中ノ岳特別は、「老舗クラブの思惑」が…
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元JRA馬主で、現在は「パーフェクトホースマンズ」の「馬主情報部」に所属している、小栗範恭(のりやす)でございます。
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ご存知の方も多いのでしょうが、私は、twitterでも様々な情報を発信しており、このブログでは書けない「機密情報」を、twitter上で公開することもございます。
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さて、話は変わりますが、1月14日(月)の紅梅Sで2勝目を上げている、松本好雄オーナーの所有馬メイショウケイメイ(牝3歳・南井克巳厩舎)は、次走の予定が、5月25日(土)の葵Sとなっております。
いつもこのブログを読んでいる皆様には、改めてご説明するまでもありませんが、松本オーナーの本業は、兵庫県の明石市に本社を構え、船舶用部品の製造などを手掛けている、「株式会社きしろ」の代表取締役会長です。
創業が1915年と、100年以上の歴史を有する同社は、「大型船舶用の低速ディーゼルエンジン機器」といった産業部品の製造を主に手掛けており、船舶用のクランクシャフト製造分野に於いては、「50%近い世界シェア」を誇っております。
そして同社は、更なる企業成長を目指すため、航空機産業にも参入しており、2014年には、JAQG(航空宇宙品質センター)が作成した、「JIS・Q9100」(日本工業規格)を取得しておりますので、時代の変化に応じて事業分野を拡大している同社は、「業界の先駆者」と言えるでしょう。
また、松本オーナーは、長年に渡り船舶業界に貢献してきた功績が高く評価され、2010年の秋には、「旭日小綬章」を授与しておりました。
その祝賀会は、2011年の2月に神戸の「ホテルオークラ」で行われ、そこには、武豊騎手、蛯名正義騎手、「社台グループの総帥」こと吉田照哉氏、JRAの土川理事長といった競馬関係者や、元首相の森喜朗氏といった著名人などを含め、1000人ほどが出席しておりましたので、多くの方が、松本オーナーを大いに尊敬していることでしょう。
なお、JRA馬主としての松本オーナーは、キャリアが30年以上に及んでいる大ベテランで、これまでに1500頭近くを所有しており、メイショウドトウで制した2001年の宝塚記念や、メイショウボーラーで制した2005年のフェブラリーSや、メイショウサムソンで制した2006年のダービーや、メイショウマンボで制した2013年のエリザベス女王杯など、これまでにGIの9勝を含む、重賞58勝を上げており、2007年には、メイショウサムソンの活躍などにより、過去最高の「15億4865万円」の賞金を獲得し、昨年はこれまでで一番多い「80勝」を上げておりました。
そして、今年に入ってから先週までは、「28勝・獲得賞金6億0713万円」という成績を記録し、2007年と同水準のペースで賞金を獲得しているため、現在のオーナーは、「過去最高の数字を残すため、賞金の高いレースを一つでも多く勝ちたい」と考えているのでしょう。
また、松本オーナーは、所有頭数の多さを考えれば当然ですが、「競走馬セール」に参加する機会が多く、昨年は、
■「HBAセレクションセール」→7頭を1億3176万円で落札
■「HBAサマープレミアムセール」→5頭を8262万円で落札
■「HBAサマーセール」→17頭を1億0638万円で落札
■「HBAオータムセール」→7頭を3369万6000円で落札
と、計36頭を総額3億5445万6000円で落札しておりました。
(落札金額は全て税込表記)
もちろん、昨年までの経緯を踏まえると、今年も多くの「競走馬セール」に参加する筈であり、現在、松本オーナーは、「今の内からセール資金を潤沢にしておきたい」とも考えている筈です。
したがって、1着賞金3800万円(馬主の取り分は8割の3040万円)の葵Sに向けて、メイショウケイメイを預けている南井先生に対し、どのような指示を出すのかをしっかり見極め、馬券に活かしたいと私は考えております。
そしてここからは、「友駿ホースクラブ」が中ノ岳特別に出走させるスペリオルシチーについて、私の頼もしい仲間の一人である、「馬主秘書のHさん」が連絡してきた内容をご紹介しておきましょう。
・・・・・・・・・・
「シチー」の冠名でお馴染みの「友駿ホースクラブ」が、1968年に設立された老舗で、現在の一口馬主クラブのシステムを最初に導入したのは、私が改めて説明するまでもなく、小栗さんもよくご存知のことでしょう。
同クラブに於いて、過去の代表的な存在と言えば、2003年のジャパンCと2004年の宝塚記念など、重賞を7勝し、10億8422万円もの賞金を獲得したタップダンスシチーと、2009年のジャパンCダート、2010年のフェブラリーSなど、地方交流を含めてGIを9勝し、10億2319万円もの賞金を獲得したエスポワールシチーが挙げられます。
「友駿ホースクラブ」は、エスポワールシチーが最も活躍した2009年に、「20勝・獲得賞金4億8577万円」という成績を残しておりましたが、翌年以降は、
2010年→15勝・獲得賞金3億5948万円
2011年→14勝・獲得賞金3億3574万円
2012年→9勝・獲得賞金2億5218万円
2013年→10勝・獲得賞金2億4249万円
2014年→12勝・獲得賞金2億5908万円
2015年→10勝・獲得賞金1億7033万円
2016年→6勝・獲得賞金1億1962万円
2017年→11勝・獲得賞金1億5254万円
2018年→4勝・獲得賞金1億0577万円
と、全盛期に比べて物足りない成績が続いておりましたので、今年は、クラブの関係者全員が、「必ず巻き返したい」と考えているのでしょう。
実際、今年は先週までに7勝を上げ、獲得賞金が「9533万円」と、昨年のペースを大きく上回っておりますが、クラブの関係者達は、この状況に満足せず、今後も全力で臨んでくると私は見ております。
何故なら、「友駿ホースクラブ」は、現在、
「2018年度募集馬」(現1歳世代)」→9頭
「2017年度募集馬」(現2歳世代)」→6頭
と、計15頭の出資を受け付けておりますので、今はクラブの関係者全員が、「過去の募集馬を活躍させて顧客層に好印象を与え、今後の出資者増加に繋げたい」という思いを抱いている筈ですから。
こういった中、本日は、1着賞金1500万円(馬主の取り分は8割の1200万円)の中ノ岳特別にスペリオルシチーを出走させますので、私がクラブの関係者であれば、同馬を預けている相沢先生に、迷わず渾身の勝負仕上げを依頼するでしょう。
実際、元調教師の方から届いている最終追い切りの報告が、
「8日(水)、南ウッドで一杯に追われて、5Fが68秒9、終いの1Fが12秒9という時計を出していました。ミラクルブラッド(古馬1000万下)を1秒先行して、最後は同入されましたけど、抜かせない勝負根性を見せていましたし、追い切った後も元気一杯でしたから、力を出し切れるデキに仕上がっているのでしょう」
という内容でしたから、上位に食い込んでくる可能性が高いと私は見ております。
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「友駿ホースクラブ」が中ノ岳特別に出走させるスペリオルシチーについて、「馬主秘書のHさん」から届いた報告は以上です。
なお、私が所属している「パーフェクトホースマンズ」では、ホームページ、及びいくつかのブログに於いて、「非常に有益な情報」を包み隠さず公開しております。
そこで、「馬券で儲けたい」と真剣に考えている方には、「パーフェクトホースマンズ」のホームページはもちろんのこと、私のブログや、他のブログを毎日欠かさずご覧になることを推奨しておきます。
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本日は以上です。
小栗範恭でした。
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いつもこのブログを読んでいる皆様には、改めてご説明するまでもありませんが、松本オーナーの本業は、兵庫県の明石市に本社を構え、船舶用部品の製造などを手掛けている、「株式会社きしろ」の代表取締役会長です。
創業が1915年と、100年以上の歴史を有する同社は、「大型船舶用の低速ディーゼルエンジン機器」といった産業部品の製造を主に手掛けており、船舶用のクランクシャフト製造分野に於いては、「50%近い世界シェア」を誇っております。
そして同社は、更なる企業成長を目指すため、航空機産業にも参入しており、2014年には、JAQG(航空宇宙品質センター)が作成した、「JIS・Q9100」(日本工業規格)を取得しておりますので、時代の変化に応じて事業分野を拡大している同社は、「業界の先駆者」と言えるでしょう。
また、松本オーナーは、長年に渡り船舶業界に貢献してきた功績が高く評価され、2010年の秋には、「旭日小綬章」を授与しておりました。
その祝賀会は、2011年の2月に神戸の「ホテルオークラ」で行われ、そこには、武豊騎手、蛯名正義騎手、「社台グループの総帥」こと吉田照哉氏、JRAの土川理事長といった競馬関係者や、元首相の森喜朗氏といった著名人などを含め、1000人ほどが出席しておりましたので、多くの方が、松本オーナーを大いに尊敬していることでしょう。
なお、JRA馬主としての松本オーナーは、キャリアが30年以上に及んでいる大ベテランで、これまでに1500頭近くを所有しており、メイショウドトウで制した2001年の宝塚記念や、メイショウボーラーで制した2005年のフェブラリーSや、メイショウサムソンで制した2006年のダービーや、メイショウマンボで制した2013年のエリザベス女王杯など、これまでにGIの9勝を含む、重賞58勝を上げており、2007年には、メイショウサムソンの活躍などにより、過去最高の「15億4865万円」の賞金を獲得し、昨年はこれまでで一番多い「80勝」を上げておりました。
そして、今年に入ってから先週までは、「28勝・獲得賞金6億0713万円」という成績を記録し、2007年と同水準のペースで賞金を獲得しているため、現在のオーナーは、「過去最高の数字を残すため、賞金の高いレースを一つでも多く勝ちたい」と考えているのでしょう。
また、松本オーナーは、所有頭数の多さを考えれば当然ですが、「競走馬セール」に参加する機会が多く、昨年は、
■「HBAセレクションセール」→7頭を1億3176万円で落札
■「HBAサマープレミアムセール」→5頭を8262万円で落札
■「HBAサマーセール」→17頭を1億0638万円で落札
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と、計36頭を総額3億5445万6000円で落札しておりました。
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もちろん、昨年までの経緯を踏まえると、今年も多くの「競走馬セール」に参加する筈であり、現在、松本オーナーは、「今の内からセール資金を潤沢にしておきたい」とも考えている筈です。
したがって、1着賞金3800万円(馬主の取り分は8割の3040万円)の葵Sに向けて、メイショウケイメイを預けている南井先生に対し、どのような指示を出すのかをしっかり見極め、馬券に活かしたいと私は考えております。
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「シチー」の冠名でお馴染みの「友駿ホースクラブ」が、1968年に設立された老舗で、現在の一口馬主クラブのシステムを最初に導入したのは、私が改めて説明するまでもなく、小栗さんもよくご存知のことでしょう。
同クラブに於いて、過去の代表的な存在と言えば、2003年のジャパンCと2004年の宝塚記念など、重賞を7勝し、10億8422万円もの賞金を獲得したタップダンスシチーと、2009年のジャパンCダート、2010年のフェブラリーSなど、地方交流を含めてGIを9勝し、10億2319万円もの賞金を獲得したエスポワールシチーが挙げられます。
「友駿ホースクラブ」は、エスポワールシチーが最も活躍した2009年に、「20勝・獲得賞金4億8577万円」という成績を残しておりましたが、翌年以降は、
2010年→15勝・獲得賞金3億5948万円
2011年→14勝・獲得賞金3億3574万円
2012年→9勝・獲得賞金2億5218万円
2013年→10勝・獲得賞金2億4249万円
2014年→12勝・獲得賞金2億5908万円
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実際、今年は先週までに7勝を上げ、獲得賞金が「9533万円」と、昨年のペースを大きく上回っておりますが、クラブの関係者達は、この状況に満足せず、今後も全力で臨んでくると私は見ております。
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「2018年度募集馬」(現1歳世代)」→9頭
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実際、元調教師の方から届いている最終追い切りの報告が、
「8日(水)、南ウッドで一杯に追われて、5Fが68秒9、終いの1Fが12秒9という時計を出していました。ミラクルブラッド(古馬1000万下)を1秒先行して、最後は同入されましたけど、抜かせない勝負根性を見せていましたし、追い切った後も元気一杯でしたから、力を出し切れるデキに仕上がっているのでしょう」
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本日は以上です。
小栗範恭でした。