dm-coaching -5ページ目

dm-coaching

苫米地式コーチング認定コーチ 松村 大輔 のブログ

私達一人ひとりに好みや考え方、バックグラウンドがあります。

 

どんな社会も、色々なコミュニティー(家族、地域、仕事、学校、クラブ、サークル等)も、メンバーは複数の人から成り立っています。

 

同じコミュニティーに属していても、時にはメンバーの間ですれ違いやちょっとしたいざこざが起こることがあるかもしれません。

 

コミュニティーのメンバーに出入りが起こることもあります。

 

それでも適宜コミュニティー全体の目的を確認し合ったり、メンバーが何故コミュニティーに属しているのか話し合って相互理解を深めたりする中で、一人ひとりの力が相乗効果的に作用してコミュニティーとして大きな成果を上げることがあります。

 

こんな時には個々のメンバーがコミュニティーへのそれぞれの貢献を称え合ったり、お互いに役割や立場は違うけれど次の目標に向けてまたともに励んでいこうという雰囲気が自然と出てきたりします。コミュニティー全体に好循環が生まれてくることがあります。

 

メンバーがお互いにともにコミュニティーのゴールを実現していくことができると思えていたり言葉や態度でこのことを示し合えたりする時、私達はコミュニティー全体で周囲の人が驚くような大きな成果を形にし続けることができます。

 

一方で、普段同じコミュニティーに属しているわけではないけれど、ふとしたことで出会った者同士が意気投合して話が盛り上がる、互いにインスパイアし合えるということがあります。

 

お互いのやろうとしていることの詳細はわからないけれど、ともにそれぞれに目指しているところを実現することができる存在だと自然と思い合える関係性。このような関係性から何か力をもらってそれぞれが個々のゴールを実現しやすくなる(ゴールの実現に向けた方法が見つかりやすくなったり行動が取りやすくなったりする)ということがあります。

 

私は大学で歯学部にいましたが、大学1年生の頃、一時音楽関係のサークルに所属していました。その時、知り合った数人は他の学部だったのですが、頻度は高くなかったものの大学時代に時々お互いの住まいに集まり、食事や遊びの時間をともにしていました。

 

お互いのやろうとしていることは詳しくはわからないけれど、ともにそれぞれの道で何かを成し遂げていく者同士なのだろうなと感じることができていたように思います。今振り返るとそのような関係性が働いて何かエネルギーが生み出されるような場になっていたのだろうと感じます。

 

皆さんにも、コミュニティーやふとした出会いの中で、共通の目的や個々の何かを実現することができる存在だと感じた経験があると思います。

 

一人ひとりが自分達にはできる!自分にはできる!と自然と思えることは私達の可能性を引き出し合う上でとても大切です。

 

私達の可能性を引き出していくこのようなコミュニティーや出会いの在り方が広がっていくと良いなと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

朝起きると蝉が鳴いています。

 

日中の特に暑い時間帯、蝉達の鳴き声の大きさにはびっくりさせられるほどです。

 

成虫の地上での一生は短いですが蝉達は何故あれほど激しく鳴くのでしょうか?

 

鳴くのはオスだけだそうですが、伴侶と出会い、子孫を残そうとしていると聞くと確かにそうだろうなと思えてきます。

 

個体の保存、繁殖は生物にとって本能です。本能とは生物にとっての目的ともいえます。(ちなみに、成虫の蝉は樹液を餌にしているそうです。)

 

この本能(目的)は生物である私達ヒトにもあります。

 

私達は何かしらの目的を実現しようとしてしまう存在です。目的論的、何かしらの目的に向かってつき進んでしまう存在です。(もしかしたら非生物である地球や宇宙にもそのような目的はあるかもしれません。哲学でいう目的論です。)

 

蝉も人も、本能を持ち個体や種の保存という物理的な目的を実現しようとします。

 

ただ、人はこれらの本能的なものを超えて自ら(より情報的な)目的を望むように設定し、目的(ゴール)の実現に無意識の力を用いることもできます。人は情報空間にも自らの意思で目的を設定することができます。

 

人生をより有意義に過ごしたい、地域に貢献したい、社会でより良く役に立ちたい、100年後1000年後にも通用することをしたい、伝統を深めるような作品をつくりたい等々。大きな本能ともいえそうな壮大な目的を自ら望んで設定し、この実現のために一生を生きる、エネルギーや創造性を発揮することもできます。

 

私達が目的を実現するようにできているのなら、そして自ら目的を自由に設定できるのならどんなことをゴールとして生きていこうか?

 

ゴールはひとつでなくたくさん、様々な分野に設定することもできます。(地上で1週間ほどを懸命に生きる蝉達には思いも寄らないことかもしれません。私達はすごい可能性、恵まれた素晴らしい機能を持たされています。)

 

暑さの盛り必死に鳴き続ける蝉達の声を思い浮かべながら私達の目的論的な性質についてあれこれ考えてしまうこの頃です。

・人に会ったら挨拶する

 

・夜寝る前に歯磨きをする

 

・規定の有給休暇を取る

 

・お盆に帰省する

 

・夏にスイカを食べる

 

・早寝早起きをする

 

たった6つの例文ですが上の一つひとつの文に対して、皆さんはどう思いますか?

 

私もそうするのが当然と思う、私は必ずしもそうしない、私は絶対そうしない、と状況にもよりますが、一人ひとり答えは違うと思います。

 

それぞれの文への答えに、一人ひとりの言わばひとつの信念が現れているともいえます。

 

当たり前といえば当たり前ですが、私達のマインド(脳と心)はひとつの信念でなく、複数の信念が集まって成り立っています。

 

信念には世の中の常識やルールに関するもの、自分自身に対するもの等があり、これらの信念が絡まり合い、一人ひとりの信念の集まりができています。

 

一人ひとりの信念の集まりにはある種のまとまり(個々の信念が繋がりあって形成される体系的な性質)があります。信念体系「ブリーフシステム」と呼べるものです。

 

私達は意識するにせよしないにせよ、一人ひとり複数の信念が集まってできるまとまりを持っており、コーチングではこの信念体系をそれぞれの人のゴールに相応しいものに変えていきます。