日本酒発祥の地……とされる場所の一つ、庭田神社ヘ。
近年、播磨の国風土記が公開されたそうで(知らなかった。不覚)、そこにアシハラシコオが酒を作って諸神をもてなしたと書かれているようです。
播磨の国は、外来のアメノヒボコと、先着の神が土地争いをしたことが記紀や風土記に見えるのですが、先着の神の名が、オオナムチとなっていたり、アシハラシコオとなっていたり、伊和大神となっていたりして、出雲系の神なのか、播磨土着の人々が奉った神なのかが判然としません。
むろん、往古播磨は出雲の一部だった可能性もありますが、なんというかにおいが、肌触りが全然違うんですよ。
出雲国風土記と播磨あたりの風土記逸文にある神話とでは。
播磨のほうがよっぽどおおらか。
話を戻して、日本酒発祥の地とされるのは、菩提寺のように、古くから酒造りがされていた現実的な証拠が記録に残っている場合もありますが、風土記や記紀、社伝に書かれているといった、不確実な情報からそう言われることもあります。
ただ、ここ庭田神社は、風土記に「米に生えた黴から酒を作った」と明記されている点が際立ってます。
現代の無害な米麹は、江戸時代の品種改良まで誕生しないんだけどね。
神子畑の鉱石採取場。
巨大な漏斗で滓を取り除くようです。
スケールでっか(^_^;)
そして、夜久野の玄武洞もスケール感。
通りすがりに立ち寄った粟鹿神社は、但馬国一ノ宮だそうで、知りませんでした。
調べまくってるつもりでも、ほんっとなんにもわかってないもんです。
「知ってる」「わかってる」と思ったら終わりだと、いろんな場面で思います。
祭神は彦坐王。
日本海側では珍しくないけど、どういう由緒があるのか、どこにも案内がないので、帰ったら調べます。
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