もっと通じる英語に!
母音の四角い図が覚えられない!
音声学を勉強すると必ず出てくる
母音四角形。
これが覚えられないとか、
発音記号がわからないとか。
そんな話をよく聞きます。
ボクが学生に母音四角形を見せる
と、とたんにうんざりした表情を浮
かべます。
その表情は、以前この図で苦しん
だ、という意味です。
お気の毒な話です
この図はまったく難しくないのに
日本人だって全部発音できるのに
でも学生たちには、その逆が擦り込
まれちゃっています。
教える側がなってないん
ですよ。
教えるなら、ちゃんと教えなさいって。
ちゃんと理解できるように教えなさ
いって。
ちゃんと発音できるように教えな
さいって。
そういうのができない人が、母音
四角形を教えちゃいけない。
学生たちの、うんざりする顔
を見るたびに、
発音を教えてる先生たちは、何を教
えてるんだっ
と思うわけですよ。
まあ日本の英語教育界は、母音四角
形とか、
LとかRとか、hat, hot, hutの区別と
かの発音に限らず、
いろんな面で、結果の出ない教え方
が蔓延しすぎ
だって、関係代名詞とか現在完了と
か、学習者の大多数がわかっている、
と言えますか?
教えている人たちだって、気づいて
ますよね、
理解できてない学習者が多いって
ことを。
しかも、今に始まったことじゃない。
そしたら、日本でずーっと使われて
きた指導法に問題ありってことでし
ょ?
なのに、どうしてずーっと結果の
出ない指導法を続けちゃってる
んですか?
ちなみに、わかりやすく教えようとして、
言葉を平易なものにして教える方法は
よく見かけるけど…。
問題の本質はそこじゃないのです。
事項の分析や指導体系に問題がある
のです。だから、いくら易しく言い換え
たって、解決しないのです。
世の中に英語の先生、英語の教授
は、たくさんいるんです。
なのに、ずーっと改善されないでしょ。
英語教育界って、あまりに進歩なさ
すぎりょうたろうじゃないですか?
で、母音四角形に話を戻します。
日本人でも音が出せる。
図だって覚えられる。
それは難しい話じゃない。
では、どうすればいいか。
以下の動画を見てもらえばわかります。
音はないですけどね。
この考え方がわかればできるよう
になります。
簡単な話でしょ?
あ、でも、まず初めに口の動きを
大きくすることが必要ですょ。
それが大前提です。
その準備運動をしっかりしておく
こと。
母音四角形の指導に関して、
ボク以外、誰もこういう提示の仕方
をしてこなかった
こういうふうにまとめれば、簡単な
話なのに
もう21世紀も1/5も経ってるんです。
わかりにくい指導して、発音もできる
ようにしてやれない…
なんて断捨離すべし!
<タテカワダンシャリです
「できないのはおまえに
根性/やる気/センスとか
がないからだ!」
なんて言っちゃうのも断捨離対象!
学習者のせいにするなよって!
そういう抽象的であいまいなこと
を原因に挙げられても、解決法が
見えてこない。効果ない指導しか
できないと、効果ないことしか言え
ないのです。
そういう昭和なやり方は終わりでい
いでしょ、って話です。