野球放浪記『百聞不如一見』 -346ページ目

「目立つ」

ある高校野球の監督さんの言葉を思い出した。


「いい選手というのは何人いても目立つ」


その通りだと思う。


今年は四国・九州アイランドリーグの試合をたくさん観てきた。NPBを目指している選手が集まっているわけだが、その道に進めるのは、ほんの一握り。

今年は育成枠を含めてアイランドリーグからは6人の選手がNPBから指名を受けた。


アイランドリーグの球団に所属する選手が約100人いる中で、実際、自分が見ていて本当にNPBに行けると思ったのは、横浜ベイスターズから指名を受けた大原淳也選手くらいだった。


レギュラーに定着して結果を残した選手はたくさんいる。いろんな選手に目がいってしまいそうだが、それでも大原選手に注目がいってしまう。やっぱり大原選手は目立っていたのだ。


独立リーグだけではない。高校、大学、社会人すべてそう。今年、斎藤、大石、福井の3投手を輩出した早大や、01年に夏の甲子園で優勝した日大三高から4人の選手が指名を受けるといった例外もあるが、たいていは同じ年に1つのチームからNPBの道に進める選手というのは多くて2人、だいたいが1人なのである。そんなもんだ。


夢が叶った大原選手。本職はショートだが1軍入りを目指すならセカンドも視野に入れておいたほうがいいかなと思う。カスティーヨが退団したかと思えば楽天から渡辺を金銭トレードで獲得。横浜の二遊間は競争が激しく、大原選手には厳しい戦いが待っている。

まずは1軍のメンバーに入ることが目標だと思うが、1年目だからといって遠慮することなく、目立って目立って次の夢を叶えてほしいと思っている。


横浜中華街でラーメンマンに扮した森本ひちょりを見て、そんなことを思った。この場合の「目立つ」は少し意味合いが違うか…。

印象は変わる

NPBの各球団で続々と新人選手の入団会見が行われている。


昨日、日本ハムの斎藤佑樹投手の単独での入団会見とセレモニーが行われた。


単独の入団会見となれば新庄以来らしい。会場となった札幌ドームには約8千人のファンの方が詰めかけ、関心の高さをうかがわせた。


日本ハムのユニホームは似合っていたと思う。本人もすごく気に入っていたように見えた。


正直なところ私自身、何となく早大の斎藤佑樹のことは好きにはなれなかった。


ところが日本ハムのユニホームを着ると同じ斎藤佑樹なのだがまるで別人に見えた。


思えば、とある理由で東海大相模もあまり好きにはなれない。(ごめんなさいね) 一二三のことも阪神に入団してようやく受け入れられるようになった。


印象は変わるもんだなと思った。

恐れていたことが起こった

横浜ベイスターズは金銭トレードで楽天・渡辺直人内野手の獲得を発表。

こんなこともあるとは思っていたが、まさかこんな早くに起こるとは思っていなかった。

一昨日、岩隈投手の交渉決裂のことを書いた。(交渉決裂に思うこと参照)

一番最後の文章は私が懸念していたことだった。


財布の紐が固い球団と勝つために必要な補強資金をせがむ星野監督。

楽天はメジャー経験のある岩村、松井稼といった大物を獲得した。当然それなりにお金はかかる。そうなれば結果を残せなかった生え抜きの選手がリストラされる可能性も有りうること。ましてや阪神時代に大量リストラを敢行した監督である。


ただ今回は状況が違う。リストラではなく転勤だからマシとか言う問題じゃない。渡辺選手は欠場した試合はあったものの、今季もレギュラーを張っていた選手である。渡辺選手のプライド、楽天ファンの気持ちを踏みにじる行為であり非常に腹立たしい。


勝つために何でもすればいいってもんじゃない。


それに星野監督は北京五輪で失態を犯し、痛烈な批判を浴びて汚名を残している。いいイメージをもってないファンの方もいることだろう。

ファンの気持ちを無視していると「仙台を熱く―」の言葉とは裏腹にファンが離れていく事態も起こりうるかもしれない。

まだシーズンは始まってないが、星野監督にいきなり正念場がやってきたと言えよう。