ココハドコ? アタシハダレ? -2ページ目

ココハドコ? アタシハダレ?

自分が誰なのか、忘れないための備忘録または日記、のようなもの。

 梅雨前線が居座って天候が不順なのに梅雨入りの発表はまだらしく、いったいどうなってるのか。仕事は雨で2日連続で中止。木曜日も休みをとっていたので、今日、日曜も含めて4連休になってしまった。どこか出かけたい気持ちもあるが、この天気ではそれもおっくうだ。というわけで部屋でTV三昧。さて、散歩ついでに取ってきた日野橋のことなど。

 

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 日野橋は2019年の台風19号で橋脚が陥没して7か月ほど通行止めになり、その後復旧工事を経て開通したが、同時に新たに建て替えられる計画も決定された。その新橋を建設する間に使う仮橋が最近開通した。

 


 上は台風で損壊した古いほうの橋。橋脚が陥没した部分は車道の路盤もV字型にへこんでいたが、そこは補修されて仮橋が完成する最近まで使われていた。今は再度通行止め。まもなく解体が始まるのだろう。

 

 

 

 右がこれまで使っていた古い橋、左が新たに開通した仮設の橋。将来は古い橋が解体され、同じ場所に新橋が建設される。雨量の増える夏から秋は工事ができないので新橋の完成まで7年くらいかかるらしい。

 

 

 

 こちらが新たに開通した仮橋。

 

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日野は甲州街道5番目の宿場町だったが、「日野」という地名の由来はいくつかあって、正確なところはわからないらしい。この日野橋の上流にかっては日野の渡しがあったが、大正期に入って、徐々に車が増えると舟による渡しでは用をなさず、この日野橋が建設されたのだそうだ。この橋は1926年に開通、今年で99歳。寿命といえば寿命なのかもしれない。

 明治以降、日本の近代化によって作られたあらゆるインフラ、上下水、ガス、電気、道路、鉄道、建物などどれをとっても寿命を迎えつつあり、この先100年のために再建されてゆくことになる。八潮市の道路陥没事故のような「手遅れ」が蔓延している可能性もある。無事を祈ろう。

 

 

 

 

 

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 暖かくなってつばめが飛ぶ季節になった。つばめは民家の軒下などに巣を作り、そこでひなを育てるが、最近は飛ぶ姿は見ても巣を見る機会がないなあと思っていたら、古びたアパートの階段室に巣を作っているのを見つけた。巣は泥と枯草を唾液で固めて造るのだそうだ。

 

 すずめも人間の暮らすすぐそばに巣を作ると言われている。たしかに、空き家になった建物の換気口に巣作りをしているすずめや、街灯柱の横に伸びたパイプの中に巣を作ったすずめを見たことはあるが、ただ、そうした例を見ることはきわめて稀で、すずめは毎日のように目にするけれど、その巣を目にすることはめったにない。つばめもすずめも一説によるとカラスなどの外敵からヒナを守るために軒下などに巣を作るらしい。カラスより人間のほうが安全と思っているのかもしれない。


 

 日本では、穀物を食べず害虫を食べてくれる益鳥としてつばめを大切にしてきた事実もあり、農村部では殺したり巣や雛に悪戯したりする事を慣習的に禁じたということもある。つばめにとって日本は住み心地の良い国なのかもしれない。

 実際、撮っている間も巣を壊されないか警戒してるのだろうが、逃げるように飛び去ることもなく、撮影に一息入れると、どこかに飛んで行きしばらくすると戻ってくる。ポーズをとっているわけではあるまいが、案外近くで撮ってもじっとして、こちらを見ている。この辺りがスズメと違ってちょっと協力的に見えないこともない(笑。

 まだヒナの姿は見えないが、しばらくすれば巣から口先を出してピィピィ鳴きながら親にエサを求め始めるのだろう。

 

 

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 まだ私が幼かったころ、戦後の食糧難の名残だろう、空気銃を持ってスズメを撃ってる人がいた。スズメを撃って、これを焼き鳥屋に持っていくと料理して食べさせてくれるんだと、その人は言っていた。小さなスズメからどれほどの肉が取れるか、知れたものと思うが人間の食用として用いられたという歴史もあるようだ。

 スズメは害虫も捕食するが、その一方で穀物も食べる。農業にとって「害」も「益」もある。人間世界の中でのつばめとすずめ。待遇の違いはどうしようもなくあるのだろう。

 

 

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 鳥の中で飛ぶスピードが最も速いのはつばめだと聞いたことがあるが本当だろうか。そのためだろう旧国鉄最速の特急列車の愛称は「つばめ号」だった。それで、プロ野球の国鉄球団の愛称が「スワローズ」になった。親会社が変わって一時「アトムズ」になったが、ヤクルトが親会社になって「スワローズ」が復活した。

 つばめは別名を「つばくろ」と言う。だから球団マスコットは「つば九郎」。一度も"クルリンパ"を成功させないうちに急逝したのは残念だったが、本家の「つばめ」以上の愛されキャラだった。「2代目つば九郎」があるのかないのか知らないが、また新たなキャラの登場を待とう。

 

 

 

 

 

 

 

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 うちの近所では八重桜が満開。なんだか、いつもより遅い気がするが。。。

 

 

 

 その近くに山吹が咲いていた。

 

 

 

 山吹といえば太田道灌の逸話を思い出す。

 

  ”七重八重花は咲けども山吹の実の一つだに無きぞ悲しき”

 

 太田道灌が狩りに出かけた折り突然の雨に会い、農家で蓑(みの)の借用を申し出た。ところが、農家の若い娘はこたえず、ただ山吹の一枝を差し出しただけだったという。

 つまり「実の」と「蓑」の掛け言葉で、貸すことのできる蓑ひとつない貧しさを嘆いているのだが、歌の作者は10世紀平安時代の人で兼明親王(かねあきらしんのう)。歌は後拾遺和歌集に載っているらしい。太田道灌の逸話は15世紀、室町時代。500年も前の歌を知っている、さすがに貧しい農家の娘にしては教養がありすぎる。などと野暮なことは言わない。この逸話はさらに後世の作なのだろうが、その想像力にはほんのりした豊かさが感じられる。そういう豊かさを持った時代が、確かにあったのだろうと思う。

 

 ちなみに、写真のような一重の山吹は実をつけ、実をつけないのは八重なんだそうだ。

 

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 さて、小道を抜けて浅川の河川敷に出ると。。。

 

 

 

 

 今年も菜の花の群生。去年もすごかったが、今年はもっとすごい。下は多摩川の河川敷。

黄色一色。去年は大雨で河川敷が水に埋まるということもなかっただけに、菜の花も精一杯成長できたということか。ただ、花をよく見ると、子供のころに見知った菜の花に比べて花が一回りほど小さい。品種が違うのか、単に土壌が瘦せているだけのことなのか。

 

 

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 公園で咲いている黄色い花はたんぽぽ。こちらも満開。

 

 「たんぽぽ」という名前は外来語かと思ったらそうではないらしい。つまり「和語」というわけだが、語源にはいくつか説があって判然としない。

 

 

 

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 最近、スズメを見ることが少ないなと思っていたら、事実数が減っているらしい。警戒心が強く人が近づくとすぐに逃げるし、臆病なのかもしれない。河川敷の公園はすっかりムクドリの縄張りで、スズメはあまり見ない。あちこちで締め出しをくってるのかもしれない。出禁か??

 ちょっとかわいそう。がんばれスズメ!負けるなスズメ!! とにかく絶滅危惧種にならないよう祈ろう。

 

 

 

 

 

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