傷つける体力 | 守護神のさがし方|千柱の神様を知る神話ライター・上江洲規子が教える 

守護神のさがし方|千柱の神様を知る神話ライター・上江洲規子が教える 

弱音を飲み込み、人に頼られるのが得意な長女タイプのあなたへ
ふとしんどさを感じたとき、気軽に愚痴を言える相手のような
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今日のラッキー神社

 

朝ドラの話題をちょくちょくしちゃって申し訳ないんですけど、よねさんはむちゃくちゃ体力があるんだろうなと思う。

普通に生きてたら、そこまで深く傷つけないよ……と。

 

見てない人のために言うと、彼女はヒロインの寅ちゃんに対して、「友情」以上の愛着を感じています。

でも素直に愛情を表現できません。

 

戦前の日本において、彼女のぶっきらぼうさは男性たちから疎まれ、試験の出来は良いのに口頭試験で毎回落とされ、司法試験に合格できずにいます。

そんな中、一足先に弁護士になった寅ちゃんと同じ法律事務所で働くことになるのですが、日本初の女性弁護士3人のうち2人は次々脱落。

たった一人の女性弁護士となった寅ちゃんは仕事に追い詰められていきます。

 

「おまえは一人じゃない」

「相談しろ」

と言うよねさん。

 

でも寅子は一人で抱え込み、過労で倒れ、法曹界から去ることになったのでした。

 

それをずっと根に持つよねさん。

でも本心では、「もう二度とあんな悲しみは味わいたくない」と思っているわけです。

 

「もう二度と失う悲しみを味わいたくないから、また手に取りたくない」

と、寅ちゃんを拒み続けるんですね。

 

まぁ、わかる。

 

私は「傷つく」ということがほとんどありませんが、それは他人に期待しないからです。

期待してなかったら、うまくいかなくても「まぁ、しゃ~ないな」で済ませられます。

 

いちいち傷つくのがしんどいから、最初から他人はあてにしない。

 

多分、そこそこ体力のある人のほとんどが、そうやって生きてるんじゃないかなと思います。

もっと体力のない、自分でだいたいのことができない人は、人に期待するしかないかもしれませんが、日本ではそういう人が頼れる福祉もあるので、傷つかずに済むことは可能……だと思いたい。

頑張ればだいたいのことはできるのに、他人に期待するタイプの人とは関わりたくないのでしらん。

 

そういう意味で、「それでも期待したい」と思えるよねさんは、相当体力のある人だなと思うのです。

 

とはいえ、ヒロインの寅ちゃんの傷が浅いのは、期待してない(つまり、ガッツリ自分でなんとかするつもりがある)からもありますが、それ以上に、頼りになる人に囲まれてて、

「ものすご~く困ったときは、人に甘えてもいい」

という土台があるのが大きいんだと思う。

 

私も多分、友達と旦那に甘えてもいいとわかってるから、それ以外の人にはまったく期待せず生きていけるんだと思うんです。

今、そういう環境に気づいてるから傷つくことなんかほとんどなくなりましたが、周囲に頼って良い人がいると気付くまでは、割と頻繁に傷ついていた気がする。

 

生まれつき、傷が浅い人っているのかな。

寅ちゃんのように、当たり前に両親に愛され、良い親友がいて、すぐそばに優しく包み込んでくれる人がいる人が、傷つきにくい人間に育つのはごく自然だと思うんだけど、周囲とは関わりなく、生まれつき傷が浅いように見える人もいます。

 

そういう人って、どうなってるんでしょうね???

 

よっぽど何度も生まれ変わってきたとか、そんなんかなぁとか思ったりしてます。

 

 


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