チャレンジのハードルを下げる | dm-coaching

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苫米地式コーチング認定コーチ 松村 大輔 のブログ

愛媛県には西日本最高峰の山、石鎚山があります。

 

標高は1982mです。

 

私はこれまで何度か登ったことがあります。

 

最初に登ったのは、もう10年近く前になります。

 

家族が石鎚山に登ってきたと聞いて、私も登りたくなりました。

 

初めての石鎚山、久しぶりの登山だったものの、山頂近くのいくつかの鎖場にもチャレンジして登頂しました。(鎖場を全て登って家族にはびっくりされました。)

 

それから数年後、長年石鎚山を撮影しているというカメラマンの存在と彼の写真をみて、再び登りたくなりました。

 

彼のお話を聞いたり写真をみたりして私自身が初めて石鎚山に登った時の感動が蘇ってきました。

 

山頂の開けた空や遠く海や街まで見渡せる景色、急峻な山頂の岩地に危険を感じながらも慎重な足取りでたどり着いた頂上での喜び等。カメラマンによる写真をきっかけに初登頂当時の感動がまざまと思い起こされました。

 

数年経って少し体力に心配はあったものの、心に火が付き折を見て2度目の登山敢行。無事登頂に成功しました。

 

初めてチャレンジすることでも、久しぶりにチャレンジすることでも、不安を感じることがあります。

 

そんな時に、過去の成功体験を思い出すことはチャレンジに対する心理的ハードルを下げてくれる働きがあります。

 

東京で高尾山(標高599m)に登った際の道のりでの喜びや登頂時の達成感の記憶が私の初めての石鎚山登頂を後押ししてくれました。

 

また、石鎚山初登頂時の気持ちよさや嬉しさ、道行きの楽しさや空気の清々しさ等心地よい感情の記憶が、次もまた登頂できる!登頂する!という気持ちを高め2度目の石鎚山登頂を自然と後押ししてくれました。

 

次に石鎚山に登る時には別ルートで登ることも考えています。その時の未来の記憶をつくるのに過去の成功体験の記憶、中でも成功体験の感情の記憶が未来の新たなチャレンジの後押しをしてくれることでしょう。

 

未来に実現したいことを過去の成功体験で得た感情とともにありありとイメージしてみることは私達の新たなチャレンジへの取り組みを容易にしてくれます。