八ヶ岳日記 -5ページ目

今年も…

毎年この時期になりますと、森にたくさんのキノコが出てきます。
そんな中、キノコと見間違うような植物に出会うこともあります。

数年前にそれを初めて見た時は、キノコだと信じていたのです。
それは、まるでキノコと同じように、地面から10cm程顔を出していたからです。
白というよりも透明に近い色ですが、恥かしげにうつむいていて、バラの蕾のような形でした。
その形を見て、翌日にはバラの花が咲くように開いているかもしれないと思ったほどだったのですが…。
毎日楽しみに観察をしましたが、うつむいたまま2~3日が過ぎ、色が変わって形が崩れてしまいました。

先程、昨年の写真を見てみましたら、なんと、9月11日なのです。
今年とは、たった一日の違いです。

人は、例年に比べると暑いとか涼しいとか言います。
でも、自然界に生息する植物たちは、少々のことではビクともせずに、毎年同じように芽を出し、花を咲かせ、実をつけて、落葉し…という営みを続けているのですね。

この植物は、銀竜草(ギンリョウソウ)という名前で、別名をユウレイタケといいます。
はかない命だけに、愛おしさを感じる植物です。

 これは、今日の写真です。
                                          
 こちらは、昨年の写真です。

カート君の勝ち…?

『あれれ…?あれれ…?』
スーパーマーケットのカートが、操縦不能状態になってしまいました。
時々あるのですが、4個のキャスターの内、動きにくいのがあるようです。

今日、いつものようにお買い物をし、レジで精算を済ませました。
お買い物を手伝ってくれた主人とは精算する前に別れて、私が精算をしたあと、主人が待つ本屋さんに行くのが暗黙のうちに決まっています。

さて、レジを通過した後、左の方向に行こうとしたのですが、カートが右に行きたがるのです。
カートには買ったものが入ったかごが二つ乗っていますし、お米も乗っています。
重いカートを押す私の力が足りないのでしょうか?

右に行きたがるカートの言い分を尊重(?)して、右側の通路から本屋さんを目指すことにしました。
ところが、右側の通路を曲がったあたりから、左に行きたくなったらしく、途中の店舗に立ち寄らんばかりです。

右の持ち手を少し引いて、左の持ち手を押すようにするのですが、うまくいきません。

『右よ…。右に行って…。』

カートにそっと声を掛けるのですが、右に行くのはカートではなくて、私の身体の方です。

自分の滑稽な動きを想像して、思わず笑ってしまいそうでした。

それでも、なだめて…、すかして…、やっと本屋さんに辿り着いたのです。

その距離、20mほどでしたが、『あ~、ちょっと疲れたわ。』


 稲が黄色くなりました。ソバ(手前)も白い花を咲かせています。

オランダ産ですが…

最近、パプリカをよく食べます。
色合いがよく、肉厚で甘みもあり、お料理の美味しさを手伝ってくれます。

15年ほど前にアメリカで暮らしていた頃、スーパーマーケットで売っているのを見かけました。
当時は、大きな色付きピーマンと思っていたほどですので、食べ方も知りませんでした。
そんなある日、友人宅でのお食事会に誘われた時、パスタに赤や黄色のパプリカが入っていました。
彩りも良く、とても美味しかったことをいつまでも覚えていたほどです。

我が家では、最近特に野菜類をよく食べます。
そんな中、パプリカはサラダにはもちろん、焼いたり炒めたり…と食べ方を選びませんので嬉しいです。
中でも、赤、黄、緑のパプリカと玉ねぎを1cm角に切って、鶏肉などと一緒にオリーブオイルで炒めるだけで、色合いのきれいな一品ができるのです。
パプリカの甘みが、他の調味料を使わなくてもいいほどの美味しさを出してくれるようです。

お野菜をおいしくたくさん食べる事ができるのも、こうした素材の味や食感が楽しめるからなのでしょうね。