「心理カウンセラー講座」 NPO日本次世代育成支援協会&ベルコスモ・カウンセリング

「心理カウンセラー講座」 NPO日本次世代育成支援協会&ベルコスモ・カウンセリング

認知行動療法
子育てに役立つ理論
応用行動分析(ABA)
発達障害(ADHD アスペルガー)
不登校
アダルトチルドレン
ネット・スマホ依存症
ハラスメント
回避性性格(依存)

【2022年7月のカウンセラー養成集中講座の内容】

7月2日のカウンセラー集中講座では、カウンセリングの場面を見て流れを考えていただきました。

いろいろなパターンの頷きや相槌やコンプリメント(肯定)、そしてクライアントのフレーム(認知の枠組み)や環境を理解し、どのようにしてその中にあるリソース(資源)や可能性を引き出していくか。

カウンセラーはまずひたすらクライアントの話を聴きますが、頭の中はフル回転しています。

そして理解するためには、いろいろな質問が必要です。
その質問も、「こちらが知りたいこと」を訊くのではなく、フレームをしっかり理解する為に、こちらの頭の中でまだ形作られていないクライアントのフレームの中の欠けているパーツを埋めていくために、つまりあくまでもクライアントをしっかりと「分かる」為に聴くわけです。

ただ、クライアントの側からものごとを見るだけではいけません。
それを理解したあとに、いろいろな角度で見ることによってリソースや可能性が見つかるからです(その一つが、リフレーミングであるとも言えます)。

そのあと、皆さんに感想を伺いましたが、「カウンセリングがスムーズに流れていくことが、クライアントの心が軽くなることにとって重要だと感じた」、「ジョイニング(仲間入り)の重要さがわかった」という声が多く出ましたました。

これらの内容は第3土曜の7月16日にも行われます。
https://npo-jisedai.org/kouza.htm
また、わかりやすいカウンセラーベーシック講座は、7月は17日(日)に開かれます。心理学は初めての方でもご参加いただけます。↓
https://npo-jisedai.org/basic.html

第2土曜(7月9日)のWEB講座では、来談者中心療法(人間中心療法)についてです。
WEBでのリモート講座はこちらです。↓
https://npo-jisedai.org/webkouza.html

ご参加のお申込みやお問い合わせは下記ホームページから、またはメール( info@npo-jisedai.org )にてお願いいたします。
他にも毎週講座は月曜の午後、または火曜の夜間で開いております。
詳しくはホームページをご覧ください。
 

 

 

【重要なお知らせ】

WEBリモート講座での24回受講によって得られる日本次世代育成支援協会の認定カウンセラー資格授与は、講師の鷲津代表の講義が2024年6月末で最終講義となりますので、2022年6月末までのお申し込みに限らせていただきます。

7月以降も受講申し込みは可能ですし、2024年7月以降も講師は日本次世代育成支援協会のスーパーバイザーが講師を引き継ぐ予定となっておりますが、今のところは上記のように資格に関しては6月末申し込みの方までとさせていただきます。

また、WEBリモート講座は当協会において現在のところかなり赤字となっておりまして、大変申し訳ございませんが2022年7月1日以降受付分からは受講料が1回6000円と改定させていただきます(お振込みは2回分12000円となります)。

なお6月末までにお申し込みいただきました方は2024年6月まで現在の料金(変更なし)となります。

現在受講中の方も変更はございません。

宜しくお願いいたします。

 

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ベルコスモ・カウンセリングはNPO日本次世代育成支援協会と共同でカウンセラー講座を開いています。詳しくはこちら↓をクリックしてください。

 

【2022年6月のカウンセラー養成集中講座の内容】

 

6月4日のカウンセラー集中講座は、まず午前中の第1部では認知療法や家族療法(短期療法)では欠かせない技術である『リフレーミング』を、そして第2部ではアルバート・エリスの論理療法を掘り下げてお話しました。

 

リフレーミング、特にポジティヴリフレーミングはご存じの方も多いと思います。

「僕は優柔不断なんですよね」というのに対し、「なるほど。慎重な性格なんですね」と持っていくのがそうですね。

 

ところが実際の場面では、これがなかなかクライアントに簡単には「入って」いきません。

 

「人前で話せないんです」

 

「そうですが。奥床しいんですね」

 

「いや、そんなんじゃなくってガーン

 

となるのが落ちです。

 

相手に「入ってナンボ」なんですね。

 

よく本屋さんとかで売られている『ポジティヴ思考の薦め』とかを買っても、読んで感心はするもののいつの間にか忘れてしまうという話をよく聞きますが、ここの問題ではないかと思います。

 

だからと言ってポジティヴリフレーミングに意味がないなんていうことではありません。

 

例えば下図(表)をご覧ください。

左側の言葉をポジティヴリフレーミングしたのが右側となります。

 

 

しかし、左側の言葉をよく見ると、気付かれた方もおられるのではないでしょうか。

 

そうです。発達障碍のADHDの場合によく注意される言葉なんですね。

もう1つの表は、アスペルガーです。

 

 

発達障碍かどうかを調べる簡易心理テストなどでは、このように左側の『問題となる点』ばかりを尋ねられ、そして被試験者や親御さんはそれに当てはまるごとに落胆していくという構図になります(これについてはあるナラティヴ・セラピストが非常にユニークな切り口でツッコミを入れていますが、これについても来月の講座で取り上げられたらと思っています)。

 

しかし、カウンセラーがしっかりとリフレーミングする力を持っていて、それを行動変容や可能性の発掘に結び付けることができたとしたら?

 

もちろん、そういう場合でも仰々しくリフレーミングはしません。

『意味のリフレーミング』と『場面のリフレーミング』を何気なく質問の形で入れていくわけです。

下図がその例ですね。

 

 

 

そして午後は論理療法ということで、今回は特に『べき主義』について考えていただきました。

 

論理療法を考えたエリスは、この「~であるべき」とか「~であらねばならぬ」という思考をとても問題であると考えました。

 

確かにその通りです。

その人のメンタルヘルスに問題が生じやすくなるだけではなく、その人と周りの人とのコミュニケーションにもトラブルが起きやすくなり、それが二次障害を引き起こしたりするケースも珍しくありません。

 

それらをどのように修正していくかをワークを交えてお話しました。

 

 

これらの内容は第2土曜(6月11日)のWEB講座と、第3土曜の6月18日にも行われます。

https://npo-jisedai.org/kouza.htm

 

また、わかりやすいカウンセラーベーシック講座は、6月は12日(日)と19日(日)に開かれます。心理学は初めての方でもご参加いただけます。↓

 

https://npo-jisedai.org/basic.html

 

WEBでのリモート講座はこちらです。↓

 

https://npo-jisedai.org/webkouza.html

なおWEB講座で僕(鷲津)が講師を務めるのは2024年6月迄です。

WEB講座は毎月第2土曜の午前に行い2年で1クールとなりますので、今月がお申込みの最終月となります(途中で切れてもいいよという方は来月以降もお申込みは可ですが)。

 

ご参加のお申込みやお問い合わせは下記ホームページから、またはメール( info@npo-jisedai.org )にてお願いいたします。

 

他にも毎週講座は月曜の午後、または火曜の夜間で開いております。

詳しくはホームページをご覧ください。

 

 

 

 

【2022年5月のカウンセラー養成集中講座の内容】

5月7日のカウンセラー集中講座は、まず午前中の第1部では家族療法(短期療法)を、そして午後の第2部では認知療法をテーマにお話しました。

家族療法は何度も取り上げていますが、個人の問題というよりは「関係」の問題として考えていくやり方を取ります。

そして、関係とは「相互に作用する」ものであり、そのシステムには次のような特性があります。

・いくつかの異なった要素が構造化されている
・要素にはそれぞれ役割がある
・ある程度決まったパターンの動きが繰り返される
・全体として何らかの目的が達成されている

難しいことを書きましたが、わかりやすく言うと下記の図のようなことなんですね。



例えば父親がアルコール依存だとします。
その為、父は酔って暴れたりと問題を起こすわけです。
   ↓
そして母親はというと、これが良く言うと辛抱強い、悪く言うと問題を回避して先送りするタイプの人なのですが、ストレスはもちろん溜まりますからその愚痴を娘にこぼしてストレスを軽減します。
   ↓
娘はというと、これが母親を気遣う「良い子」なので、母の看護師役のような役割を担い、愚痴を聞いて家族の緊張を緩和します。
   ↓
酔って暴れた父親は、その後少し反省して大人しくしていますが、家族の緊張が緩和されると、また酔って暴れます。

家族療法では、この【悪循環】が問題なのだと考え、この悪循環からどうやって抜け出すかを考えていくわけですね。


さて、家族療法の技法としては
・コンプリメント(賞賛)
・リフレーミング
・パラドキシカルアプローチ
・ミラクルクエスチョン
・外在化
などがよく用いられます。

この中の「パラドキシカルアプローチ」というのは、まだまだ傾聴が主流である我が国のカウンセリングではあまり用いられていないようですが、これはこれでタイミングよく行われるとピタッと厄介な症状が治まることがあります。

わかりやすく言うと下図のような感じですね。

 


眠りに付けない人に、「寝ないで本を読んだら?」と提案して難しい本を貸し出す。
   ↓
難しい本を読もうとすると眠くなってしまう

ただ、これはやはりカウンセラーが柔軟な頭でいないとなかなか難しいような気もしますが…。


午後の第2部では認知療法についてのレクチャーを、新しく開発したスケール(心理テスト)でワークを交えながら行いました。



これらの内容は第2土曜(5月14日)のWEB講座と、第3土曜の5月21日にも行われます。
https://npo-jisedai.org/kouza.htm
また、わかりやすいカウンセラーベーシック講座は、5月は15日(日)に開かれます。心理学は初めての方でもご参加いただけます。↓
https://npo-jisedai.org/basic.html
WEBでのリモート講座はこちらです。↓
https://npo-jisedai.org/webkouza.html


ご参加のお申込みやお問い合わせは下記ホームページから、またはメール( info@npo-jisedai.org )にてお願いいたします。(なおこの講座はNPO日本次世代育成支援協会のボランテイアの方々の力をお借りして低価格で提供している関係上、カウンセラーやコーチの養成講座を運営されている同業の方のご参加はご遠慮願っております。あしからずご理解ください)


他にも毎週講座は月曜の午後、または火曜の夜間で開いております。
詳しくはホームページをご覧ください。

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ベルコスモ・カウンセリングはNPO日本次世代育成支援協会と共同でカウンセラー講座を開いています。詳しくはこちら↓をクリックしてください。

 

 

【2022年4月のカウンセラー養成集中講座の内容】

2022年4月2日に行われたカウンセラー養成集中講座は、アダルト・チルドレンについてのカウンセリングについてです。

アダルト・チルドレンとは、子ども時代に機能不全家庭で育った為、大人になっても心の奥深くにトラウマを持ち続けている人のことで、最初はアルコール依存症の親のもとで育ち、大人になっても何らかの不全感を感じ続けている人のこととされていました。

しかしだんだんとアルコール依存症に限らず『機能不全家族』と広げられていき、現在では、あまり本人にとっては良くない環境で 育ち、且つ下記によく当てはまる人のこと考えてもよいでしょう。

・自信が無い
・要求や希望を表現することが、なかなかできない
・他の人の夢や目標の達成を、自分の夢や目標にする
・見捨てられ不安
・察してくれることを切望する
・低い自己評価
・他者との境界線が脆弱

アダルト・チルドレンにおける親から子への流れとしては図1となり、思考や行動の特徴としては図2となります。

 



ところで、幼児や子どもの頃においてかなり厳しい愛情不足の環境で育った人の中には愛着障害という問題が生じるケースがあります。

以前、ある養護施設に務めておられる臨床心理士の方々へのセミナーの講師で呼ばれた時にも、この愛着についての対応をどのようにすればいいかをお話したのですが、これは本当に難しい問題です。

愛着障害においては「基底不安」の問題があるんですね。
これは「ひどい目に合わせる世間の中に、誰の助けも得られない無力で見捨てられた自分がいる」という思いが無意識に存在しているということです。

そしてその基底不安から逃がれる為に、下記の行動様態が生じやすくなります。

・退行(幼児化して愛される)
・従順
・無力(同情を得る)
・勝つ・優れる・強くなる
・ひきこもる

なお、愛着障害には2つのパターンがあります。

一つ目は反応性愛着障害(RAD)で、これは親に抑制されて感情を出せなくなった子どもが、その後一貫して「どんなに辛い時でも滅多に安らぎを求めないし、苦痛に反応しない」という行動パターンを取るというケースで、次のうち2つ以上に当てはまるかどうかを見ます。

・他人に対して最小限のコミュニケーションしか取ろうとしない
・ポジティヴな感情が制限されている
・親が威嚇的ではない場合でも、イライラや悲しみや恐怖を感じることがあった

もう一つは脱抑制型対人交流障害(DSED)で、これも次のうち2つ以上に当てはまるかどうかを見ます。

・見知らぬ人とのコミュニケーションが平気
・度を越した馴れ馴れしさ
・親や養育者に対してドライである
・親しくない大人にでも平気でついていく

さて、カウンセリングとしてはどのように対応していくか…。

一般的にはゲシュタルト的な浄化作用を目的とするカウンセリングがアダルト・チルドレンのカウンセリングには多いようですが、過去の問題にあまり囚われ過ぎると負のスパイラルから抜け出せなくなる恐れもありますので、基本はやはり認知療法をメインとしていきます。

ただ、単に理屈だけでカウンセリングを行うと、表面上はなんとかなってもなかなか行動変容にまでは繋がらないことも多いので、実際には「人生の意味」などを考える必要もあり、また現実対応能力のUPも欠かせません。

ということで後半はそのあたりを詳しくお話いたしました。


これらの内容は第3土曜の4月16日にも行われます。
心理学は初めての方でもご参加いただけます。↓

https://npo-jisedai.org/kouza.htm

 

また、カウンセラー養成ベーシック講座(日曜集中)は、4月は10日と17日に開かれます。
https://npo-jisedai.org/basic.html


WEBでのリモート講座毎月第2土曜の午前です。↓
https://npo-jisedai.org/webkouza.html

ご参加のお申込みやお問い合わせはホームページから、またはメール( info@npo-jisedai.org )にてお願いいたします。

他にも毎週講座は月曜の午後、または火曜の夜間に開いております。
詳しくはホームページをご覧ください。
WEBでのリモート心理カウンセラー養成講座 ネット・スマホ・ゲーム依存、発達障碍、アダルトチルドレンにも対応できる認知行動療法をオンラインで学べます。

また拙著『心理カウンセラー講座「アダルト・チルドレン」』にも詳しく書いてあります。↓

 

【2022年3月のカウンセラー養成集中講座の内容】

 

2022年3月5日に行われたカウンセラー養成集中講座は、カウンセリングの手法について考えてみました。

 

傾聴と共感が重要だとするロジャーズの来談者中心療法を始め、認知の歪みを修正する認知療法、不安など色々な諸問題は誤学習から来ているのでそれを再度合理的な学習によって問題解決をしようと考える行動療法など、カウンセリングはいろいろな形態がありますが、理論を学べば上手くいくのかというとそうでもないのがカウンセリングの難しいところです。

 

故河合隼雄先生は「うん、うん」と聴いているだけでクライアントは治っていったという話がありますが、僕などはそれは全然無理なお話です。

 

では河合先生はクライアントの話をどのように聴いていたのか。

 

クライアントの心の奥深くには「X(エックス)」があって、その「X」を考えながら、そしてその人の本当の「X」はどのように生きるのかを考えておられたそうです。

 

さて、僕はこの話を聞いて「大使館の料理人」という漫画を思い出しました。

 

「うん、うん」と聴いていても上手くいかない時はあります。

傾聴や共感をしているつもりでも上手くいかない。

 

では…、ということで認知療法や行動分析を組み合わせる。場合によっては家族療法やシステムズアプローチも取り入れる。

 

これでなんとかカウンセリングを形にしていたわけですが、なぜ河合先生の場合は「うん、うん」と聴いているだけでクライアントは治っていったのか。

 

これがずっと気になっていたのですが、この漫画の或る話を読んで、はたと思い当たったんですね。

 

フランス料理の料理人である漫画の主人公は、フランスの芸術家から「あなたの料理はフランス料理風の日本料理だ。本物のフランス料理じゃない」と言われ、本物のフランス料理とは何かと思い切り悩んでいました。

 

そして元働いていたホテルで可愛がってくれていた総料理長に「本物のフランス料理とは何か」と尋ねにいったんですね。

 

そしたら「オレは料理界一忙しい男なんだ」と思いっきり怒られたわけですが、総料理長は最後にこう言いました。

 

「本物のフランス料理を作ろうなどとせず、本物のフランス料理人になれ! 本物のフランス料理人ならご飯に卵をかけただけでも本物のフランス料理になる」

 

これは僕にとって目からうろこでしたね。

 

つまり、河合先生はこの話で言うところの「本物のカウンセラー」だったということです。

 

だから「うん、うん」と聴いているだけでクライアントは治っていった。

 

当然僕なんかはまだまだなので、いろいろな技術を組み合わせてなんとかカウンセリングをやっているということなのですね。

 

…と、このような話を交えながら、そして河合先生の考え方をいろいろと紹介しながらカウンセリングについて、どう考えたらよいのか等お話しました。

 

とは言え、技法もやはり大事です。

行動療法のレスポンデント技法、オペラント技法(応用行動分析)などもわかりやすい例を交えて説明いたしました。

 

 

これらの内容は第3土曜の3月19日にも行われます。

心理学は初めての方でもご参加いただけます。↓

https://npo-jisedai.org/kouza.htm

 

また、カウンセラー養成ベーシック講座(日曜集中)は、3月は20日に開かれます。

https://npo-jisedai.org/basic.html

 

WEBでのリモート講座毎月第2土曜の午前です。↓

https://npo-jisedai.org/webkouza.html

 

ご参加のお申込みやお問い合わせはホームページから、またはメール( info@npo-jisedai.org )にてお願いいたします。

 

他にも毎週講座は月曜の午後、または火曜の夜間に開いております。

詳しくはホームページをご覧ください。

WEBでのリモート心理カウンセラー養成講座 ネット・スマホ・ゲーム依存、発達障碍、アダルトチルドレンにも対応できる認知行動療法をオンラインで学べます。

 

また拙著『「もっと早く知りたかった」と言われる子育て心理学~応用行動分析・交流分析~』にも応用行動分析のことは書いてあります。

https://bellcosmo.net/hon2.html

 

 

 

【後援】愛知県教育委員会、名古屋市教育委員会、清須市教育委員会、清須市

NPO日本次世代育成支援協会


「発達障害とグレーゾーンの子育てに役立つ心理学」セミナーを開催します。
日時 3月12日(土) 10:00~11:30
場所 ウィルあいち 会議室7
定員  40名
講師 西川亜紀(理事 NPOハート・コンシャス心理カウンセラー)
講師 岡田 奈緒子(理事 NPOハート・コンシャス指導員)
参加費 1000円(資料代含む)
お申込み先 E-mail heart.c.aichi@gmail.com

    TEL    090-5609-7282 西川まで

 

 

 

 

 

 

 

 

【2022年2月のカウンセラー養成集中講座の内容】

2022年2月5日に行われたカウンセラー養成集中講座は、午前の第1部は折衷主義でカウンセリングを行う場合、いろいろな療法のメリットデメリットがあるということについてお話しました。

例えば精神分析は心の構造や精神のエネルギーのベクトルが理解しやすいこと、そしてとくに防衛機制という考え方によっていろいろな問題の原因や症状を理解できることにおいては大変優れた理論であり、またその流れを汲んだ交流分析も自我状態という考え方を使うと大変説明しやすいことや、育った環境において作られた認知の枠組みについてもとてもわかりやすく説明できることがメリットとなります。

ただ、この理論のおかげで「どうしてそうなったか」は理解できるのですが、「じゃあどうすればいいか」ということについては切れ味が悪いところがあるんですね(←もちろんこれは僕の主観です)。

また認知療法は確かに鬱や不安に有効なのですが、例えばクライアントが小学生とかの場合はなかなか使いにくい面があります。

そして応用行動分析はそれこそ子供から大人までに有効なのですが、「どう生きるか」などというちょっと哲学的な問題には向きません。

そこで、対象とケースによってこれらを始めとしたいろいろな理論を、どう組み合わせて使うかがカウンセリングには必要となってきます。

それについて、実際のケースなどを例に挙げてお話しました。


午後の第2部は親子関係、家族関係、そして家族療法についてです。

子育ての悩みの中には、親御さんが自分の自己像を子どもに投影しているケースがよくあります。
例えば、自分のコンプレックスが子どもに投影され、それを見てイライラなど過剰反応を起こしてしまうなどがそうです。

そういう場合にはカウンセラーはどうすればよいのかをお話し、みなさんに考えていただきました。

また、子どもが親に抱く「怒り」の構造やパターンについてもレクチャーをしました。


これらの内容は第3土曜の2月19日にも行われます。
https://npo-jisedai.org/kouza.htm
また、心理カウンセラーベーシック養成講座(日曜集中)は、2月は20日に開かれます。

心理学は初めての方でもご参加いただけます。↓
https://npo-jisedai.org/basic.html


WEBでのリモート講座毎月第2土曜の午前です。↓
https://npo-jisedai.org/webkouza.html
ご参加のお申込みやお問い合わせはホームページから、またはメール( info@npo-jisedai.org )にてお願いいたします。


他にも毎週講座は月曜の午後、または火曜の夜間に開いております。
詳しくはホームページをご覧ください。
WEBでのリモート心理カウンセラー養成講座 ネット・スマホ・ゲーム依存、発達障碍、アダルトチルドレンにも対応できる認知行動療法をオンラインで学べます。
また拙著「ハート・コンシャス」にも認知療法のことは書いてあります。
https://bellcosmo.net/hon.html

 

 

 

 

 

…前号の続き

 

さて、ここで育った環境の愚痴をいくら言っていても、自己肯定感は上がりません(というか、愚痴ばかり言っていると、そんな自分が嫌になって益々自己肯定感が下がります。ここがアダルト・チルドレンのパラドックスなのですが)。

「ではどうすればいいんだ?」

ということになりますが、ここで本などを読んだりセミナーに行ったりするとよく出てくるのが「成功体験を積み上げる事」という言葉…。

確かにそういうこともあるかもしれません。

でも、ここで「成功体験を積み上げるにはどうすればいいんだ?」というツッコミを入れたくなりませんか?


それがなかなかできないから、みんな苦労しているんですもんね。

簡単に言われても困っちゃう。

そして実は、成功体験を積み上げていても心の深いところでは自己肯定感が低い人だっていくらでもいますし(もっとも『表面上のプライド』は高い場合が多いのですが)、成功し続けていても「今度こそ失敗するかもしれない ガーン」という不安を抱えている人も、いくらでもいるのです。

また、これもセミナーなどでよく言われる言葉がこれ。

「そのままの貴方でいいんだよ」

「ありのままの貴方でいいんだよ」

この言葉を聞いて涙が溢れたという人も多いでしょう。

もちろんこういうやさしい言葉をダメだと言うつもりはありません。ただ、こういうやさしい言葉だけで自己肯定感が本質的に上がるかと言えば、実際のところはそうでもないケースが多いんですね(これを聞いて、「よしっ!明日からありのままの自分を出すぞ」という人もそんなにはいないのではないでしょうか。出したら出したで、大変な目に遭ったりして…。ちなみに僕の場合だと、ありのままの自分を出すと3日で友達が0になります)。

「じゃあ、どうすればいいんだ?」

ではここで、もう一度自己肯定感が低くなってしまった理由の一つ、『小さい頃に褒められることが少なく、怒られることが多かった』ということに戻りましょう。

図にするとこういうことです。



「かなわんこっちゃな~しょぼん」という話ですし、しかもここには子どもにとって一番大事な『存在を肯定する』ということが抜け落ちています。
ただ、ここでは『存在』の話はまずは置いておき、手を付けやすいところから行きますね。

まずここで注意が必要なのは、怒られた部分に対しての自分の『認知の枠組み』です。

「ダメだ」、「恥だ」、「人に知られたくない」 etc etc…。

でも、「ダメだ」と言っているのは誰なのでしょうか。自分なんですよね(得てして自分に対しては結構偉そうに見下して言っていたりするものですが)。

「ダメだ」と言って良くなるのならいいんだけど、そもそも簡単に良くなるくらいなら、もう良くしているはずです。

つまり実際は、「こんなもの」なんですよね。

「自分のダメなところを認めろと言っても、認められない!」という人も多いのですが、でも「こんなもの」なんです。

だとしたら、「しょうがないものはしょうがない」

「それがどうしたプンプン」なんですよ。

ここがポイントです。「そのままの貴方でいいんだよ」という「やさしい言葉」ではなく、「それがどうした」という強さが必要なのであり、それこそが自己肯定感なのです。




しかし、ただ開き直っているだけでは成長というものがありません。

ですので、ここからが重要なポイントとなります。


苦手なところは人の助けを借りる必要があるんですね。




しかし、これもまた結構難しい問題です。
自己肯定感が低い人は、人に「頼む」のが苦手な人が多いですから(ちなみに、人に「頼む」のが苦手な人は、「断る」のも苦手な場合が多いので、益々苦しくなるのですが)。

「しかし、『頼みっぱなし』ではちょっとまずくないか?かお

 

ごもっとも! そのとおりです。

だから、要は自分の得意なところで借りを返せばいいんですよ。
 

…ということは、やはり得意なことに気付くことと、それを伸ばすことが必要となってきます。

これについてお話すると、これはこれで結構長くなるので別の機会に回しますが、まずは「それがどうした」にチャレンジすることがお勧めなんですね。

ただ、これを子どもに勧めるには、まず親(先生)がこれをできていなくてはいけません。

もし、これを読んでおられるのが親御さんであれば、一度チャレンジしてみませんか?

 

もちろん、カウンセリングでは僕もこれをお勧めしています。



Copyright(c) 合同会社ベルコスモ・カウンセリング
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この内容はNPO日本次世代育成支援協会の鷲津が、名城大学や愛知大学OCで行った講義の内容を元に書いております。
著作権は合同会社ベルコスモ・カウンセリングにありますので、無断使用、複写等はできません。ご了承ください。

 

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「自分は何のために生きるのか、何のために存在しているのか」

そう悩む子どもが年々増えています。

数年前は小学4年あたりからその悩みを抱える子が見かけられましたが、ここ1~2年はなんと小学2年生でもこの言葉をつぶやく子がいると先生方から伺いました。
そして、その悩みをそういう子ども達は「親に心配をかけたくないから」と、親には相談せずに独りで抱え込んでいるそうです。
そういう子ども達の特徴は、とにかく自己肯定感や自己評価が低いということ。

さて、外国で言われているセルフエスティーム、日本では自尊心とか自己肯定感と訳されることが多いのですが、これにおいては世界の中でも日本人の低さはいろいろなデータで明らかになっており、聞いたことがある人も多いと思います。

理由は色々と言われていますが、やはり『子ども時代に褒められることが少ないこと』が原因であることは間違いないでしょう。

最近は子育てにおいての知識が普及し改善されてはいるものの、やはり周りを見渡してみると『誉め言葉』や『認める言葉』は欧米と比べるとかなり少ないと感じます。

また、改善されたとは云え、その誉め言葉は『プロセス』ではなく『結果』に対しての誉め言葉だったり、『頑張ったこと(努力)』に対してのねぎらいであることが多く、『その人の存在』に対して誉める、認めるというケース(例えば「君がいると楽しい」など)はとても少ないのではないでしょうか。

また日本人は、アドラー心理学の第一人者である野田俊作先生の言葉を借りると、すぐ「引き算」をやってしまうことが多いんですよね。

『理想の夫(妻)』から『現実の夫(妻)』を引く。

『理想の子ども』から『現実の子ども』を引く。

『理想の親』から『現実の親』を引く。

『理想の部下(上司)』から『現実の部下(上司)』を引く。

引き算ばかりやっていると、引き算が終わったあとに残るのはダメなところ(欠点)ばかりですから、そりゃ褒められるはずがありませんよね。

そして挙句の果てには『理想の自分』から『現実の自分』を引いているワケです。


さて、こういう家庭で育てられた子は、そういう考え方を受け継ぎます。
「叱って(怒って)物事を解決する」ということですね。

しかも褒められていないから、『褒め方』も知らなければ『良いところの探し方』も知りません。
…というか、そもそも『誉め言葉』のボキャブラリー自体が少ないのです。

こういうパターンを世代間連鎖と言っているのですが、逆に言うと褒められて育った子は、自然と『褒め方』も『良いところの探し方』も『誉め言葉』のボキャブラリーも身についていくということですね(この差は本当に大きいのですが)。

…続く