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あぐらのナナエさんが描いてくれた私の似顔絵である。

必要以上に良く描いてくれたのは承知しているが、ナナエさんの私のイメージとは何となくこんな感じなのであろうか。であれば飛び上がるほど嬉しい。


以前に、「コックになる前は自衛隊に居た」というデマを流された。

そしてそれを何年間も信じている馬鹿者が居たのだ。

「歩伏前進してそう」という、全くのイメージだけである。


先日は、「ジンギスカンのだるまでアルバイトしてた」というデマも出た。

確かにアルバイトしていそうであるから嫌になる。


悲しいかな人々の私のイメージとはそんな感じである。


ビアンキの自転車

「月曜日仕込みいっぱいあるな~」と、わざとらしくピアッツァの料理長であるヤスの前でこぼしていると、「・・自分休みなんで手伝いに来ますか・・」と言ったので、まんまとひっかかったと思い、「悪いね、頼むわ」と遠慮なくお願いした。



二人で仕込みをしているとヤスが、「自分、ビアンキの自転車欲しいんですよ」と、珍しく自分から話を振ってきた。

ヤスの様なおにぎり頭の田舎者が、ビアンキの自転車を何処で覚えてきたのかは知らぬが、わざわざ休み時間に東雁来の自転車屋までビアンキの自転車を見に行ったくらい欲しいという。

「でもあれ結構値段高いじゃん」と言うと、それが彼の中でもネックであるらしかった。


嫁であるチカが、うん万円もする自転車を買ってくれる確率はかなり低いというのだ。しかもこのおにぎり頭が乗るかと思えば、私もどうかと思う。



「ノムラさんが上手くチカに言って下さい」と言うので、手伝って貰っている弱味もあり、「たまには一肌脱ぐか」と、チカに上手い事言ってやろうと考えた。



チカは自転車の値段を聞いて仰天し、このままではとても買って貰える状況ではなかったので、「1年間携帯電話やめさせれば、どうせ店と家にしか居ないんだから」とアドバイスすると、「それは良い考えですね」とチカは乗ってきた。

当然ながらヤスは嫌がっていた。あまりお役に立てなかった様である。



自転車か携帯か。ヤスは選択を迫られている。



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チカ


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平日は一人でやっているのだが、週末くらい楽をしたいのでチカにアルバイトに来てもらっている。


チカは私が前に勤めていたタベルナ・ラ・ピアッツァで現料理長を務めるヤスの嫁である。

何故ヤスの嫁かと思う程、可愛くて、気が利いて、話しも上手な、本当に良い娘で、私を含め皆がチカを大好きである。

私の兄などは、店に来る時はチカが居るかを確認し、尚且つチカが居る場合だけお土産を買ってくる。実の妹の立場は全く無い。

他にも、チカをお目当てのお客様が来て、居ないと知って帰ろうとしたので「一杯くらい飲んでって下さいよ!」と、無理矢理飲ませた事もある。



チカはいつも店の外に置いてある黒板を書いてくれるのだが、先日、「さあ~開店だ~」と、私が外へ黒板を出しに行くと、丸々と太った豚が大きく描かれていた。

うちの豚はこんなに腹は出ていない。

「ちょっとこの豚太り過ぎでないの」と、チカに言うと、「ノムラさん最近太ったって言ってたじゃないですか~」と、私に似せて書いた風な事を言っていた。

可愛いが毒も吐く。


チカをお目当てのお客様は、今週の土曜日はチカは居ないので要注意である。

私しか居ないので。








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肉が好きである。

1日に一回は肉を食べないと落ち着かない。

禁断症状が出るとローソンでからあげくんを食べる。私のガソリンスタンドである。

しかし夜中にローソンに行くと、からあげくんは大抵売っていない。というか、からあげくんに限らずホットな商品は夜中には並んでいない事が多い。

その事についてカンカンに怒っていると、頼めばその場で揚げたてをくれるとの情報を得た。

十数年、知らずに生きてきた事が悔しい。



日高からホエー豚が届いたので、豚バラでイタリア風焼豚ポルケッタと、内臓でミートボールを作ってみた。

肉というのは山盛りにすると物凄く美味しそうに見える。


素晴らしい絵画を見るかの様にため息が出た。




美容室のハンサム

女性らしい所が全く無いので、せめてもと髪だけは長くしている。

しかし、美容室には年に2、3回しか行かないのでお手入れが行き届かず、自分のイメージではモデルの竹下玲奈なのだが、友人達には往年の武田鉄矢か山下達郎に例えられる。


そして、半年間も美容室に行ってなかったので、いよいよ重い腰を上げて行く事にした。遅すぎである。


担当の美容師さんは男性である。長身のハンサムボーイだ。

前から「かっこいいなあ」とは思っていたが、今回は以前に増してますますかっこよく見えた。


そうするともう止まらなくなり、髪などそっちのけで鏡越しに彼の顔ばかりを見ていた。そして仕舞いには腕とかまでまじまじと見てしまい、完全に変態レベルまで行ってしまった。


カラーリングだけのつもりが、まだまだ彼を見ていたくなったので、「すいません!カットもお願いします!」と、急にカットも申し出てしまった。大体にして、カラーリングだけというのがおかしな話なのだが。

カットもあっという間に終わってしまいそうだったので、ついには「最後おだんごにして貰えますか・・」と、セットまでお願いした。もうこれ以上は悪あがきはできない、退散である。


長身のハンサムボーイは終始クールで素敵であった。

最後に上着を着せてくれそうになったので、びちびちの上着を着ていた私は「これは着せて貰うのは無理だ!」と思い、慌てて「大丈夫です!ありがとうございます!」と、上着を奪い取った。


その後の仕事中も「かっこよかったよなあ」とずっと考え、勝手に顔がニヤついた。