「わたしは今、涅槃(ねはん)に入る」


 手塚治虫の「ブッダ」で、釈迦の最後の言葉です。 




 これによって「涅槃(ねはん)とは浄土(天国)」と思っていましたが、


涅槃とはこの世にも存在する「境地」、つまり精神の状態である、とも言います。



釈迦など悟りを得た人が死ぬことを「入滅(にゅうめつ)」と言いますが、これはあの世の涅槃に入るという意味です。


※手塚版「ブッダ」ではお釈迦様の死因はヒョウタンツギにあたったことになっています。




つまり、涅槃はあの世もこの世も超えたところにあるということになります。




涅槃とは「煩悩の火がすべて吹き消された状態」であり、サンスクリット語でニルバーナです(ニルバーナといえばグランジでオルタナティブというよくわからないジャンルのロックバンドがまず頭に浮かぶ人も多いかもしれません)



人間から煩悩とったら何も残らないというほど、人間は煩悩の塊(かたまり、お、ここにも鬼が)ですから、


涅槃の状態になるのは生半可なことではないでしょう。



そこで涅槃の足がかりになるのが


三昧(さんまい)であり、


「フロー」


ではないかと思っています。



これらについては次回に


(つづく)



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