もっと通じる英語に!
「can’t=カーント=英国発音」と安易に言うな
「can’t=カーント=英国発音」と安易に言うな
今度の日曜(10/29)に、「イギリ
ス英語発音ゼミ
母音編」

というセミナーを開催します。
そこで何をするのかっていうと…
少人数制で、細かく丁寧に、音を
指導していきます。
この「細かく丁寧に」と言うのが、
大事なんです


だって…
イギリス英語(BE)の発音というの
は、実は、かなり微妙な音の
は、実は、かなり微妙な音の
集合体なのです。
というのも、英国にはたくさんの方
言や訛りがあるからです。
BEと日本で呼ばれているのは、そ
の中での標準発音
(RP)。
これは、他の様々な地方訛りのどれ
とも違うわけです


様々な訛りがある中で、これは標準
語だぞ、他とは違うんだぞ、というこ
とを示さないといけないんです

そうなると、その違いは、微妙な
ものにならざるを得ないんです。
そして、その微妙な違いは、例えば
can'tにも、当てはまるんです


この単語、日本では、BEの発音の
特徴を示す典型例です。
でも、「can’t=カーント」みた
いに、カタカナで安直に表せるよ
うな話ではないんです
ここには、大事なことが
2つあるんです



みんな、そこを見落としているんじ
ゃないかと思います。
◆その1:音質
まず、can't の「アー」の音質。
それが、きちんと出せないと、
ちゃんとしたBE発音にならない。

残念ながら、日本語の「アー」
では、きちんとしたBE発音
にはなりません



だから、日本語の「アー」の音質で
「カーント」と言っていては、
えせBE発音でしかないんです。
BE、つまり標準発音(RP)では、
can't の「アー」はこれ↓↓
これは、口を大きく開け、喉の奥か
ら出す「アー」

英国では、この音質が
ものすごく大事なんです

この音質が使えるか否か
= RP話者か否か、
ということになるためです。
残念ながら、日本語の「アー」は、
このRPの「アー」とはかけ離れた
音

しかも、日本人は、アの音質には無
頓着(だから、英語の様々なア系母
音は難しいんです)


だから、日本人は、音質を気にせず、
「can’t=カーント=BE」なんて言って
しまうんです。
いやいや、音質が大事
なんだから、安易にそう
言うな~!



ボクは、そう思うわけです。
だからこそ、マニアックに正統派
BE発音を学びたければ、微妙な
音質まで細かく意識しないといけ
ないんです。
10/29は、少人数制だからこそ、そ
ういうことをやりたいわけです。
◆その2:類例
もうひとつは類例。
BE発音の例として、「can’t=カー
ント」ばかりが取り上げられがち
です。
でも、類例はたくさんある
んだよ、って話です





「BE発音=can’t=カーント」と言
う人は、他の単語でも同じように、
区別しているのか、って話です。
例えばaskやhalfそうです。
「BE発音=can’t=カーント」と得
意げに言っている人は、askもhalf
も区別してるんですよね、ってこと。
AE(米語)もBEも「アスク」だの
「ハーフ」だのって、カタカナ風
発音で言うのは、なしですよ!
じゃ、どんな単語でこういう区別
があるんですか、って?
10/29のゼミでは、しっかり押さ
えます。
ただ、この情報は、いろんな本に
書いてあることです。l
しかし、問題は、これには、例外
がメチャ多いということ





しかも、なんで?

うな、微妙過ぎる例外がかなりあ
るんです。
RP話者は、そこをちゃんと区別して
いるんです
<マヂかっ!?

そして、その例外でも、やっぱり
音質が問題になるんです

辞書ではわからないような、微妙な
音質の差が、英米の母音の発音に
はあるんです
<ぅぉ~、びみょうだぁ~!

その辺りも、受講者に発音してもら
って、直しつつ、丁寧に見ていきま
す。
いずれにしても、10/29のゼミは、
マニアックにBE発音を学びたい
人のための講座。
マニアックにBE発音を学びたい
人のための講座。
RPは、英国にある様々な方言や
訛りの頂点にあるもの

だからこそ、ローカル色はない、
ということをきちんと示せないと
いけないんです

発音なんてどうでもいいよ、とか、
英国発音なんてどうでもいいよ、
という人には、無関係な講座です。
BEの音を、他所じゃ学べないよう
な 精度で学びたい。
そんな人のための講座です。
そんなマニアの方、
お待ちしています
