白血病なんて、ドラマ・映画の世界。
私も、そう思ってました。
2001年、自分が急性骨髄性白血病になるまでは。
だから、
突然、知り合いや友人が「白血病で入院した」と聞かされると、戸惑うのは当然のこと。
「え?あの人が!?」
「ついこの間、会ったばかりなのに・・・」
「私は、何をしたらいいの?何ができるの?」
2001年9月11日 私が突然、緊急入院した時も、きっと、友人たちにそんな想いをさせてしまったのだと思います。
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お知り合いやご友人が、白血病で入院して、戸惑っているあなたへ、
まず、
白血病関連のポータルサイト海好き をご紹介します。
個人サイトですが、
闘病記始め、白血病関連の情報が集められています。
また、
かつての患者の立場から、私の経験の範囲でお伝えするなら・・・
(急性白血病でご入院の場合で、お伝えします)
お見舞いは、いつすればいいの?
白血病で入院する「血液内科」病棟は、免疫力・抵抗力の低い患者さんの集まりなので、お見舞いが制限されている場合が通常だと思います。
外から来るお見舞の人たちは、外の細菌やウイルスを運んできてしまう存在なのです。
ですので、
もしもお見舞いに行く際には、
「お見舞いがOKなのかどうか」を確認されてから行かれることを、オススメします。
ちなみに、私が入院していた病院では、血液内科は、3親等までしかお見舞いが許可されていませんでした。
また、全病室に「面会謝絶」の札が、常時かけられていました。
患者本人が、どうしても会いたい人については、例外的に許可が下りていました。(今の夫(当時は彼氏)は、例外として許可いただいていたのです。)
お見舞いの品は、何がいいの?
食事制限も、感染予防の観点で非常に厳しいです。基本的に、食べ物はオススメできません。
必要なものを尋ねてみることを、オススメします。
他に、お見舞い関係で注意点は?
抗がん剤の副作用で、髪の毛が抜けます。
私の場合、入院して1カ月も経たない内に、すっかり髪の毛は抜けおちました。
骨髄移植の後は、ステロイド剤の副作用で、顔がまん丸のムーンフェイスに膨れ上がりました。
そんな姿を見られたくない患者さんも、いらっしゃるかもしれません。
もしも、面会制限がない病院・病状だったとしても、互いの関係性で、お見舞いに行くかどうかお考えください。
また、
無菌室(クリーンルーム) での治療中は、お見舞いに行っても、ガラス越しの対面です。
できることは、何なの?
私が嬉しかったのは、「私の帰りを待っていてくれる」気持ちでした。
急性白血病での入院の場合、半年~1年の入院が予想されます。
長期入院になると、だんだん、、、忘れ去られてしまうような寂しさ・恐怖感を覚えました。
1か月に1回でも、手紙やメールを送って、「待ってるよ♪」と言う気持ちを伝えるだけでも、心の支えになるかもしれません。
但し、手紙の場合、無菌室 に入れてもらえるかどうかはわかりません。(紫外線照射で消毒して、入れてもらえるか、ガラス越しに見せてもらうか・・・)
メールは、携帯かPCでのネット接続が許可されていれば、見ることができますね。
とっても体が辛い時は、返信はできないこともあるでしょう。
一言、「返信は、気にしないでくださいね。」とか、「返信は不要です♪」と添えるのも、いいかもしれません。
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思いつくままに、お伝えしました。
もしも、今、あなたがご友人・お知り合いが白血病になって戸惑っていらっしゃるなら、、、
何か少しでも、参考になれば幸いです。
笑顔で帰ってきてくれるのを、待ちましょう
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