心身の健康ヘルスケア・パーソナルコーチのリアル・サイエンスドクタ—崎谷です。
トランプが年内に新型コロナウイルスに対するワクチンを用意すると明言しましたね。
以前ご紹介した映画『コンティジョン』そのものの展開になってきました。。。。。
米国の一般の市民はワクチン強制接種に従うでしょうか?
さて、今回の新型コロナウイルス感染症(COVID-19)にまつわる利権は、マスクやワクチンだけにとどまりません。抗ウイルス薬という化学物質も「オレも。オレも。」とどさくさに紛れて登場しています。
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に関しては、世界中で現場の医師だけでなく、ウイルス学者(正確には molecular biologist) がカミングアウトしています。
ウイルス学者たちによって、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)がフェイクパンデミックであることや、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に対する治療に問題があることは盛んに動画などで発信される様になりました。
しかし・・・・・・・・・
残念ながら、本質を語るものは皆無です。
これもcontrolled oppositionなのか、本当にリアルサイエンスが分かっていないだけなのかはにわかには見分けがつきません。
まずは米国国立衛生局(NIH)の国立アレルギー感染病研究所(National Institute of Allergy and Infectious Diseases (NIAID))が推し進める(資金提供している)抗ウイルス薬「レムデシベル(remdesivir)」。
これは過去記事でお伝えした様に、元々エボラ出血熱の時に開発されたもので、タミフルの特許を持っているギリアド社(Gilead Sciences)の製品です。
このレムデシベル(remdesivir)のプラセボとの比較臨床試験(Adaptive COVID-19 Treatment Trial, or ACTT)が途中で中断されると急に発表されました(STAT MAY 11, 2020)。
臨床試験経過では、死亡率は、レムデシベル投与群8%、プラセボ投与群11.6%と統計学的有意差はありませんでした(それでもNIAID所長のファウチは、この結果でレムデシベルがCOVID-19の治療薬のスタンダードになると発言しています💦)。
しかし、途中でプラセボ(何も薬を与えていない)のグループにも、レムデシベルを投与すると言い出したのです。
これでは臨床試験にはなりません。
なぜこの様なことを言い出したのかは、推測の域を出ませんが、おそらく臨床試験をこのまま継続すると、プラセボよりも悪い結果が出ることを恐れたのだと思います。
中国で行われた無作為化二重盲検プラセボ対照多施設共同試験でも、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の入院患者へのレムデシビル投与は、臨床的改善までの期間を統計学的に有意に短縮しなかったことが報告されています
(Lancet. 2020 Apr 29)。
以上の様な確たるエビデンスが得られないまま、レムデシビル(商品名:ベクルリー)は、5月1日に米国食品医薬品局(FDA)よりCOVID-19治療薬としての緊急時使用許可を受けました。日本では5月4日にギリアド社の日本法人から厚生労働省へ承認申請が出されています。
この抗ウイルス作用は、アビガン同様、人体に甚大な悪影響を与えます。
レムデシビルの添付文書には、
・小児や妊婦への投与は治療上の有益性などを考慮する。
・主な有害事象は、呼吸不全(10例、6%)、急性呼吸窮迫症候群(ARDS)(3例、1.8%)、呼吸窮迫(2例、1.2%)、敗血症性ショック(3例、1.8%)、肺炎(2例、1.2%)、敗血症(2例、1.2%)、急性腎障害(6例、3.7%)、腎不全(4例、2.5%)、低血圧(6例、3.7%)などが明記。
特に警告には急性腎障害、肝機能障害の出現について明記されていて、投与前及び投与中は毎日腎機能・肝機能検査を行い、患者状態を十分に観察することとしています。
これを見ただけでも、レムデシベルが全身の臓器に悪影響を及ぼすことや、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の重症例で認められる肺炎、ARDS、敗血症などがレムデシベルだけで引き起こされることが分かります。
抗ウイルス薬(エイズ治療薬も同じ)は、遺伝子に作用するものです。これが私たち人間の細胞の遺伝子にも同様に作用するということを考えられないというのは、著しいイマジネーションの欠如としか言いようがありません。
資金の出所が怪しい臨床試験の結果を熱く議論するのはエネルギーの無駄です。
リアルサイエンスに基づいて、自らの判断力を高めていきましょう(^_−)−☆。
(抗マラリア薬であるハイドロキシクロロキンについては次回お伝えいたします)。
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