クォーツ、クリスタル、ガラスについて、調べれば調べるほど迷宮に入っちゃいました。
三者とも、主成分は二酸化 珪素で、クォーツの中で結晶化したものをクリスタルということはわかる。
クォーツとガラスの違いは、天然か人工かの違いだってこともわかる。
だけど、結晶化する以外にどうやって固体化するのかと調べたら、なんと「ガラスは液体だ」と来たもんだ。
つまり、ガラスは、分子がギッチギチに詰まった状態の液体で、さらに「液体」とはいったいどういう状態なのか、現在の科学ではわかっていないというじゃありませんか!!
じゃあ、結晶化してないクォーツは?液体なの、個体なの???
さらに、「練り水晶」は一般に「水晶を一度溶かして固めたもの」と説明されているけれど、結晶化させずに固めたんなら、それはガラスじゃないの?
なのに神社や寺院で売られている練り水晶のブレスレットには「天然石」と表示されてたりするんだけど、いったいどいうこと?
最近、ピンクアメジストって石があるんだけど、二酸化 珪素を主成分とする塊がピンク色してたら、それはローズクォーツじゃないの?
色の成分が違うの?それとも結晶化してるから?
だけど以前、「結晶したローズクォーツ」ってのを見かけたんだけど???
そもそも結晶してるんならそれは「ローズクリスタル(クォーツ)」と呼ぶべきじゃないの???
誰か教えて、詳しい人!!!!
……ってことで、京都三条にあるクリスタルワールドさんに、「ピンクアメジスト」と「練り水晶は天然石なのか」についてのみ、質問を入れてみました。
いやさすがに、買い物もせずに質問だけってのは図々しすぎると思いますし、ピンクアメジストが、800円から通販に出てたので、見積もりしてもらう「ついで」に質問したんです(笑)
その結果
「 ピンクアメシストは、アメシストと同様に微量に含まれる鉄に加えて、微細なヘマタイトのインクルージョンによってピンクになった水晶になります。
ローズクオーツは見た目で紅色に見えるものを流通名としてローズクオーツとして販売されております。結晶化していても変わらずローズクオーツになります。
天然石の定義はそのものにどのくらい処理を加えているかと個々の捉え方によりますので、一概に定義するのは難しいかと存じます。 」
とのことでした。
つまり、
「ローズクオーツは見た目で紅色に見えるものを流通名としてローズクオーツ」
ということは、ピンクアメシストもローズクォーツの一種ってことですね。
んでもって、
「天然石とは何か、一概に定義できない」のね。
ふふ。
でも、京都三条のクリスタルワールドさんは、鉱物についての質問に、きちんと答えてくださいますし、価格も安い……というのかな(^^ゞ
「当たり前の価格」という気がします。
よくはわかってないけど。
メールで話しを聞いたら、
「やっぱり直接見たい」
となって、桜のシーズンの京都に行っちゃいましたよ(笑)
選んだのは、これ。結晶が大きくて色も綺麗なのを選んだので、1800円でした。
しかし、ほんと、天然石の価格って、闇よね。
とある観光地で、初めてピンクアメジストを見たんですけど、
「あなたに合う石を霊視できますよ」
「あなたの願いを教えていただけたら、ピッタリの石を選びますよ」
「なんでも聞いてください!!」
って、すごい勢いで営業されたので、
「ピンクアメジストとローズクォーツって、どう違うんですか?水晶の中で、ピンク色してるのをローズクォーツって言うんじゃないんですか?」
と聞いたら途端に黙り込み、
「……まぁ、一緒なんですけどね……」
とお店の奥に入っちゃったです。
いや、同じじゃあないだろう。
少なくとも、ピンクアメジストの特徴みたいなものはあるでしょう。
そのお店にあったピンクアメジストも、なかなか綺麗な結晶だったし。
ちなみに値段は12000円とかだったと思うけど(笑)
ほんと、闇よね~……。
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