すべての人に当てはめて考えるのは危険ですが、東日本大震災の被災地に住む人たちは、みんなたくましい精神力で、困難の中で生き抜いています。
もちろん、家族や友達を失った悲しみを、ボク自身が理解することはできません。
それでも、一生懸命に生きている人たちの生き様を感じることはできます。
先生 その657
昨日の夜は、「いま、出番-東北の夢はあなたの夢と力で創る-」というイベントに参加してきました。
福島先生と古市さん、それに被災地から「東北地場企業の底力を見せてやる」というタイトルで、陸前高田から株式会社八木澤商店 の河野社長から、お話を聴かせてもらいました。
八木澤商店は、陸前高田の地域に根差した醤油や味噌の醸造をしている老舗企業。
社歴がなんと204年もあり、河野さんご自身も9代目の社長さんになります。
陸前高田は、震災後の津波の被害の大きかった場所であり、河野さんの会社も津波にのまれて流されてしまいました。
製造業ですから、設備も材料もない状況では、商売が成り立ちません。
そんな状況にも関わらず、河野さんは地元の同友会の仲間たちとともに、地域の復興と従業員の雇用を守るために、精力的に動きだすのです。
銀行のフリーダイヤルを使って、資金の流出を防ぐように呼びかけたり、社労士に協力してもらって、雇用調整助成金制度を活用させたり
とにかく「陸前高田の仲間の会社は、一社たりとも廃業させない」という意気込みだったようです。
「被災地から日本をよくしていきたい」と意気込んで話してくれた河野さんは、実にはつらつとしていて、「この人がいれば大丈夫」と思わせるカリスマリーダーシップを感じます。
「環境がよくならないことを、大人たちは役人や政治家のせいにしている。
そんな大人たちを、子供たちが尊敬できなくなっている。
このままでは、日本の将来が危ない」
元々、そんな考えを持っていたという河野さん。
他人のせいにしない思想が、陸前高田の人たちを守ろうとする原動力だったんですね。
相手に期待すると、不満になる
自分に期待すると、出番がくる
福島先生がよくおっしゃっている言葉ですが、河野さんの生き様は、まさにその言葉のとおり。
ボクの出番も、他人をとやかく言うことより、自分に期待することからですね。
