大阪、神戸での2デイズ、お越しいただいたお客様ありがとうございました!おかげさまで実りあり楽しい2日間になりました。

この2日間はHEREのレコ発ということでバックドロップシンデレラ、mudy on the 昨晩、BAND Aとお祝いさせていただいたのです。

さすがHERE、全共演者すべてが凄いライブをしてくれてとても勉強になり、且つ楽しめました。こんなメンツをそろえられるのもHEREならではでしょう。

そして舞台裏を明かすようで大変心苦しいのですが、HEREの皆さん、とても優しい。

一番若手のペーペーの僕らにいつも笑顔で気さくに接してくれるのみならず、僕が一番”この人たち本物だ!”と思ったのは一日目の大阪での打ち上げ後の出来事でした。

打ち上げ中、姿が見えなくなったはるきち。僕とジャンボリーは「まぁ車で寝たのかな?」と別段気にも留めずにバックドロップあゆみさんやHERE一色さんらと和気藹々としておりました。

そして打ち上げも終わり車に戻るもはるきちの姿はありません。見張り番のブルマンに尋ねるも車には誰も戻ってきていないとのことでした。

このままでは出発できません。さすがにちょっと焦ってもう一度店のトイレなどにはるきちを探しに出てきた僕らに、HERE尾形さんが話しかけました。

「はるきちくん、どこ?彼どこでも寝ちゃうんでしょ・・・?一緒に探そうか。」と。

僕らより心配そうな尾形さん。この申し出にびっくりする僕ら。

なんでも打ち上げの途中から姿が見えないはるきちの身を案じていたとのこと。

尾形さんも交えてはるきちを捜索すると、車のある方向とは反対側の路上で爆睡しているはるきちを尾形さんが発見してくれました。

笑顔の尾形さん。申し訳なさいっぱいの僕ら。

ロックスター然としたステージを魅せるHEREですが、心の底から優しい人たちなんです。

こんな素敵な人になりたいと思いました。

思えば僕が中高生の頃よく聴いていたロックバンド(GLAY,BONJOVI)も舞台裏など優しいことで有名です。

尾形さんを観ていたら初心に戻り生きていける気がしました。ありがとうございます。

そんなHEREのレコ発、もう一度名古屋でもお祝いさせていただきます。

ぜひとも皆さんも一緒にお祝いしましょう!

突如黒歴史シリーズを大量アップしました。お目汚し申し訳ありません。ただのアーカイブです。新作ではなく申し訳ありません。

さて、最近ずっと何かが物足りないなと思いながら暮らしておりました。

ギターの腕前、人格、お金、時間などまぁ足りないものは多々あるのは自覚しているのですが、昨日ふと思い立ったのは、他でもない”ブルース”でした。

もうBBキングが、ライトニンホプキンスが、Tボーンウォーカーのストーミィマンディが聴きたくて仕方なくなって、花村満月氏の『ブルース』『ヘビィゲージ』の内容がひたすら頭の中を流れて・・・。

でももっと言えば黒人の魂に憧れている部分もあるんですね。抑圧された環境に置かれながら半ばシニカルに笑い飛ばして陽気に唄うという生き様です。

これを何故か忘れていたようです。これを忘れていたから最近弾き語りなどで作る曲にあまり納得いかなかったのだと思います。ボツ作ばかりですもん。もう自分でボツにしてしまう。

彼らの或る種唄わずにはいられない衝動を曲に込められてないからそれも当然のことなんです。

だからここしばらく長い間は曲作りが3パーセントに対してメカニカルトレー二ングが97パーセントを占めていました。ギターは触っていなければなんかそわそわしてしまうから。

僕が勝手に尊敬している加茂フミヨシさんというギタリストのコラム(ギタリスト必見!こちら!)に「気の進まない練習項目よりやりたくて仕方ないことをやるべき」というような趣旨の言葉が書かれていましたが、こうやってギターを触っている以上すべては繋がってゆくのかなと思います。いや、繋げるべく弾き続けるのかもしれません。

弾き語りがやりたいものです。これからの季節、スタジオの前後にストリートライブという形で弾き語りの時間を作るべきなんでしょうね。

よりギターを触りたいものです。
夜闇、街の灯に白い息が排気ガスとともに消えゆく12月の深夜1時。裏通りの繁華街では黒人の客引きが道行く成人男子を手当たり次第にフィリピーナの娘を勧め、中華料理屋の中では中国語で罵声が飛び交う。それを手慣れたタクシーのクラクションが囃し立てるでも制止させるでもなく入れ代わり立ち代わりに鳴り響き通り過ぎてゆく。

とても騒々しく、華々しく、且つ退廃的でおのずと神経が高揚してくる空間である。

そんな空間のエアーポケットたる雑居ビルの踊り場でギターケースを布団代わりにぷるぷる震えているのは他ならぬ私自身である。何故このようなシチュエーションがこの世界に生じているのか。私は運命を呪ったのちに自分を恥じて赤面しかけるも寒さのあまり身震いするのがやっとであった。

この日(厳密には前日であるが)私は単独での弾き語りライブを馴染みのライブハウスで敢行していた。しかし歌詞を書いたファイルを忘れて歌詞は飛ぶわ新曲もやっぱり歌詞が飛ぶわ10名にも満たない客席からは小声で『何しに来たんだ?こいつは?』的な嘲笑を受ける散々なステージを披露してしまった。

自棄になった打ち上げで以前ご一緒させていただいたバンドさんや共演者の方に優しくさせていただいたものの、そんなときほど己のふがいなさを痛感し更に自棄くそになる。気づけば財布の中身は帰りの電車賃を残すのみ。終電の時間はとうに過ぎ去っていた。

ありがとうございましたと打ち上げ会場から退散した私だがこの夜を過ごすあてなどない。火の車と化した預金口座には拾うべき栗すら残っておらず火中の栗を拾う覚悟も虚しく空回りするばかり。私の覚悟は10分ばかり空回りしているうちに緩やかに停止し寒さに凍える羽目になった。

そんな私にすらも黒人の客引きは声をかけてくる。確かに私は成人男子だが財力に関してはこの限りではない。よっぽど財布の中身を見せてやろうかとも思ったが余計惨憺たる気分になるのは必定である。なんとはなしに彼に頭を下げてどうにか辿り着いたライブハウスのある雑居ビルの踊り場に私は身を埋めた。

階下ではサラリーマンであろう中年男性の笑い声、付き添っている若い女性の笑い声、上を見上げれば見上げたでホテルの明かりが私が今欲しているすべてを誇示している。まるで背の高い同級生に欲しけりゃとってみろよとおもちゃを取りあげられてからかわれている惨めな気分にさせられた私は自分と同じ高さにある隣のビルの無機質な空調ダクトをじっと見つめていた。

そんな時、どこかで(おそらくは何件かあるうちのどこかの中華料理屋で)中国人同士が喧嘩を始めたようであった。なぜ中国人同士と推定したのかといえば中国語で喧嘩しているからである。もしかしたら中国語が喋れる支配人と雇われた中国人の間で起きた喧嘩だったのかもしれないが、いずれにせよ日本のど真ん中で中国人による喧嘩が勃発しているのである。日本まで来て何をやっているのかと憤りかけたがその時にふと自分にもちくりと刺さるものがあった。

私の故郷は静岡県の大井川の中流域にある田舎である。コンビニは20時に閉まる。そんな故郷だがこの街で一人プルプル凍えながら一夜を明かすために旅立ってきたわけではない。中国人の彼も故郷は当然ここではなく中国大陸のどこかにあるが、日本のど真ん中で啖呵を切って大立ち回りを演じるためにこの街に来たというはずがない。更に言えば黒人の客引きもアメリカから出てきているが、フィリピーナの客引きをするためにかの国を飛び出してきたわけではあるまい。

しかしながら、私たちはこの街で確かに息づき、喧嘩をしたり道行く人に眉をしかめられたりプルプル震えたりしている。

みんな同じじゃないか。自分の苦しさ、惨めさを自覚すればするほど彼らが自分と同じ空気を吸って、それぞれに歯を食いしばって生きているんだと実感した。

気づけば私はギターを爪弾き彼らの、私のふるさとを思ってメロディーを口ずさんでいた。

余談だが、この曲にはバンドでの楽曲アレンジの都合上どうしても挿入できなかった一文がある。

”ハローハローハロー アメリカは朝だろう。
母は起きてメールを開いたろう。

ハローハローハロー 中国も夜だろう。
父は同じ月を眺めている。

ハローハローハロー 誰もが故郷に
何か残しこの街にいるよ。”


この街は不思議な街である。アウトサイダーが集まることで彩りが生まれている。だから私は彼らに敬意を表しこの曲を『アメリカと中国と静岡』と名づけた。

全てのアウトサイダーに幸あれ。


■ ■ ■

2013年5月1日

TOWER RECORD限定シングル

『アメリカと中国と静岡』発売!
$ノブリル日記

収録曲:
1、アメリカと中国と静岡
2、CRユートピア計画

¥525(税込)オンライン予約はこちら!

我々はこの作品のレコーディングの最中、サウンド面、演奏面において変革期を迎えていた。正確に言えば、音楽を作り演奏する人間というものは毎日変革期を迎え試行錯誤しながら生きているものであり、現在の我々も変革期の真っ最中であるものなのだが、それにしても我々のそれは極端なものであった。


具体例を挙げると、コードストローク一つにもこれだけ心をへし折られそうになったのは初めての経験である。リズムのノリというものは考えるよりも感じて出すものなのだが、当時なかなか練習に参加できなかった私はそもそもの感じ方からして他のメンバーとギャップが生まれており、素直に自分の感じ方を出そうとするのに相当神経をすり減らした。


仕事や住んでいる場所の都合上、私たちはそれぞれのパートのメンバーがひとりひとり別の日に別録りを行いながらレコーディングしていた。


レコーディングの時にはそれまでとったオケに加えてクリックも流れるのだが、普段から練習に参加出来ていない私は、レコーディングにおけるメンバーのグルーブを以前のように前ノリだと思い込んでクリックを相手に必死に前ノリの練習をしていた。しかし、それが結局仇となり、採用されたテイクはクリックをほとんど無視して録ったテイクであった。この辺のことは私の4月頃のブログに詳細なことが述べられている。


更に言えば、レコーディング現場で他のパートとの兼ね合いでフレーズを変更せざるを得なかったこともあった。しかしこの点は変更されたフレーズを気に入っているので問題はないが、私一人が静岡に住みながら楽曲を制作する機会はもうない。この手法にてレコーディングしたことは間違いなく必要なチャレンジであり、個人的なスキルアップにつながった。


このレコーディングに於いて確認して修正したことがそれからの活動に影響を与えている。このアルバムは、私たちを本当の意味で結びつけるきっかけを作ってくれたアルバムなのだ。このアルバムを作らずにはいられなかったのはきっとそういうことなのだろう。


私のブログ内でも少し触れたことがあるが、親はきっと子どもを育てる過程で様々なことを教えられ成長するものなのだろう。幼いころ、なぜ親は子どもを大切にするのか不思議でならなかった私は『なんで僕はここで育ててもらえてるの?』と両親に聞いたことがある。わがままを言っては泣くし、心配はかけるし、やたら飯は食うし、幼心にも自分が生きているだけでお金がかかることを感じていたからだ。そんな私に両親は『親の方が子どもにたくさん教えてもらってるもんだよ』と答えた。幼い私には一体何を私から教えてもらってるのか具体的にはわからなかったが、『異次元からの来訪者』という名前の子どもが出来たとき、私は本当の意味で両親の言葉を理解できた。


25歳の人間は、幼いころ思い描いていた25歳よりもまだまだ未熟である。そんな私に様々なものを教えてくれて背筋を伸ばしてくれるこのアルバムから、私はまだまだ教えられることがあるのだろう。そして、長男と同様に私たちのもとから立派に巣立ってくれることを祈るばかりだ。そして、私たちも彼らに見合う親になるべく日々彼らから学んで己を見つめなおす毎日を送り続けるのだろう。


そして一人の人間が生きていくのには様々な人たちに支えられなければ生きてゆけない。私たちの子どもの独り立ちを全力でサポートしてくださったタワーレコードパルコ店の郷田さん、JAPAN MUSIC SYSTEMの大長さんなど、私たちをサポートしてくださる方々や、私たちの子どもを楽しみにしてくださる方々には本当に感謝の言葉では足りない。


ありがとうございます。皆さんのおかげで僕らは新しいドアを開けていけます。


そして、この連載企画を最終回まで読んでいただきありがとうございました。これからも僕らをよろしくお願いいたします。

みそっかす 2nd mini album「異次元からの来訪者」10月3日全国発売!

品番DOR-001 ¥1575(税込み)

収録曲:1.オテントサマ 2.キャデラック 3.黄昏サンセット 4.監獄五重奏 5.ワルイトモダチ 6.都会のシンデレラ

【みそっかす2nd mini album】CDの初回特典決定!!!

9月中頃公開予定のPVのDVD(対象店舗未定)+1st mini album収録の「切り札はハートのエース」のJAZZカバーverCD(タワレコ限定)+ドリルおじさんステッカー(タワレコ名古屋パルコ店限定)

※タワレコ限定特典は付く店舗とつかない店舗がございます。お手数ですがあらかじめご確認の方をよろしくお願いいたします。


ノヴリル日記

オンライン購入はこちら!

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クリスマス。恋人たちは寄り添い、日本全国がネオン街になり神仏習合を推し進めた過去の偉人達に倣い1日キリスト教徒が何の洗礼も受けずに誕生できる奇跡の日である。そして数少ない同志とともに12月の寒風に耐え忍びながら最寄りのコンビニエンスストアで”enjoy party!"と書かれたローストチキンを購入し彼らの代わりに洗礼を受ける人間もまた存在する。非常に興味深い一日である。


私たちはこの興味深い一日について、これまでに2曲を制作した。


ひとつは以前出していた100円シングル『サンタなんていない』であり、もうひとつはこの『都会のシンデレラ』である。


制作した時期としては『サンタなんていない』の方が先に制作されているのだが、この『都会のシンデレラ』の歌詞世界は『サンタなんていない』の主人公の1年前の出来事という隠れた設定が存在する。この点に今作におけるはるきちの進化した部分が現れている。


そして我々としても普段の力技全開の楽曲進行も歌詞の内容に影響を与えるために、少し洗練されるべく各々のスキルと向き合いながら腐心した。


ビッグマフを遣って『どんがらがっしゃーん!』と破天荒な展開に持っていくことはこの曲にはふさわしくないと無意識のうちにメンバー全員が感じていたのだろう。この点はこの曲がシャッフルビートでありメロディーもポップでありながら若干の寂寥感や繊細な手触りを持っている点も影響を与えているのかもしれない。


ディストーションギターによるコードバッキングはアウトロ以外一切出てこない。アウトロ以外でディストーションサウンドが聴けるのはサビにおける私の単音弾きのみである。それにしたってかなり控えめなフレーズとなっている。そもそもはそのアプローチだってレコーディング中に急遽つけたものだ。レコーディング前までクランチサウンドによるカッティングだったのだから。


『オテントサマ』同様に、静岡に在住していた時期に制作された曲であるので実際にレコーディングに入ってから戸惑うことが多かった曲でもある。この点に関しては最終回でも触れるであろう。


J-POP直系のメロディーをJ-POP、レゲエ、ジャズなどを織り交ぜて少しでも洗練されたアレンジを練り上げるべく自分たちを追い込んだこの曲。世間の洗礼を受けるクリスマス過ごさざるを得なくなったときにあなたのイヤホンから私たちは参上する。



続く

みそっかす 2nd mini album「異次元からの来訪者」10月3日全国発売決定!

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現体制でのみそっかすのスタイルのひな型を初めて掴んだ気がする2008年11月の鶴舞デイトリップでのライブから数日後。


はるきちがあるギターリフのアイデアを我々に披露した。


そのリフに夢中になった我々は当時聴いていたテレフォンズの衝撃にインスパイアを受けながら、我々にとって初めてのダンスロックナンバーを制作した。


それが『ワルイトモダチ』である。


今作の中では一番付き合いが長いこの曲。1stに入れようか迷った曲ではあったが満を持してこのタイミングで全国流通させていただくことにした。


初めてライブで披露した2009年1月のライブ音源から直近の2012年9月12日のライブ音源まで順を追って聴いていくと、同じ曲を同じメンバーが演奏しているのにもかかわらず明らかにサウンドが変わっている。


なぜならこの3年半に我々は様々な経験をした。卒業、就職、脱退、復活、音源流通、ツアー・・・。枚挙に挙げれば暇がない。


良きにつけ悪しきにつけ人間は変わっていくものである。なぜなら人間にはどうしても変えられない部分があり、環境が変わるたび、その部分を守るために他の部分を変えなければ生きていけないからだ。


私たちのワルイトモダチも私たちとともにさまざまな変化をしてきた。


高校を卒業し、同窓会や友達の集まりなどで年に何回かしか顔を合わせないクラスメイトのことを思い出していただきたい。そして自分自身のことを。もしくは想像でも、中学の友人でも小学校の友人のことでもいい。


あなたは久々に会う彼らに開口一番「変わったね」「変わってないね」を口にし、彼らはあなたに「変わったね」「変わってないね」と開口一番に言うだろう。極端なときにはひとりが「変わったね」と言った隣でもうひとりが「そう?変わらないよ」と口にする。それを聴いてあなたは苦笑いしたり、胸を張ったり、悲嘆に暮れたり、安堵したりする。


会えなくなってからというもの、あなたの環境に大きな変化が現れたのと同様に彼らを取り巻く環境、境遇も劇的に変わった。それでも私たちのワルイトモダチが、ワルイトモダチであるべく歌詞やメロディーを変えられないのと同様にあなたや友人にも変えられない部分があり、私たちは無意識にそれを守るために変わってゆくことを選ばざるを得なかった。


しかしそれは生きていくために必要なことであり、そうやって守られるものがあるから人々は口々に「変わったね」と「変わってないね」をひとりの人間に対して同時に口にするのだ。そしてここまで生き抜いたことを実感する。


これほど愛すべき矛盾を私は他に知らない。


この曲をレコーディングしたのは2012年4月のことだが、最近のライブではまた少しアレンジが変わった。当時のベストを尽くしてレコーディングは行われたが、私たちの現在のベストは当時と異なっている。


私たちは最良のワルイトモダチであるべく、私たちの現在と向き合っている。


ぜひライブでその変化を感じていただければ幸いである。


蛇足になるが、故郷に戻るために脱退していたおよそ5か月の間、私は何回か夢を見た。


夢の中で私はブルマン、マイケル、はるきち、ドランキーとともにこの曲を演奏していた。それはものすごく幸福な気持ちであり、目覚めるたびにバンドへの思いが募った。


はるきちへイエスと返事が出来たのはこの曲のおかげである。


「変わったね」「変わらないね」を繰り返しながら私たちは生きている。あなたにとって最良のワルイトモダチであるべくワルイトモダチは今日も生きている。これからも変わり続けていくだろう。ワルイトモダチであるために。


~続く



みそっかす 2nd mini album「異次元からの来訪者」10月3日全国発売決定!

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『ショーシャンクの空に』という映画をご存じだろうか。


はるきちに勧められて、はるきち、マイケル、私の3人で知多半島の片隅で鑑賞した際にこの作品の虜になった。


無実の罪で投獄された主人公が監獄生活を耐え忍びながら脱獄を図るというストーリーだが、看守と囚人たちの人間模様の機微が描かれ、見るたびに違う場面に感動し新しい発見がある映画史上に残る名作である。


はるきちがこの曲を持ってきた際に真っ先にイメージの具体例としてメンバーに例示されたのがこの映画であった。


自由を求め、不条理を相手に苦闘する主人公をイメージしながらこの曲のアレンジは進んでいった。途中でテンポが倍になる個所があるが、看守や警察犬などの屈強な追い手を追い払うべく全力疾走する主人公の気持ちを表現したつもりだ。この曲もそうだが、今作では歌詞の展開が楽曲の展開に影響を与え彩りを添えている。これは今作からの試みである。


制作時は私たちが囚人に扮したプロモーションビデオを制作しようとメンバー内で盛り上がっていた。しかし私たちが囚人に扮したところでかの映画のようなシリアスさは消えうせてドリフのコントのような仕上がりになり、しかもドリフターズの面白さを超えられないことは明白である。結局のところドリフターズ相手に闘わずして白旗を掲げ戦略的撤退を余儀なくされた。


だが、この曲を演奏する際には白黒の横縞模様の囚人服を身に纏い、鉄格子の向こう側で世の中を舐め腐りながらイントロのギターリフを弾く自分を想像している。気分だけは『羊たちの沈黙』のレクター博士のつもりでいるのだが、いかんせん農家出身の私であるため土臭さが抜けない。しかしまあそれも囚人臭くて自分では気に入っている。


もしこの曲を気に入ってくださった方がいたら、ショーシャンクの空を観ることをお勧めする。


もしこの曲にピンとこなかった方がいたら、やっぱりショーシャンクの空を観ることをお勧めする。


私たちは様々なものに影響を受けているが、もし私たちが作り上げたものがきっかけとなり色んな方々とそのものの価値を共有できたら私たちとしてはやはり嬉しい。


映画の台本のようなこの曲。ぜひとも歌詞に合わせた楽曲展開と、視覚的なイメージを想像しながら手に汗握ってお聴きいただきたい。



~続く



※今回はパソコンの関係で字体が若干異なっております。ご容赦ください。



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大学1年生から大学3年生くらいまでの間のこと。


私、ブルマン、マイケルの3人は大学のサークルの中で『はるき軍団』と先輩や同級生たちに陰に日向に呼称されていた。


はるきちが当時合法ギャンブルにて築き上げた富にて購入した中古のマニュアル車『ミニカ』に乗りながら東浦のイオン、もしくは栄パルコにあるタワレコに定期的に出陣していた大学生らしい日々のことである。私がこれ以外にした大学生らしいことといえば、夜勤アルバイトによる自主休講と、サークルのバンドの練習による自主休講の2つくらいである。あとはHP内にある『みそっかすの黒歴史~完結編』や、1stミニアルバム『三次元からの離脱』に収録されている『いかれたプレイボーイ』の歌詞から察してほしい。先に断わっておくが、同情はいらないし、する余地もない。


そんな車中では古今東西邦洋新旧雑多な音楽が流れたが、その一つに『サブライム』というアメリカのバンドのアルバムがあった。


彼らの音楽はラガーパンクと呼ばれる部類のものであり、ボブマーリー直系のレゲエとパンクを合体させたものなのだが、私たちは彼らの音楽に知らず知らずのうちにインスパイアされていたようである。


数年が経ちはるきちがこの曲の元ネタを持ってきたときに真っ先に浮かんだのはサブライムの音楽であった。


しかしサブライムと同じことをしてもうまくいかなかった。彼らはビーチを上半身裸で堂々歩き、サングラスと髭、タトゥーが恐ろしく似合う生粋の西海岸人間であるが、私たちが同じことをビーチで行おうものならば、年下のヤンキーに話しかけられて身元保証金を献上するか、水着姿の美女に延々目を逸らされ続けられるかのどちらかまたは両方である。私はかような事態を避けるため自らの腹部が弛緩しだした大学4年の夏から真夏のビーチに足を踏み入れぬよう心掛けている。今年で早3年が経過した。


『western summer beach』という曲もあるが、あの曲を作った大学2年の終り頃の私の腹部はまだそこまで弛緩していなかったと思う。


それはさておき、私たちは真夏の昼の海には似つかわしくないが、私個人としては、夕暮れ時の人影がない海のことは大好きである。そして、そこでふと座り込んで思索にふけってしまう時間も大好きである。


知多半島の浜辺まで歩いて3分という海辺に住んでいた私たちから、夕暮れ、朝焼けの海を切り離せるわけがない。


だから、知らず知らずのうちに海で過ごしていた時間と、ふらっと立ち寄った近所の夕暮れの浜辺にて、勝手に頭に思い浮かんでしまう誰かのことをうたう一曲に自然と仕上がっていった。そこだけはサブライムに通ずる部分であり、だからこそサブライムの音楽が好きになり、インスパイアされていたのかもしれない。


”夕暮れの浜辺が似合いそうな曲”ではない。”夕暮れの浜辺そのもの”であることが伝われば幸いである。


~続く~


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大学3年の夏休み。私は郷里にて慢性的に欠乏してる単位の補充のために1か月の実習生活を送っていた。


私とドランキー、マイケルが各々の地元にて孤軍奮闘しているこの夏にはるきちがブルマンにみそっかす加入へのオファーをだし、秋には晴れて現在のみそっかすの5人全員が揃うことになるのだが、実はこの頃にこの曲の卵が産み落とされていたのだ。


実家の郵便ポストに投函されていた封筒の中には”みそっかす新曲”と書かれているだけの安物のCD-Rが入っており、はるきちが一生懸命練習したのであろうギターリフとメロディの原型がエレキギター弾き語りにて収録されていた。


それを聴きながら『Bメロが全然だなぁ』などとニヤニヤし、はるきちへの電話の際も、受話器のこちら側でやっぱりニヤニヤしながらダメ出ししたりしていた。一体何様のつもりなのかという話だが、バンドメンバーであるのでこのくらいはしょうがない。


あれから2年後。当時ボツにしたこの曲がバンドで演奏されるようになり(やっぱりBメロは差し替えられた)、そのまた2年後にはプロモーションビデオまで制作されるようになったのだ。人間はいつどうなるかなど本当にわからない。


この曲もそうだが、私たちは現在、当時の自分たちが如何に曲の良さを表現しきれていなかったのかを自分らの曲たちに教えられている最中である。恥ずかしながら自分らの子どもたちの方が生んだ親よりはるかに『大人』である。

いきおい、少しでも私たちも大人に近づけるように、そしてメロディーを活かすための楽曲のアレンジに凝った一曲になった。特に間奏部に於いてメンバーのこだわりが詰まっている。無国籍なアプローチに耳を澄ませていただければ幸いである。


PVではドランキーの怪演ぶりが見ものである。彼の魅力を十二分に引き出した丸山太郎監督の手腕は日本において別格である。このように自分たちが撮影されるなんてことは、ドランキーとともに丸山監督の撮影したあぶらだこのPVを観て爆笑していた頃は全く考えられなかった。前作に続いて引き受けてくださった丸山監督には感謝の言葉しかない。


また、花火がセットされ火花を散らすキーボードを何故か上半身裸のマイケルが演奏するシーンがあるのだが、「普段ごめんな」とライブで何回も叩き落されているキーボードへの懺悔の気持ちを込めて挑戦をしたそうだ。


とはいえこのシーンの撮影で一番火花をかぶったのは彼のキーボードである。もしまたライブの際に彼のキーボードが墜落した際には、彼の意気込みにつっこみを入れるとともにキーボードの上部両端に注目してみることをお勧めする。


~続く~


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宿直明けで日勤を終え、上空に曇り空が広がっていないことを確認してPCの電源を入れる午後7時。


ヘッドホンから流れるキーボードのド派手なサビのバッキングリフを聴きつつ私は頭を抱えていた。


左手に持つ携帯の画面の向こうにはメンバーたちの『ドヤ顔』が透けて見えるようである。


しかしながらもし私が名古屋にいてマイケルより先にレコーディングを済ませていたのならば間違いなく『ドヤ顔』しながらマイケルにメールを送っていることであろう。私たちは残念なことに同じ穴のムジナなのだ。


とりあえず私も『ドヤ顔』をし返してやらねば気が済まなくなったのでエフェクターボードを引っ張り出しギターを繋いだ。


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2012年4月。私は郷里にて働きながら名古屋までバンドのために通っていた。


2010年3月に一度脱退したが様々な経緯がありもう一度バンドに加わることになったのだ。


あれから2年。留年寸前で大学卒業も危ぶまれていた上にこれといった資格もなく、案の定面接の際に「君は大学で一体何をしていたんだい」とお偉方につっこまれつつも拾っていただいた職場にもこの年の2月に辞意を伝え、退職のための準備の真っ最中であった。


2nd アルバムの制作はそんな中、メンバーそれぞれのスケジュールの合間を縫って行われていた。


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みそっかすのメンバーが全員集合できるのは私が静岡に在住している都合上、ライブ前日の深夜の練習とライブ本番くらいのものである。


なかなか練習に参加できない私のためにはるきちが新曲のデータを送ってくれるのだが、スタジオの真ん中にたった1本普通のボーカルマイクをまっすぐに立てて、中古のMTRの1チャンネルに録音するという万年金欠の軽音楽部生と同様の手法にてみそっかすの仮音源は録音されている。言うまでもないが音質は推して知るべしである。


しかし当時はそれだけでもかなりありがたいものであった。なにせ楽曲の展開を知れるのだから。


私がバンドを続けられたのもはるきちのサポートやフォローがあったからである。


この手法をフルに活用して作り上げたのが新譜のオープニングを飾るナンバー、『オテントサマ』である。


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この曲の原型は元来、私とマイケルが学生時代に結成したB級テクノユニット『つぼい』にブルマンと現在『芽音』にてサポートとして活躍しているぐっさんを迎えて作り上げた楽曲であったが、はるきちをはじめとしたメンバーがこの曲のイントロ部分を気に入り、みそっかす風にアレンジしなおそうというのが始まりであった。


一聴して耳に残るイントロを生かすために曲自体をよりキャッチーなものにしようと曲展開に凝り、サビのメロディーなども差し替えたりしているうちに気づいたらAメロから先は全く違う曲になりかわっていた。


しかしながらつぼいでこの曲を作った時もみそっかすでこの曲を作り直しているときも根底にあったのは”このメンバーでやったらどうなるのか”ということである。


つぼいとみそっかす。共通するメンバーが3人もいるのにも拘わらずここまで別の音楽が出来上がったことにバンドの奥深さを感じながらこの曲は作られていった。


とりあえずマイケルにドヤ顔をしてやろうとギターソロではディレイのフィードバックと逆再生機能を駆使し派手なソロメイキングを心がけた。


後日マイケルに会ったとき胸中ドヤ顔であったことは私とこのブログの読者のみが知ることである。


そしてもう一人、レコーディング直後に絶対ドヤ顔をしていたであろうブルマンの最後のサビにおけるベースラインはこの曲をエキサイトさせる要のフレーズである。


派手さを出そうと心がけたオープニングナンバー。コーラスを入れる場所も試行錯誤したが調子に乗りすぎてゴスペルパートの導入にまで発展しそうになったので結局30パーセントほどに抑えたものを採用するという結果に落ち着いた。


晴れたり嵐を予感させたりと私たちをハラハラさせる天気模様のような曲である。


まだライブでは披露していない一曲。上記のことを思い出しながら聴いていただくのも一興である。


~続く~


みそっかす 2nd mini album「異次元からの来訪者」10月3日全国発売決定!

品番DOR-001 ¥1575(税込み)

収録曲:1.オテントサマ 2.キャデラック 3.黄昏サンセット 4.監獄五重奏 5.ワルイトモダチ 6.都会のシンデレラ

【みそっかす2nd mini album】CDの初回特典決定!!!

9月中頃公開予定のPVのDVD(対象店舗未定)+1st mini album収録の「切り札はハートのエース」のJAZZカバーverCD(タワレコ限定)+ドリルおじさんステッカー(タワレコ名古屋パルコ店限定)

※タワレコ限定特典は付く店舗とつかない店舗がございます。お手数ですがあらかじめご確認の方をよろしくお願いいたします。


ノヴリル日記

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