経済記事ではないのだが、経済情勢を捉える意味で目に留まった記事を紹介したい。

子供に物乞い強要“日銭”稼いだ父親の身勝手な言い訳

定職を持たない父親が子供に物乞いを強要する、というまるで日本の終戦直後か、発展途上国のストリートチルドレンが21世紀の日本で起きている。
問題は記事になって報道される、という事の意味だ。まだ記事になっている間はごく一部の例外だ、という事の裏返し。その事がまだ救いだ。しかし、この記事に登場する有識者のコメントが不気味だ:
「子供に物乞いをさせる行為は、戦後の混乱期にはよくみられた犯罪。現代では格差社会の広がりを背景に、古いタイプの児童虐待が復活してきた。生活保護受給者数が戦後の混乱期を上回ったように、今後は珍しくない事件になるかもしれない」

この先の日本を暗示している、象徴的な事件だからこそ、記事として取り上げられた事の重大性が私には気になる。
今週はなぜか中華続き。しかし、今回取り上げる所は前回取り上げた重慶飯店とはまた違った趣の中華だ。東急東横線学芸大学駅から徒歩1分の場所にあるChina Moon (http://chinamoon.jp)だ。
学芸大学駅からすぐ近くではあるのだが、細い道を少し入った所にあるのでちょっと隠れ家の趣がある。

徹底的に化学調味料を排除する事へのこだわり、とヌーベル・シノワーズとも言うべき「今風」の味付けが特徴の店だ。

今回は友達10名での参加。4,000円のコースを頼んだ。写真は全ての料理を訳ではないので料理はごく一部を紹介しよう。

前菜の盛り合わせの後、

金融マンの飲み食い他-カキ
カキの炒め物。山椒の香りが効いている。

$金融マンの飲み食い他-上海かにみそと豆腐の煮込み
麻婆豆腐ではない。上海蟹味噌と豆腐の煮込み。蟹味噌の旨味と豆腐の組み合わせがいい。

$金融マンの飲み食い他-エビのチリソース
中華では定番となった、エビのチリソース。意外とあっさりとした中にもしっかりとした味付け。

この後、坦坦麵(写真を撮り損ねた・・・・)。あまり辛くなく、しかもさっぱりした味付け。一昨日の重慶飯店の担々麺が重厚なベンツならばこちらは軽快に走るフェラーリのイメージ(何のこっちゃ)。

静かな雰囲気の中でゆっくりと会話が楽しめる雰囲気もいい。とは言っても昨日に限って言えば10人で行った事もあり、かなり会話はにぎやかになったが。
さて、すっかりさぼってしまったブログの更新、そろそろペースを戻す事としましょう。

これまでは、比較的筆者が行きつけの「知る人ぞ知る」的な店を取り上げる事が多かったのだが、今回は定番系の所をご紹介しよう。

横浜と言えば中華街、と言えば重慶飯店。日本で四川料理を語る上でここは外せない、定番中の定番である。今回は様々なご縁の連続で中身については今は詳しく語れないが、中華街の町おこしについてなんっと、重慶飯店・ローズホテルの李社長も交えてここで熱く語り合う機会を頂いた。その顔ぶれたるや、かなり著名な方もおいで頂いた事もさることながら、皆さんのキャラの濃い事!
その成果については、公表できるタイミングが来た時点でここに掲載するとして、どしどしと料理の紹介をしよう。料理の名前をメモしなかったのがとても残念・・・・
$金融マンの飲み食い他
豚肉とちょい辛ソースの絡みが絶妙。

$金融マンの飲み食い他-バンバンジー
こちらは定番の棒棒鶏。

$金融マンの飲み食い他
大きな赤唐辛子のかけらが目立つ料理。香りはしっかりとついているが、見かけほど辛くない。


$金融マンの飲み食い他-回鍋肉
こちらも定番の回鍋肉。ピリッとした辛さの後に甘みを感じる。

$金融マンの飲み食い他
麻婆茄子。

$金融マンの飲み食い他
こちらは麻婆豆腐。麻婆茄子とは明らかに味付け、香りを変えてある。こちらは山椒の香りが効いている。写真の盛りつけが汚く見えるのは、ご飯とかき混ぜた状態だから。これが重慶飯店創業の李家流の食べ方、という事で早速試してみた。


$金融マンの飲み食い他
そして担々麺。見かけほど辛くない。テーブルの上に来た瞬間から胡麻のいい香りがしてくる。今まで食べた担々麺の中で間違いなく一番美味かった。

$金融マンの飲み食い他
そして仕上げのデザート。杏仁プリン。最近、人気のメニューらしい。杏仁豆腐に比べて味が濃厚だ。

四川料理と言えば辛い、というイメージだがここの味付けは辛いだけでなく、「旨味」「甘み」を感じる。だから本当に美味い。
ちなみに中華街の中に本館、別館、新館、茶楼の4カ店あるが、同じものを頼んでも同じレシピのはずなのに、作り手の微妙な加減で味が違うそうな。これをそれぞれ食べ比べて見るのも面白いかもしれない。

そしてもう一つネタを。中華料理のお酒と言えば老酒くらいしか思い浮かばないのだが、実はあの巨大な中国大陸の事、中国酒はもっと多種多様なのだそうだ。当然、料理に合わせて色々と変えて飲むのも本来の楽しさだろうし、そのためにももっと勉強せねば。

と、エラそうなうんちくをたれてしまったが、みんなでそんな事を語りながらワイワイやる、そんな目的にはもってこいの店である。
さて、久しぶりにブログでの「本業」を。

有薫酒蔵(ゆうくんさかぐら)
http://www.shinbashi-yukun.com/


ホームページに行くとおわかりの通り、九州料理の店である。当然のこととしてメニューは「豚の角煮」や「さつま揚げ」「馬刺し」と言った九州料理の定番が並ぶ。何と言ってもうれしいのが九州料理屋さんらしく、焼酎のセレクションが充実していること。

女将さんがまた非常に人なつっこい。なかなかのキャラである。

しかし、この店を語る上で欠かせないのが「高校ノート」である。出身高校毎にノートがあり、OBが各自書き込んだり、名刺を貼ったりできるのだが、このノートが何と1,000校分以上有ると言うから驚きである。写真はそのごく一部にすぎない。

金融マンの飲み食い他-CA3J0017.jpg


私もしっかり母校のノートを借りて名刺を貼り付けたのは言うまでもない。
来てみてなかなか楽しい店である。
さて、本当に久しぶりに当ブログの本業(?)の飲み食いネタを。

このブログで過去に数回、紹介をした治療室クリスタ。私がこのブログで何回かネタにしているのも気付かないまま、数年が経過している、という恐ろしい事態はさておき、この日は先生も含めて数名で治療室の近くの焼き肉屋さんへ。

焼肉処バッテン
中央区日本橋室町1-9-9


焼き肉はやはり、3~4名で食べるのが一番楽しい。以前、やったことがあるのだが、一人で焼き肉、というのは出来ないことはないが、何かと無理があるのだ(汗)。

大好きなレバ刺しが時節柄、食べられなかったのは残念だが、仕方ないか。
焼き肉はやはり、肉が大事だと思う。ここは肉が日替わりなのか、壁には「本日の牛肉:長野県産黒毛和牛」と張り紙がしてある。さすがに脂がしっかりとのっている。

テーブルに炭火の七輪を運んで自分で焼く、極めてオーソドックスなスタイル。

また、是非行きたい処である。
さて、タイトルのかけ声はよく知られた花火大会の代名詞。
玉屋という花火師を称えたものだ。

これは私も最近まで知らなかったのだが、その玉屋の流れを汲む珠屋という花火会社が今でも続いて、日本の伝統を守り続けている。

その珠屋が江戸の花火師らしい粋な事をしている:
【大ニュース!!】花火と言えば、のアノ企業様からご協力いただくことに!!

7月30日の鎌倉での線香花火大会、線香花火に向かって「た~まや~」のかけ声が聞こえるのかも知れない。
そうそう、たまには「飲み食い」のネタを。

実は、私はこう見えて自分で料理もする。いかんせん、男の料理なので何かと大事になる。
例えば、カレーは「牛すじ肉のカレー」を作ったりすると大変なことになる。
タマネギを炒めるのに3時間、牛すじで出汁を取りながら煮込むのも3時間、カレーに最後に加えるワインを煮詰めるのに30分、これを同時進行でやるとコンロが最低三つは必要になる。これを朝から台所を占拠してやるものだから、ワイフからすると邪魔になるらしい。

それはさておき、ネット上のレシピも色々と参考にはするし、見るからに「これはおいしくないだろうな」と思うものも少なくはないのだが、やはり「作ってみなければわからない」そして実際に作ってみると意外と美味しくないものもやはり少なくないのが残念ながら実態だ。

料理のプロが作り、責任編集したものだけを載せたサイトが先日、オープンした。
タベルズ(http://tabels-net.jp/index.html)

ここにはプロのシェフや料理研究家の作ったレシピをグルメぴあが責任編集をしたものだけが入っている。この責任編と言うところが意外と大事で実際にプロの方が書いたレシピでも材料に「ミニトマト」を用意することになってはいても何故か、作る作業工程にはミニトマトが登場しなかったりするものらしい。

だから、作業工程も読みやすいし、写真もきれいだ。

このブログでも度々取り上げている「ビストロ・スリジィエ」の山本シェフもレシピを提供している:http://tabels-net.jp/recipe/original_setsuden/マグロと野菜のタルタル%E3%80%80マスタードソース.html

今晩はこれを作ってみるか・・
さて、各地のお祭りや花火大会が昨今の社会情勢に鑑み、自粛ムードになっているのは周知の通り。
何でもかんでも自粛、と言うのが社会の活性化という観点からいかがなものか、という気がしないでもないのだが、鎌倉でも7月25日に予定されていた花火大会が中止になった。

面白いのはここからで、「じゃあ、自分たちでやればいいじゃん」的なノリで企画されたのがこれ:

730鎌倉大線香花火大会
http://730kamakurahanabi.wordpress.com/

行政の力も借りずに市民有志が自発的に始めたものだが、ツイッターやらフェイスブックやらで急激に広がりを見せており、ネット時代特有の展開になっているのが面白い。

鎌倉の地元の方たちが中心の行事だが、勿論、市外の方も当日は歓迎だ。
7月30日は線香花火をもって鎌倉に出かけるのも良いかもしれない。

昨夜、東日本大震災の被災者追悼ならびに復興祈願の万灯会が鎌倉の浄智寺にて催され、ご縁があって参加させていただいた。

今回の万灯会は鎌倉の宗派を超えた取り組みとしてのKamakura pray projectの一環で行われているもので、4月11日の鶴岡八幡宮での追悼供養・復興祈願祭、昨週の長谷寺・鎌倉宮における万灯会に続いて行われたものである。

浄智寺は鎌倉五山第四位の名刹。山門から長年の使用ですり減った石段を登る参道がいかにも鎌倉らしく、人気の観光スポットになっている所である。


その参道、両側に竹に入ったろうそくの灯が並ぶ。こちらは前週に鎌倉宮で使われたもの。ロウの香りが参道に漂う。
$金融マンの飲み食い他

そして山門から中の掲題には献灯された方のメッセージが書き込まれた万灯が。

$金融マンの飲み食い他


夕方6時から始まった法要は琴と大和語りのミニコンサートから始まり、クライマックスは僧侶7名による読経とともに参列者による焼香。


人数があまりに多く、焼香を終えるまでの間、般若心経を繰り返し唱える。7,8回は唱えただろうか。

最後に朝比奈和尚からの挨拶。万灯の準備に夢中なあまり、肝心の本堂内のろうそくに火が付いていなかったことを告白。大丈夫です。だれも気にしてません。

$金融マンの飲み食い他

幻想的な雰囲気の中での一人ひとりの復興への祈りが伝わる
イベントであった。
さて、先日コンプライアンスの話をしたのでその続きを一つ。

最近、頭を痛めるのが以下のようなケース:

従業員が週末に家を出て飲みに出た。その際、泥酔して暴行事件を起こした。本人は現行犯で逮捕され、警察に数日間拘留されたが略式起訴の上、罰金を払って釈放された。本人に事情を聴取すると、「酒の上でのこととはいえ、会社・家族・被害者の方に大変迷惑をおかけした。もう酒は飲まない」と深く反省している。

プライベートとはいえ会社員、いや社会人として当然求められる品位・節度と言うものがある。特に刑事罰に値する行為を行ったとすれば言語道断である。しかし、業務とは全く関係のないところで罪を犯した上で、既に社会的制裁を受けている従業員に対して、会社として罰する必要があるのかどうか?

このようなケースは会社によって当然、対応は違うだろう。だからこそ、会社としての方針を明確にする必要がある。具体的に会社として、何を問題にして、だからどの程度のペナルティーを課すのか?

そこの方針が定まっていないからこそ、その場その場での感情論で物事が決まることが多い気がする。