究竟涅槃(くぎょうねはん)
「天国なんてないと想ってごらん」
ジョン・レノンの名曲「イマジン」はこう始まります。
涅槃(ねはん)というと仏の世界で天国みたいな所? というのがなんとなく持っていたイメージです。
一般ピーポーもだいたいそうなのではないでしょうか?
「解脱(げだつ)」
という仏教の言葉があります。
「輪廻転生から解放された状態」
を言うそうですが、それは「魂(たましい)」というものがあるということが前提になっています。
キリスト教では、生まれ変わるということはなく「最後の審判」の時に神によって天国行きか地獄行きか決められるそうですが、
キリスト教の人は本当にこれを信じているのでしょうか?
最後の審判が来るまで死んだ人の魂はどこにいるのでしょう(これも宗派などによって異なるようですが)?
天国と地獄という短絡的な分け方も納得できないですね。
善と悪というものはそれほどハッキリとわけられないでしょう。
これは教会の方便だと思いますが、仏教にも弥勒菩薩が釈迦の死後56億7千万年後に現れて人類を救済するというトンデモ話があるのでキリスト教に云々言えません。
関西人の「行けたら行くわ」に近いニュアンスで「それ来る気ないやろ」と言いたくなります。
人類残ってる?
残っていたらバージョンどれだけになってるんでしょうか(ちなみにアメリカインディアンのホピ族の伝承によると今はVer.4で3回滅んでるらしい)。
やはり「天国なんてない」と思っておくのがいいのでしょうか?
軽い気持ちで書き始めた「涅槃」ですが、さすがになかなか入滅できません。次回は天国と地獄を考察予定です。
(つづく)
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