8月7日

2019国際女性年大阪連絡会 8.7平和集会
子どもの権利パートⅡ「この社会のすべての子どもに学ぶ権利を~朝鮮学校の『高校無償化』裁判~
というテーマで、藤永先生の講演を遅れての参加ではありましたが、パワーポイントと同じ内容のレジュメで聴くことができました。

民族教育への「4度目の弾圧」
・植民地統治下の15年戦争期、1920年代から開設された朝鮮人が運営する学校・夜学など閉鎖(1930年代半ば) 
原則公立小学校に就学すること(統治下なので日本国籍だから)
・敗戦(=解放)直後に設立された朝鮮人学校の閉鎖(1948~49年)
阪神教育闘争(1948.4.24)
・日韓条約締結後 外国人学校制度案(1960年代後半)
反日教育禁止、文部大臣に強大な権限

地方自治体の朝鮮学校への公的補助 1997年度には朝鮮学校が所在する29都道府県すべてで実施
大阪府では、維新府政のもと2010年度に高級学校の補助金停止、2011年度に初・中級学校も停止 大阪市も府に歩調を合わせ、2011年度停止

「高校無償化」制度と朝鮮高級学校
「高校無償化」制度からの排除
5地域の裁判闘争について朝鮮学校の主張と国側の主張
レイシズム(人種・民族差別)としての朝鮮学校弾圧政策
そこから明らかになった国家による朝鮮学校差別の「正当化」

丁寧な説明で、朝鮮学校に対する政府の対応とその背景などを明らかにされ、とてもわかりやすかったです。すでに、10月からの幼児教育・保育無償化からも朝鮮学校幼稚班が除外の方針も決定されているとのこと。

国連社会権規約委員会「高校教育授業料無償化プログラムから朝鮮学校が除外されていることを懸念、これは差別である。」
国連子どもの権利委員会「高等学校等就学支援金制度を朝鮮学校にも適用しやすくするために基準を見直すこと」の勧告を無視する政府。
朝鮮学校に対する差別的な視点ー公安対象としている事実
民族教育の必要性や、子どもたちにとっての学びの場の重要性など、子どもの権利の論点が政府にないことが酷いことだとつくづく思います。

ヘイトスピーチやヘイトクライムの禁止法をつくっても政府が朝鮮学校に対するヘイトを行っているこの国は、本当に法治国家なのだろうか。

大阪地裁判決で得た「堂々と生きてていいんだ」という生徒の思いを裏切らないこと…❗️ 私たちの使命だと思う

枚方市も補助金を切ったけれど、持続している自治体もあるとの報告もありました。
できること…まずは、維新府政・市政を終わらせよう!

もちろん安倍政府も終わらせたい!