難しいね | 守護神のさがし方|千柱の神様を知る神話ライター・上江洲規子が教える 

守護神のさがし方|千柱の神様を知る神話ライター・上江洲規子が教える 

弱音を飲み込み、人に頼られるのが得意な長女タイプのあなたへ
ふとしんどさを感じたとき、気軽に愚痴を言える相手のような
自分だけの守護神をさがしてみませんか?

今日のラッキー神社

 

去年、私小説ならぬ私漫画を描いてらっしゃる漫画家さんの娘さんが、自分のブログ上で、自殺未遂をほのめかす投稿がされました。

それに関連して、彼女が「私のことは描かないでと言ったのに聞いてもらえなかった」などという告発をされたと報道されたんです。

 

その記事はすぐに消されたので私は直接読んでないのですが、その内容はあちらこちらに転載されていました。

 

曰く、暴言を吐かれる、「ブスだから」と整形手術を受けさせられる、兄優遇がすぎる、など。

反抗期のころ、自分が理不尽な目に遭ってると感じたことがあるという人は多いと思うし、他人の家庭のことなので、わかるもんじゃありませんけどね。
 

ただ、私は身近な人のことを文章にするときには注意せんといかんな~……とわが身を振り返ったわので、すごく印象に残っています。

とはいえ、他人の家のことですし、「いろいろあるんだろうな」以上感想を持ちようがないんですけど、母親の友人女性の告発が気になったんです。

 

彼女は娘さんの告発を肯定し、裏付けもしたんですけど、その後娘さんは、この友人の言葉を否定し、攻撃しました。

 

友人女性は兄と差をつけられて育った娘さんに対して、おいしいものを御馳走したり、悩みの相談を受けたりしたと証言していましたが、娘さんは、早いうちに彼女とは「合わない」と感じたと言っているようです。

母親も「事実ではない」と証言していると報道されています。

 

記事を読んでいるだけの私に、実際のことがわかるはずがありませんが、ただ、

 

「親子間の問題に他者が関わる難しさ」

を、すごく感じちゃいました。

 

もっと踏み込めば、

「だから、虐待から子どもを救うのは難しいんだな」と。

 

たとえばですが、

「虐待されている」と訴えた子がいたとして、その子の相談に乗っていた人も「確かに虐待だ」と訴えたとします。

その後、母親が「虐待は嘘」と言い、その子も「自殺未遂したのは虐待が原因じゃないし、相談にのってくれてた人は、私と合わなかったから距離をおいた」と答えたとします。

 

そこで、児童相談所が

「虐待はない」

と判断したら、どうですか?

 

虐待じゃないにしても、第三者の介入は必要なんじゃないのか……と思いません?

 

私自身、理不尽を感じて育った人間ですが、私を大事にしてくれた、小学校の担任に対して反抗期をやっちゃった記憶があります。

多分、先生は「なんで?」と思ったと思いますし、「あんたなんか私のことわかってない!」と言われても「そりゃわからんよ」と思ったろうなと思います。

 

幸い、私は学校や会社で良い友人がいたし、旦那が驚くほど大らかな人間なので、

「あ、私試し行為やっちゃってる」

と気づいて、立て直すことができましたが、いわゆる「自己肯定感が低い」状況だと、「試し行為」は、ほぼ必ず通る道なんじゃないかな、と思う。

 

「どこまでも自分を許してくれる存在」に、理不尽にあたり続け、赦され続けることによって、「自分はここにいてもいいんだ」と確信しようとする「試し行為」です。

やられた方はたまったもんじゃないけど、親から十分に愛されなかった子どものほとんどがやるんじゃないかな、これ。

 

だから上記、漫画家の娘さんも、母親の友人に対して「試し行為」をしてる可能性はあると思うし、こうなると、この友人が「なんとか娘さんを救ってあげたい」と思っていたとしても、途中でいやになっちゃうと思うんですよ。

そうなると娘さんは、どこでどうやって立ち直ればいいんだと思います?

 
……正直なところ、娘さんが今のままで良いとは思えないなぁ……。
でも、どうしたらいいんでしょうね?

 

 

 


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