、この曲もX3のボス達を特に好きにさせてくれてる要因かなと。
「DOPPLER STAGE BOSS」
ドップラーステージにおけるヴァジュリーラやマンダレーラらナイトメアポリスが合体したゴッドカルマシーン・O・イナリー戦やVAVA戦、ドップラー博士戦で流れるBGM。
聴くだけでゴッドカルマシーン・O・イナリーの高火力ビームサーベル攻撃連打が脳裏に浮かびまくる!!
容赦のない逼迫感が常に場を占める感じというんでしょうか、そんな感覚を与えてくる曲で、ドップラーステージのボス曲に相応しいと思います。
高火力サーベル攻撃を連発してくるゴッドカルマシーン・O・イナリー戦だと特に合ってます。
もちろんカッコ良いしテンション上がるし、それでいて飽きも来ない曲です。
「SIGMA 1st」
シグマ第一形態との戦闘BGM。
とにかく激しい!ハイテンポ!!
この曲調がシグマの放ちまくる、早いし軌道が避け辛い火球やらシールドブーメラン飛ばしの猛攻と合わさって凄く緊張感とスピーディーさを生み出してきます!
本作屈指の曲調と戦況の融合ぷりかと!
シグマ第二形態との戦闘BGMである「SIGMA 2nd」もカイザーシグマの圧倒的な巨体さやビーム照射攻撃らの制圧力、高火力さ、それらにジリジリと身を焦がされるような威圧感、圧迫感、強敵感があって良いです。
曲だけ聴くなら第一形態のBGMの方が好きですが、プレイしながらだとこちらの曲もゲーム内容と合ってて良いなぁと思います。
オマケ
曲名「ZERO」。
OPステージでエックスが「きみはゆくえふめいになっていたマックじゃないか!」に捕獲された後に流れ出すBGMです。
う、うわ~~~!エックスがいきなり敵に捕獲されちゃったよ~!?どうするんだ!?!?
という心境にさせられたところからの・・・
天井を破壊してゼロがどーーーん!!!
そして流れる本BGM!!
もうシチュエーションも曲もカッコ良すぎてどっひゃ~~~ってな具合に燃えます!!
この「特A級ハンター・ゼロ、颯爽登場!!」って感じのカッコいい曲、このシーンのためだけ(だよね?)に設けられてるのもまた凄い!
実際X3のエックスとゼロを切り替えながら戦えるシステム、それをオープニングステージ内に自然に取り入れた仕様、ストーリー上での盛り上がり、
それらを彩るヒロイックなこのBGMなど、メチャクチャかっこいい瞬間です!!
いや~~~・・・いいわ~~~。。
そして曲名「PASS WORD」
パスワード入力画面の曲ですね。
もうこのX1~X3においてお馴染みのパスワード画面のBGMからして本作は大好きですね。。
激闘の余韻、あるいは予兆を思わせるかのような武闘的な、重々しさのある曲。
カッコいいんだ。。
以上、X3の特に好きなBGM語りでした。
各曲の感想を書くために通しで何回も聴き直したのですが、X3のBGMは全体的にエレキギター風の音によるロック調のカッコいいメロディが多いんだなぁと気付けました(音楽無知なのでおかしなこと言ってたらすみません)。
X3のヴァリアブルエアダッシュ、更にフットパーツのハイパーチップによって縦横無尽に空中を駆け巡れる本作システム、それを可能とする全体的に広々としたステージの開放感によく合ってもいるなぁと思います。
また、漠然と「カッコいい」とだけ思ってたBGM達それぞれの特色にも、感想を書くために何度も聴いてる内に気付けたり・・・。
それどころか、これまでそういう視点は持ち合わせていなかったのに、
急にX3と同じスーパーファミコン(SFC)の他ゲーのBGMもじっくり聴き比べてみたくなりすらしました。
SFCという同一ハードの制約下で他のゲームはどんな曲を作っているんだろうとか、アクションゲーム以外のジャンルのゲームだとどんな違いが曲調に出ているのかだとかが凄く気になって来たんですね。
これは初めての体験ですし、まさかX3のBGM感想を書く事でそうした興味関心の発展が生まれるとは微塵も思っていなかったので、何が活きて興味関心や世界が広がるのか分からない感覚を味わえてワクワクしています。
書いてみて良かったな。。
ちなみにX3のBGMはWikipediaによると山下絹代さんという方が作曲したそうです。
なんとWikipedia情報によると「メダロット1~5」という個人的に馴染み深いゲームのBGMもこの方が関わっているとか。
まさか別のロボットゲームシリーズ、それも深く親しんだゲームの音楽も同じ方が関わっていたとは驚きました。
縁を感じます。
「アニバーサリーコレクション収録ゲーム自体は過去に何度もやった事あるから買う気にならない」という方でも、収録作(X1~X4)のサントラ代わりにもなるのでそちらに魅了を感じる方でしたら本作は大変お買い得だと思いますのでオススメです。
セール開催時なんか半額とかになったりもしますし。
気が向いたらX4やX5のBGMについても書きたいですね。
ここまでお読み下さりありがとうございました。