芸術祭十月大歌舞伎 『沓手鳥孤城落月』 『漢人韓文手管始』 『秋の色種』
沓手鳥孤城落月
大阪城内奥殿
城内二の丸
城内山里糒庫階上
坪内逍遥作。豊臣家没落を描いた史劇で、関が原の戦い後の豊臣家の辛苦を描いた「桐一葉」の続編。
落城目前の大阪城から千姫を連れ出そうとする、徳川方と通じる奥女中常磐木たち。
これを逃すまいとする淀の方。気品ある淀の方が徐々に正気を失って錯乱の体を見せ始め、千姫を責め苛む。
淀の方を演ずるのは初役で玉三郎丈。苦悩の秀頼を七之助丈。
近年省かれていた「奥殿」からの上演は、三十七年ぶりとのこと。
漢人韓文手管始
唐人話
明和元年(1764)に朝鮮国王の使節の一人が殺害された事件を題材に、舞台を長崎に移して寛政元年(1789)に大阪で初演された作品。
雁治郎丈演ずる十木伝七と高麗蔵丈演ずる相良和泉之助が、上方の和事らしい{ぴんとこな}と{つっころばし}として描かれていて、いかにも、という風情でそれは良いのだけれど。
物語としては、ん~~どうなんでしょう。。典蔵、人物があまりに卑小過ぎやしませんか。。
歌舞伎座での上演は二十三年ぶりだそう。
千歳屋の女房を演じていた友右衛門丈、女方を見るのは私は二・三度目?でしょうか。
友右衛門丈の女方がとてもよろしくて。![]()
秋の色種
弘化二年(1845)、江戸麻布不二見坂の南部侯爵隠居所の新築祝いの際に開曲されたという長唄「秋の色種」。
長唄中興の祖といわれる十世杵屋六左衛門によるこの曲は、萩、尾花、女郎花などの秋の草花や漢語が詞章に盛り込まれ、しっとりとした趣と格調漂う長唄曲。
玉三郎丈が梅枝丈と児太郎丈を両脇に舞う舞台は、秋の草木や月を背景に、まるで動く上村松園の絵画のよう。その美しさと艶やかさに、身じろぎもせずただただ見入るばかり。
梅枝丈と児太郎丈の琴の演奏もあり、秋の風情を感じる情緒ある一幕でございました。
銀座 BVLGARI La Terrazza Lounge ブルガリタワー屋上テラスで
銀座ブルガリタワーのルーフテラス、BVLGARI La Terrazza Lounge(ブルガリ ラ・テラッツァ・ラウンジ)で。
せっかくお天気が良いのでオープンカフェへ。ということで、久しぶりにこちらへ。 ![]()
コーヒーと共にいただいた、アイスクリームとブルガリチコレート。
プレートに反射しているのは、文字通り、雲ひとつない青空。![]()
東京都中央区銀座2-7-12 ブルガリ銀座タワー
芸術祭十月大歌舞伎 『極付印度伝 マハーバーラタ戦記』
極付印度伝
マハーバーラタ戦記
序幕 神々の場所より
大詰 戦場まで
古代インドの叙事詩、「マハーバーラタ」。
聖書の約4倍に相当する全18巻、10万詩節を超える長大さで、原典の日本語訳は(訳者急逝により)未だ完成していないそう。(英語訳の重訳は有り)
今回は、この長大な物語「マハーバーラタ」の後半部分にあたる{王位の後裔争い}を軸に綴られる舞台。
ガンジス川の源、ヒマラヤ山の頂の雲の上に居並ぶ神々。
下界を見下ろし、人間界の止まぬ争いを憂いている。
人間界を平定したいと望む神々の思惑により、象の国の汲手姫は「世を平定するのは慈愛」と説く太陽神の子・迦楼奈(かるな)と、「武力を持った者こそが支配しなければ争いは止まない」と説く帝釈天の子・阿龍樹雷(あるじゅら)を生む。
時を経て、迦楼奈は天性の才能を秘めた弓の名手として、阿龍樹雷は象の国の王子として、二人は出会う。
象の国の王位継承を望む鶴妖朶王女に恩を頂く迦楼奈は、王位継承争いに巻き込まれ、阿龍樹雷王子との対決の道を選ぶ。
帝釈天からこの世で最強の武器{シャクティ}を授けられ、今まで守ることだけを考えていた自分の中に新しい道が開けるのを感じる迦楼奈。
一方、戦いを前に躊躇する阿龍樹雷王子。
仙人久理修那から「人間の肉体は滅んでも「我」は滅ぶことは無い、戦士として生まれた以上は戦士として勝利を求めて義務を果たさなければならない」と諭され戦場へ向かって行く。
決戦の火蓋は切って落とされ、繰り広げられる死闘。
人間たちの激しい戦いを上界から眺める神々。
争いの人間界を滅ぼすことよりも暫くはこのまま人に任せよう、と神々は再び一時の眠りにつく。
迦楼奈を演ずるのは菊之助丈。那羅延天と仙人久理修那を菊五郎丈。
太陽神を左團次丈、帝釈天を雁治郎丈。汲手姫は梅枝丈、長じて時蔵丈。
神々が居並ぶ幕開きは、『仮名手本忠臣蔵』の大序を思わせる演出。
インドの伝統舞踊「カタカリ」にインスパイアされたという、エキゾチックで煌びやかな衣装を纏う神々。
神々と戦士以外は、基本的に歌舞伎の古典衣装であるけれども、神から遣わされた迦楼奈は金襴生地を貼り込むという懲り方。
五王子の名のりは『白浪五人男』のように渡り台詞で。
廻り舞台で変わる背景は巨大な屏風に描かれていて、美しい絵巻物のよう。
両花道も使い、歌舞伎の様式でありながらエキゾチックさも存在する舞台は目に新鮮で美しい。
特に印象的だったのが音楽。お囃子 長唄 竹本 ツケとともに用いられていたのがパーカッションで、
メインが木琴と鉄琴、その他にジャンベ、ブラジルのスルド、中東のサントゥール、スチールパンやインドの楽器、タブラ。これらがすばらしくて感動
語られる言葉と共に流れる情感豊かな音色、戦闘場面での躍動感溢れる響き。
パーカッションの演奏があまりに魅力的で、舞台よりも床へ目が行ってしまうことが何度も。![]()
長大な物語が含む宗教、哲学等、世界観はとても描ききれるものではないでしょう。けれど、時を越えてなお現代に通じる普遍性を持つ物語のエッセンスは、歌舞伎の古典性とエキゾチックな香りを散りばめて鮮やかに舞台上に繰り広げられた、と感じたひと時でございました。
ボストン美術館の至宝展-東西の名品、珠玉のコレクション @東京都美術館
「ボストン美術館の至宝展」へ。
1870年設立、1876年に開館したボストン美術館のコレクション分野は古今東西に及び、現在は約50万点を所蔵。今回の展示はそのなかから選りすぐった傑作80点が集結。
[ 古代エジプト美術 ・ 中国美術 ・ 日本美術 ・ フランス絵画 ・ 版画/写真 ・ 現代アート ]
以上、テーマは大きく七つに分けられ、同時に美術館創設期から現代に至るまでのボストニアンたちの美術品収集の軌跡も綴られているので、所蔵品とともに美術館史にも触れることができる展示は、80点という少な目の作品にも拘らずかなりの充実度。![]()
思うままに挙げていけばあれもこれもときりがありません。
なので、ほんのさわりだけ。
こちらは印象に残った中のひとつ、1911年ボストン美術館に収蔵され、2016年4月から約1年をかけて修復された日本初公開の 英一蝶 「涅槃図」。
そして、ポスターにもなっている、ファン・ゴッホ「ルーラン夫妻」。
夫妻の肖像画が2点揃って日本で展示されるのは初めての機会とのこと。
その他、フランス絵画からはミレーやモネ、セザンヌなども。
日本美術では、尾形光琳、尾形乾山による「銹絵観瀑図角皿」、酒井抱一 喜多川歌麿等々。
それらの美術品に混じり、現存する最古の絵看板、宝暦八年(1758)江戸中村座の「錦木栄小町」の芝居看板が。
(絵看板は、美術品というよりも当時は短命な宣伝物として扱われ、ほとんどは破棄されてしまったそう)
あまり観る機会のなかったアメリカ絵画の展示も充実。ヨーロッパの画家の影響を強く受けて描かれた19世紀のアメリカの風景は美しく、興味深く鑑賞いたしました。![]()
こちらは購入した公式図録。表紙も裏表紙も、美しい。![]()
銀座 JOTARO SAITO(ジョウタロウ サイトウ )カフェ{ア・ラ・モード}
銀座SIX4階にある現代風着物ブティック、ジョウタロウ サイトウのカフェでいただいた{ア・ラ・モード}。
玉虫色に輝くプレートには、プティングとアイスクリーム、旬を彩るフルーツ。![]()
東京都中央区銀座6-10-1 GINZA SIX4F
秀山祭九月大歌舞伎 『ひらかな盛衰記』 『再桜遇清水』
ひらかな盛衰記
逆櫓
全五段の時代物『ひらかな盛衰記』の三段目「逆櫓」。初代吉右衛門の当り役である主人公の樋口次郎兼光を演ずるのは吉右衛門丈。
母性と忠心の狭間で苦悩するお筆を演ずる雀右衛門丈、苦渋の末の深謀の権四郎を演ずる歌六丈がとても宜しく、松右衛門(樋口)の女房およしを演ずる東蔵丈が女房という若さには見えなかった違和感は、それほどは気にならず。(少し気になったのは事実)
ところで今回は、船中の立ち回りで遠見の演出が観られたのだけれども、子役の子達がなんとお上手なこと!立ち廻り、見得、芸達者ぶりに感心いたしましたよ。![]()
穏やかな世話物の様相の前半から、樋口の名乗りで知将備えた武将へと変わる松右衛門(樋口)は、威風堂々と鮮やか。安定の「逆櫓」、満足の舞台でございました。
再桜遇清水
桜にまよふ破戒清玄
新清水花見の場
雪の下桂庵宿の場
六浦庵室の場
当代吉右衛門丈が監修し、松貫四の名で脚本を手がける舞台。
美女の色香に迷い堕落していく破戒僧の壮絶な軌跡を描くこの物語は、寛政五年(1793)江戸中村座で初演された『偶曽我中村』をもとに当代吉右衛門丈が松貫四のペンネームで執筆。
昭和六十年に『再桜遇清水』として金丸座で初演され、秀山祭十回目の今回歌舞伎座において再演。三十二年ぶりということですね。![]()
この作品を歌舞伎座での再演を念頭において書いたと仰る吉右衛門丈、「(歌舞伎座での上演は)面映い事でもあり、我が意を得たりという思いも~~~」とのお言葉。
初演時は吉右衛門丈が演じた僧・清玄と奴浪平の二役を歌舞伎座にて演ずるのは染五郎丈。
高僧である清玄の、品格ある姿、破戒僧となり煩悩に身を焦がしのたうち回る姿。
どちらの姿も説得力があり、吉右衛門丈の清玄を観てはいないのだけれど染五郎丈の清玄、よくはまっていたよう。登場人物の定番の役割や様式美なども要所要所に散りばめられ、所々の既視感ある場面も手伝ってか、綴られる物語はわかり易い。
死してなお執念で桜姫を追い求める清玄は怨霊と化し、威嚇するように上手上方に浮かび上がり、幕。
桜姫を演ずるのは雀右衛門丈、腰元山路は魁春丈休演のため、東蔵丈。
銀座 &COFFEE MAISON KAYSER(アンドコーヒーメゾンカイザー)ベーコンアボカド
メゾンカイザーの新業態、との謳いで9月10日に銀座1丁目にオープンした&COFFEE MAISON KAYSER(アンドコーヒーメゾンカイザー)。
オリジナルコーヒーとクロワッサンサンドウイッチのセット。![]()
いただいたのはベーコンアボカド。
プティパンオショコラとバニラクッキーをテイクアウト。![]()
東京都中央区銀座一丁目14-11 銀松ビル1F
青山 IL TEATRINO DA SALONE(イル テアトリーノ ダ サローネ )でランチ
南青山 イル テアトリーノ ダ サローネでランチ。![]()
グリッシーニ パプリカとアンチョビ アマレッティ
南瓜のズッパと雲丹のジェラート
馬肉のタルタル
太刀魚のインボルティーニとゼッポリーニ
牛タンのボリートと赤海老
ズッパディペッシェのプロポスタ
豚スネのタリアテッレ
仔羊のロースト
トルテッリーニ イン ブロート
カフェ シェケラート
メニューカードとは別に、可愛らしくデザインされたペーパーをいただきました。
この日のお料理の写真と説明が書かれています。![]()
東京都港区南青山7-11-5




































































