私達一人ひとりに好みや考え方、バックグラウンドがあります。
どんな社会も、色々なコミュニティー(家族、地域、仕事、学校、クラブ、サークル等)も、メンバーは複数の人から成り立っています。
同じコミュニティーに属していても、時にはメンバーの間ですれ違いやちょっとしたいざこざが起こることがあるかもしれません。
コミュニティーのメンバーに出入りが起こることもあります。
それでも適宜コミュニティー全体の目的を確認し合ったり、メンバーが何故コミュニティーに属しているのか話し合って相互理解を深めたりする中で、一人ひとりの力が相乗効果的に作用してコミュニティーとして大きな成果を上げることがあります。
こんな時には個々のメンバーがコミュニティーへのそれぞれの貢献を称え合ったり、お互いに役割や立場は違うけれど次の目標に向けてまたともに励んでいこうという雰囲気が自然と出てきたりします。コミュニティー全体に好循環が生まれてくることがあります。
メンバーがお互いにともにコミュニティーのゴールを実現していくことができると思えていたり言葉や態度でこのことを示し合えたりする時、私達はコミュニティー全体で周囲の人が驚くような大きな成果を形にし続けることができます。
一方で、普段同じコミュニティーに属しているわけではないけれど、ふとしたことで出会った者同士が意気投合して話が盛り上がる、互いにインスパイアし合えるということがあります。
お互いのやろうとしていることの詳細はわからないけれど、ともにそれぞれに目指しているところを実現することができる存在だと自然と思い合える関係性。このような関係性から何か力をもらってそれぞれが個々のゴールを実現しやすくなる(ゴールの実現に向けた方法が見つかりやすくなったり行動が取りやすくなったりする)ということがあります。
私は大学で歯学部にいましたが、大学1年生の頃、一時音楽関係のサークルに所属していました。その時、知り合った数人は他の学部だったのですが、頻度は高くなかったものの大学時代に時々お互いの住まいに集まり、食事や遊びの時間をともにしていました。
お互いのやろうとしていることは詳しくはわからないけれど、ともにそれぞれの道で何かを成し遂げていく者同士なのだろうなと感じることができていたように思います。今振り返るとそのような関係性が働いて何かエネルギーが生み出されるような場になっていたのだろうと感じます。
皆さんにも、コミュニティーやふとした出会いの中で、共通の目的や個々の何かを実現することができる存在だと感じた経験があると思います。
一人ひとりが自分達にはできる!自分にはできる!と自然と思えることは私達の可能性を引き出し合う上でとても大切です。
私達の可能性を引き出していくこのようなコミュニティーや出会いの在り方が広がっていくと良いなと思います。