「目立つ」 | 野球放浪記『百聞不如一見』

「目立つ」

ある高校野球の監督さんの言葉を思い出した。


「いい選手というのは何人いても目立つ」


その通りだと思う。


今年は四国・九州アイランドリーグの試合をたくさん観てきた。NPBを目指している選手が集まっているわけだが、その道に進めるのは、ほんの一握り。

今年は育成枠を含めてアイランドリーグからは6人の選手がNPBから指名を受けた。


アイランドリーグの球団に所属する選手が約100人いる中で、実際、自分が見ていて本当にNPBに行けると思ったのは、横浜ベイスターズから指名を受けた大原淳也選手くらいだった。


レギュラーに定着して結果を残した選手はたくさんいる。いろんな選手に目がいってしまいそうだが、それでも大原選手に注目がいってしまう。やっぱり大原選手は目立っていたのだ。


独立リーグだけではない。高校、大学、社会人すべてそう。今年、斎藤、大石、福井の3投手を輩出した早大や、01年に夏の甲子園で優勝した日大三高から4人の選手が指名を受けるといった例外もあるが、たいていは同じ年に1つのチームからNPBの道に進める選手というのは多くて2人、だいたいが1人なのである。そんなもんだ。


夢が叶った大原選手。本職はショートだが1軍入りを目指すならセカンドも視野に入れておいたほうがいいかなと思う。カスティーヨが退団したかと思えば楽天から渡辺を金銭トレードで獲得。横浜の二遊間は競争が激しく、大原選手には厳しい戦いが待っている。

まずは1軍のメンバーに入ることが目標だと思うが、1年目だからといって遠慮することなく、目立って目立って次の夢を叶えてほしいと思っている。


横浜中華街でラーメンマンに扮した森本ひちょりを見て、そんなことを思った。この場合の「目立つ」は少し意味合いが違うか…。