その名にちなんで (特別編)
¥3,032
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レンタルして観ました


結婚ために家族と離れ地球を半周し、慣れないニューヨークで家族を作った

母親。

人生においてより多く自由な選択肢をと、米国生まれ米国育ちで成長した息子


ゴーゴリという名前にこめられた両親の想いというものに

対してはそんなに感動はしませんでしたが

親子愛、夫婦愛については決め細やかに描いてあり、とても考えさせられました



結婚してから、徐々に相手を知り、愛するようになっていく

見合いで結婚した夫婦が30年という年月を経て得た

二人のかたく暖かい夫婦の絆はとても素敵で感動します。


ちょっと長いかな、とは思いますが

なかなかイイ作品


火の粉 (幻冬舎文庫)/雫井 脩介
¥800
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これは結構な厚さがあった本でしたが一気読みしてしまいました(笑


怖いですね~


でもさ、唯一の幼馴染といえる男が海外で服役中で

あるがゆえに、容疑者の人物像や自傷癖など大事なところを

見落としまくりっていうねぇ

ないとは言い切れないことだけに怖いね。

でんでん太鼓方式で自分の背中をねぇ。

ほんとにこの犯人が怖いし、私だったら逆に怪しすぎてそう簡単に

家にあげたりはしないと思うんだけど・・


何はともあれ楽しめました!

時間のある夏休みに読むのにもってこいなのではないかな


スタンド・バイ・ミー―東京バンドワゴン/小路 幸也
¥1,575
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東京バンドワゴンの三作目ですね

かなり読みやすいので「池袋ウエストゲートパーク」のように

ついつい読み続けてしまうという雰囲気


それにしてもどんどん家族が増えてすごいねー

みんなの善意もすごいし


面白いか?と言われるともう三作目にもなるわりに何も代わり映えしないので

たいして面白くもないんだけれど。


まぁいつもの感じです

4作目は借りないかもしれないなぁ

君は永遠にそいつらより若い/津村 記久子
¥1,470
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津村さんの著書を読むのは初めてですが

これ、よかったです


最初は変な青春モノか?世をひねて見てしまう処女の話か?

ナオコーラさんみたいな感じ?とか色々思ったのですが

後半になるにつれグンと面白くなっていきました

ダメな女童貞のホリガイさんがどんどん強く、そして勇敢に。



このタイトルの意味するところは、ずっと後半にでてきます


ひどく虐げられ、傷つけられた子供たちに、強く生きていて欲しい

受身だけど、そんな気持ちのこもった言葉。



深刻すぎたり、事件性ばかりを追ったのではなく、大学生の日常に

からめて書いたところが余計にうまく。


死に絶え絶えのイノギさんの服を下ろし顔を拭いた小学生や

少年を助けたくて事件を起こしてしまったホダカ君

そして、少年を助け鍵を必死になって探したホソガイさん

吉崎君の優しさ。

とてつもない悪があって、成す術もなく傷つけられる者がいる

社会にも出ていない青二才で、何もできないながらに、「自分がそこにいて

やれなかったこと」を悔やむ繊細な優しさもある。

力がなくてどうにもならないことばかりだけど、その悪に自分の人生までをも

潰されることはないんだ。



津村さんもっと読んでみます


東京ゲスト・ハウス/角田 光代
¥1,470
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読み逃していた?角田さんの本です


アジアを一人旅して半年振りに帰ってきた自分に、友人は

何も聞かずツイこの間まで一緒にいたかのように友達の話をし、

日本食をありがたがれば冷めた目でみられ

彼女は別な恋人と同棲をしていてとりつくしまもない


どうしようもない日常から逃れられるかも?と逃げ出した自分が

帰ってきた場所はやっぱりどうしようもなくて、でも頼る相手も他にはいない


旅で知り合った女性の経営?するゲストハウスに住まうものの

アジアのたびそのもののような同居人が増えていって・・


ニヘラニヘラ笑って人に合わせてその場をやり過ごすそんなもう一人の

自分に嫌気がさすんだけどどうすれば・・


旅仲間?のような連中のノリに自分はついていけないし

何をいきなり?って感じで旅に出て帰ってきた男に対しての興味もないし

なのでなんだかなーと。


主人公や旅する仲間たちよりも、残っていた人たちに感情移入してしまう

そんな話

早速みてまいりました

「ダーク・ナイト」


ネットなどでの評判は良過ぎるので、金曜日にテレビで放送された

「バットマン・ビギンズ」を見てから。




bat



とりあえず長いんだけど、その間にクライマックスでは?という盛り上がりを

何度も見せてくれるために飽きません

邦画の大作というと、無駄なところに大金つぎ込んでて(相棒のマラソンとか)

なんだかなーという感じなのですが、こちらはさすがとも思えるお金のかけ方

楽しめますねー

みなさんが大絶賛のジョーカーのヒースレジャーも評判どおりの存在感でした



俳優陣も悪役との対比含めて正統派二枚目が多いのだけれどそれが逆にこの暗黒街ゴッサムシティの

正義の光という感じで素敵です。



大好きなゲーリーオールドマンのえっ!?という仕掛けとか、裏切り者の意外さにはちゃんと脅かされたし。

バッドモービルのすごさも↑バットポッド?とかいうバイクも格好イイー!


da-ku



バットマンの苦悩が、そして選んだ自分の道がタイトルの「暗黒の騎士」という一言になっていたのですね。

バットマンが、ヒーローや正義や光ではなく「暗黒の騎士」になった(選んだ)その物語というわけです。

彼はみんなに愛されるようなヒーローではない、理解者は一握りの孤高の人。沈黙の守護者。



ただ長くてダラける映画もありますが、丁寧に主要登場人物の心理を描いていくと

この長さになってしまうし、そうすることによってトゥーフェイスがトゥーフェイスになるべき

物語りも生きてくるんじゃないのかなぁ。

バットマンもトゥーフェイスもすごく丁寧に描かれているので、その高潔な精神が悪と狂気に

変わってしまう紙一重のせつなさが伝わるんだと。

あともう一点、バットマンに関してはそのほかの人たちの協力なくしては悪を倒せない

ところ(執事であり。警部補であり。自社の取締役であり。優秀な検事だった)も

面白いところですよね。


一緒に見に行った夫は「じれったかった」と言っていたのだけれど(苦笑

そこが人間らしくていいところじゃないですか。

スカっとするヒーロー物を求めているんだとすればこれはお門違いです。




確かに長い!なので疲れちゃったりダレちゃったりしないかといえば嘘になるけど

あの世界観にどっぷり浸かれて楽しめます

作品の中では死なずに次につづいたジョーカーの存在が、次作では他の俳優

さんになるということだけが残念です



楽しめました。



長い散歩 プレミアム・エディション
¥4,427
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劇場で見ようと思っていて、見逃した作品

奥田瑛司さんの監督作品です。


緒方拳さんがやっぱりいいんですよねぇ。

身体を鍛えて、走る。

どうしようもなく歳をとっているんだけれど、そこが魅力的。


ダンボールで作った羽をつけた少女を連れての、長い散歩

彼女は演技そのものはうーん?っていう感じなんだけど、そのルックスで

思いっきり雰囲気でてるのでアリなのかな。


松田翔太も当たり役、というか今まで見た中では一番いいんじゃないだろうか。






さよなら渓谷/吉田 修一
¥1,470
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「さよなら渓谷」、題名だけでいくと普段の軽いタッチのほうの

吉田修一さんと思いますが、「悪人」のような重めの犯罪ものでしたね。


一番のトリック?である部分はある程度のところでわかってはいましたが

それでも読ませます。

それほど長くないのであっという間。です。




長い終わりが始まる/山崎 ナオコーラ
¥1,260
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人のセックスを笑うな。で結構いろんな人に認知度があがっているであろう

ナオコーラさん。

なんていうか、好きでも嫌いでもない、という位置づけで

でも新作が出るとついつい読んでしまっていたんだけれど。


以前に読んだ「論理と感性は相反しない」もレビューを書くの忘れてて

(というか、うまく書けなくてそのまま忘れたんだと思う)

この本を読んでそのことを思い出しました。


「カツラ美容室」はそうでもなかったんだけど

彼女の書く小説に出てくる女性は、いや主人公が女性の小説は

あまり共感できないかなぁ。

共感できるものがイイと思っているわけではないのだけれど

こんな女性いやだな・・っていう人ばかり

それがたとえば桐野さんの小説のようにわざとそう描いているんではなく、なんというか・・

作者そのものが影響しているのかな?と思わせるような


自分の主張や自分の能力を認めて欲しいという気持ちや

自分と違う人への強い反発や怒りなんかが。。。

どうにも読んでいて気持ちのよいもんじゃない。

そこからストーリーに発展があるわけでなし。


この二作を読んで感じることは

彼女は自分の小説に絶対的な自信を持ちつつも自信がなくて

世間や周りが思うように動かないことに苛立っている、というね

これだけ頑張っているんだ、ということを周りに押し付けるようなそんな感じ。

最近ananなんかでも彼女のエッセイが載っていたりするんだけど

私の好きなものではないんだなぁ。

まぁ小説はあくまでもフィクションで、作者そのものなわけないんだけどね。


ただ、デビュー作からして、彼女の題名のつけ方はすごくいいよね

「長い終わりが始まる」なんてとてもいいですね。

なので逆に中身のステキじゃない感じが際立つのかも。





論理と感性は相反しない/山崎 ナオコーラ
¥1,470
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窓の魚/西 加奈子
¥1,260
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大分作風が変わったというか、新境地ですね。


温泉旅行に出かけた二組のカップル

その4人それぞれの章で成り立つ、たった一夜のこと。


ここまで問題だらけの4人も珍しいとは思うけど

一緒にいて、同じ時間をすごし、愛し合っていたとしても

相手のことを見ていない、ということはよくあること。

そんな孤独感が伝わってきます。

「誰かといるのにひとりぼっち」まさにそんな感じ


あまりにもいつもの調子を封印しているので

なんていうか、泣き笑いのような切ない感じはなかったので

残念

その分しっとりとしてはいるんだけどねぇ。


この4人の行く末は明るくはないだろう。