俺たちフィギュアスケーター スペシャル・エディション
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去年のクリスマス、「ベルセポリス」とどっちを見るか悩んでこれを我慢

しましたが失敗でした(笑


想像通りにくだらなくて、さすがです!!


かーなり下ネタ満載なので、子供はどうなのか?

一緒に見てる親も、説明するのもなんだし。。となりそうな

それくらい下一色ですね。


映像もバカバカしくなるようにこだわってるし。

悪役は、ディズニーに出てきそうなくらいの典型的な悪役でそういうところも

わかってて作ってるなって思うのですごくいいですね。

宇宙をイメージした衣装なんかもすごくいいし

全体的にスタイリッシュです。




あんなに反発しあっていた二人が友情に芽生えるところなんかも

ちょっとジーンとくるし。

これだけバカバカしく大笑いできる映画ってなかなかないです

邦画には絶対ないノリ!




お勧めですね

原作を一気読みしたので、見に行ってきました

「20世紀少年」


日曜日の昼、TOHOは1000円の日だったせいもあってか

超満員。




201



役者陣は全員、役になりきって頑張っているしうまいです。


ただ最後の爆発はいただけない(苦笑
原作を知らない人が見たら、日本は滅びた。と勘違いしてもおかしくないくらいのすごい規模だったよ!
笑えました。



子役もみんなハマってて、原作にも忠実なんだけど私にとって大事と思えるエピソードが
結構素通りされているのが残念。
ドンキーの鼻水タオルでの救助とか、血のおおみそかに向かうマルオとヨシツネの
決意(家族に別れを言うところ)など、あるとないじゃそのキャラクターに対する
思い入れみたいのも変わってくると思うんだけどね。



あと、山根(小日向さん!)が同窓会のときにバッチリでてきてるのは
なんでだろう?
そしてみんな結構フクベエを軽く無視なのねー(笑
まぁー(モゴモゴ)、伏せんにしてもちょっとひどくね?(笑)という感じ。

あれは怒るよー。


後半は原作と少しずつ変えていくのかもしれないね。



予告で見た他キャストでは、やはりサダキヨ役のユースケと春波さんの古田新
あたりが見どころでしょうか


一緒にいった夫は素直に「面白かったね」と言っていました。
私はちょっとひねた目で見ていたからか、長く感じたかなぁ。

原作に忠実で、というか原作を壊さずにっていう点ではDMCのほうが

好感がもてる実写化だったかな。まったく原作と同じ、では意味がないよね。



超満員の劇場を出るときに「やっぱり、犯人は宮迫じゃないかしら?」と
盛り上がっているおば様方がいましたよ。


原作知らないで行けばその楽しみはあったなぁ~。なんて。



早速見に行ってきました


「グーグーだって猫である」


gu-


猫好きにはたまらないであろうこの映画だけれど

小泉今日子の魅力全開だ

特別彼女のファンではないんだけれど、40オーバーで大人カワイイ女性

という点でも適役。

演技もルックスも声質なんかも、いい。


ちょっと無駄なシーンなんかもあって、なんていうか本筋と関係ないところも

結構あるから、そこでずっこけちゃうっていうか、今までの雰囲気が台無しになっちゃうんだなぁ。


サバと暮らして、サバを亡くして、グーグーと出会う。

そのところがすごく良い。

サバをずっと忘れなくて、ずっと想うところも。ペットを飼ったことがある人にはわかるだろう。

恋愛めいたところや、病気のところなんかにドラマ的な盛り上がりがあるのかもしれないけれど

やっぱり猫と麻子さんの生活、というシーンが一番いいんだな

人間同士は会話がありすぎる。

ただ暮らして、「グーグー」「サバ」と呼ぶ麻子さんの声と、二匹の表情だけで

なんというかこの映画の価値があるはずなんだけど


ただ人間サバと麻子さんよりも、麻子さんとナオミに泣けたのも確か。



いい映画。でしたよ。




gu-2




東京島/桐野 夏生
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桐野さんの本はどうしても手にとってしまうし期待してしまうんだなぁ


これ、面白いですよ

女性の内面っていうか、図々しくて浅はかで図太い感じ?は

相変わらずうまいです

私はいつもそこに当てられて、なーんかどんよりしちゃうんですけどね。


最後にきて、なんか双子の寓話みたいな感じで終わっちゃうんだけど

まあねぇー。


人間は極限になったときどうするか!みたいなのを想像していたけれど

そこまでは全然壮絶ではなくて、なんかみんな変な人だし(変な人になってしまった

わけではなく元からっぽい)

どの人物も薄気味悪くて共感できないところなんかも桐野さんならではだなぁー

と思いながら、読みました

ビター・ブラッド/雫井 脩介
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この間「火の粉」を読んで面白かったので、結構話題になったこの本を

借りてみました


スイスイって読めますね。

父親の「ジェントル」のキャラ設定が自分の中でどうしてもうまくいかなくて

笑えどころもイマイチ笑えず、魅力的にも感じなかったなー。

なんでだろ?そlこが残念

そこでハマれればまた違ったのかも。

コメディはヘタなのかな?


謎解きや刑事と情報屋との利害関係など、結構ハードボイルド?な

内容になりそうなところを軽めに書いてあります

そこがいいのか?悪いのか?ちょっとわからないままに

終わってしまいました。


でも面白くなくはないですよ。

土曜の23時ドラマ

今やっているのが「33分探偵」ですよね。


これって・・

面白いんでしょうか?(笑

たたかれる(熱心なファンの方々に)のは覚悟で書くと

すごくつまんないと思うんですけど・・・


ゆるいとかそういう次元ではなくて、ほんとに面白くない

何度見ようと思っても途中で眠くなってしまいますよ


主演の方はまぁさておいたとしても

高橋克己&水川あさみのこの二人も微妙に古い&ヘタだし

もうちっと面白くもできそうなものが、余計に面白くなくなってる気がしますねー

水川あさみの説明ちっくな突込みがほんとにねぇ。


試みとしてはすごく面白いし

簡単に解決できる事件を33分持たせるっていう発想も

すごく期待していたんですが・・・


33分見続けるのも難しいのに映画化なんかしたらすごいですね

33分間の映画だったらそれはそれでいいけど

まぁ自分が行かなければいいだけの話だけど




初日にみてまいりました

「デトロイロ・メタル・シティ」


原作に関しては大分前に記事を書いてますし

我が家に全巻そろってますので(笑)

私は立派なDMC信者とでもいいましょうか。


4.5巻は下品と同じことの繰り返しであまり面白くなかったの

だけれど、一番新しい6巻は結構面白いですよ

北原元気(クラウザー一世)がウケます。


ってことで大分前から楽しみにしていたこの映画
kurauza


初日とはいえ、満席!チケット完売でビックリ

そこまで人気だったとは(笑)


キャスティングはすごく的を得ていて、みんな熱演ですばらしいですね

DMC信者の大倉孝二さん、サイコーにハマってました。(うっちー(岡田義徳)もね)

松ケンも松雪もすばらしい!

原作のクラウザーさんは格好イイとは思わないのですが松ケン演じるクラウザーさんは

素のときとのギャップも含め、格好イイ!と思ってしまいましたよ(笑


見終わって、原作を知らない人もこれでギャハハーと笑えるのかな?って

寒いだけじゃないのかな?と思っていたのだけれど、他のレビューとかみると心配ないみたい。

っていうか読んでない人のほうが素直にバカ映画として見れるのかもしれないね


原作のお下劣さが、すーんごーく薄めてあったのでその点では残念

他バンドとの対決にしても、はしょりすぎてて多分映画じゃ意味わかんないだろうし


ただ、あの原作を映画にするにはこれがマックス

音楽やオープニング(キャストの名前が出るとこ)は最高に格好良かったので満足。


そして原作前半で一番笑えた帰省のところだけは結構忠実だったので

かーなりウケました(弟役だけはミスキャスト)

「べえ、べえ」



まんま原作を読むとひいちゃう女子も多いと思いますが、映画だけなら

万人に受け入れられるギャグ映画(?)になっているのでしょうね。





荒野/桜庭 一樹
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直木賞受賞後というものの過去の作品に加筆したものなのですね



過去の作品をいくつか読みましたが、ほとんどが少女といえる年齢の女の子が

主役の甘酸っぱいもの(設定には色々ありますが)多いのですが

こちらもその流れ。


自分の身体の変化(胸が大きくなったり、腰がくびれたり)やSEXという

行為を知ったときにも、この主人公の荒野のように、「いやだ、このままで」みたい

な気持ちになったことがないので(笑

なんていうか、年齢不相応?に子供っぽいな、とかそんな感想ばかりもって

しまった。

瑞々しいけれど、現実味がないというか?



ただ、この父親は彼女の小説ならではだなぁ~という男性ですね

線が細くつかみどころがないところが、私は好きで、赤朽葉家の夫であり

私の男の養父でもあり、この小説家の父でもあるんだな。

後妻の容子さんや奈々子さんなど大人の女についての描写はよい



次は書き下ろしか何かの、ほんとの新作を期待します



自虐の詩 プレミアム・エディション
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こちらも絶対に見に行く!と思っていたのに見逃した作品

見逃したとなると遅いです(笑


原作を読んでいないのでなんともいえないのですが

面白くもありつつ泣かせるとこもあり、ほんと楽しめる映画です

熊本さんとの友情が一番泣かせどころで、やっぱり良かった




原作でどんな風に描かれているのかわかりませんが(多分同じなのだろうけど)

幸江がイサオによって足を洗い、まっとうな生活を送れるようになったことや

イサオの一方的な熱愛によって二人がはじまったこととか、シャブ中・自殺未遂の彼女を救ったこととか・・

なんだか、今の二人の現状にはあまりにもドラマチックすぎて

私の中では消化不足といいましょうか・・

その経緯があるから幸江は何があってもイサオが大好きなんでしょーが!

ってのはわかるんだけど。なんかあまりにも・・大げさというか

ではイサオが今のように(やくざから足を洗ったもののチンピラ無職)なった

経緯がないと、いまいち腑に落ちないというか・・

原作を読めばもっと丁寧な描写でその辺の唐突感がなくなっているのかもしれないれど。

二人のなれそめのくだりは、私には今まで見てきたものから急に陳腐な物語になって

しまったように見えて、いまいちしっくりこなかったんだけどなぁ



とはいえ、主役の二人はすごく良くて、やはり中谷美紀に尽きるというか。

映画としての満足度はすごく高いし、素直に、なんつーか現状に文句ばっかりいってないで

今ある自分の幸せを大事にしようと思えるような映画。



よかったですね。




ラジ&ピース/絲山 秋子
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スイスイと1時間くらいで読めちゃいます


表題作とそれよりずっと短い短編が入ってるのですが

その「うつくすま ふぐすま」がよかった

なんとも幸せというか自由な気持ちになる


なんていうかな、男なんかいてもいなくてもいいし

いるなら気持ちよく楽しくしてくれなきゃだし

仕事して、好ましい相手(異性も同性も)と楽しく過ごして

それでいいのだーとね思いたい

当たり前なんだけど難しいっつーか。

うーん、うまく書けないな