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苫米地式コーチング認定コーチ 松村 大輔 のブログ

海と山、どちらが好きですか?

 

行くとしたら海と山のどちらですか?

 

このように人から尋ねられたらあなたはどう答えますか。

 

・・・・・

 

私は山と答えます。

 

理由としては

 

生まれが海なし県(埼玉県)の盆地、

 

泳ぐとしても現住所の近くのプールで泳ぐことができる、

 

日差しの強い浜辺で日焼けする(のがいや)、

 

等々が浮かびます。

 

・・・・・

 

海?or山?と私に尋ねた方は、海を選択するとのことでした。

 

答えとして

 

生まれ育ったところが海辺の街、

 

夏場は毎朝海で泳ぐのが当たり前(海で泳がないとスッキリしない)、

 

ともに現在海有り県(愛媛県)にいるのに海で泳がないのはもったいない、

 

等々が返ってきました。

 

何気ない会話ですが何か選択肢があった時に、どう答えるか?そして何故そう答えるか?には私達のマインド(脳と心)が関係しています。

 

紅茶にしますか?それともコーヒーにしますか?

 

どちらを選びますか?と尋ねられて一つを選ぶ時、私達のマインドの中で無意識の選択や判断が行われています。

 

〇〇にしますか?それとも■■にしますか?

(何故、それを選びましたか?)

 

お互いに何を選択しどうしてそれを選んだか話してみると私達が無意識にしている選択や判断を意識的にみてみる機会になります。

 

話をして相手の選択や理由を聞きてみるだけでも気付きがあります。話をきっかけに普段取らない選択を機会をつくって取ってみると新たな発見が得られることもあります。

 

 

 

 

 

 

 

愛媛県には西日本最高峰の山、石鎚山があります。

 

標高は1982mです。

 

私はこれまで何度か登ったことがあります。

 

最初に登ったのは、もう10年近く前になります。

 

家族が石鎚山に登ってきたと聞いて、私も登りたくなりました。

 

初めての石鎚山、久しぶりの登山だったものの、山頂近くのいくつかの鎖場にもチャレンジして登頂しました。(鎖場を全て登って家族にはびっくりされました。)

 

それから数年後、長年石鎚山を撮影しているというカメラマンの存在と彼の写真をみて、再び登りたくなりました。

 

彼のお話を聞いたり写真をみたりして私自身が初めて石鎚山に登った時の感動が蘇ってきました。

 

山頂の開けた空や遠く海や街まで見渡せる景色、急峻な山頂の岩地に危険を感じながらも慎重な足取りでたどり着いた頂上での喜び等。カメラマンによる写真をきっかけに初登頂当時の感動がまざまと思い起こされました。

 

数年経って少し体力に心配はあったものの、心に火が付き折を見て2度目の登山敢行。無事登頂に成功しました。

 

初めてチャレンジすることでも、久しぶりにチャレンジすることでも、不安を感じることがあります。

 

そんな時に、過去の成功体験を思い出すことはチャレンジに対する心理的ハードルを下げてくれる働きがあります。

 

東京で高尾山(標高599m)に登った際の道のりでの喜びや登頂時の達成感の記憶が私の初めての石鎚山登頂を後押ししてくれました。

 

また、石鎚山初登頂時の気持ちよさや嬉しさ、道行きの楽しさや空気の清々しさ等心地よい感情の記憶が、次もまた登頂できる!登頂する!という気持ちを高め2度目の石鎚山登頂を自然と後押ししてくれました。

 

次に石鎚山に登る時には別ルートで登ることも考えています。その時の未来の記憶をつくるのに過去の成功体験の記憶、中でも成功体験の感情の記憶が未来の新たなチャレンジの後押しをしてくれることでしょう。

 

未来に実現したいことを過去の成功体験で得た感情とともにありありとイメージしてみることは私達の新たなチャレンジへの取り組みを容易にしてくれます。

コーチングでは様々な分野にゴールを設定します。仕事だったり家族だったり趣味だったり社会貢献だったり・・・。

 

ゴールというと欲張らずにひとつだけと考えがちですが、複数の分野にたくさんのゴールを設定するというものです。

 

コーチングと出会ってゴールは複数持って良いという考えに親しんでいますが、コーチングと出会う前、私にはそのような考えは

ありませんでした。

 

ゴールは一つだけというのが前提の行き方と複数持って良い、複数考えて良いという前提では自由度が大きく違います。

 

自由に考えると言っても人に話すのは恥ずかしいというのもあるかもしれません。独り言で言ってみるというのもありますが後でやりたいことの全体を見渡すというのが難しいかもしれません。

 

自分の中の本当はこうしたい!ああしたい!というのを自ら把握するには鉛筆やペンで紙に文字化してみるというのがあります。

 

こうしたいという思うものを100個、紙に書き出すというのがあります。

 

100個書こうと思っても、思い浮かばない、同じようことが浮かんでしまうということ等もあります。

 

それでも100個を目標に書いてみる。時間が掛かっても良いから書いてみる。人目を気にせず今の自分に正直に書き出してみる。

 

書き出してみて何か達成感のようなものが得られるかもしれません。書き出した数々のこうしたい!の全体を見渡してみて気付くことがあるかもしれません。

 

何か停滞している感覚を持つ時、改めて制限をかけずに書き出してみると気付くことがあります。

 

書き出すことで気持ちがすっきりしたり、頭の中が整理される感覚を得られたりすることもあります。

 

煩悩的なものだと普段否定的に思ってしまうものでも、書き出してみる。そして他の数々のこうしたい!の全体の中で見直してみるとバランスが取れて肯定的な向き合い方が観えてくるかもしれません。

 

こうしたい!ああしたい!を手書きで文字化してみること、お勧めです。