インターネット上には、
たくさんの情報が溢れています。
塗装のことも例外ではなく、
良い業者の探し方や塗装の工程、
ペンキの種類など豊富な情報がありますよね。
どんな塗料を使うのかは重要ですが
塗料には様々なグレードがあり、
耐久年数や価格に違いがあるため、
しっかりと「どんな塗料と使うのか」を、
確認すべき点ではあります。
ただ、
一概にネットの情報だけを、
頼りにするのも危険なんです。
情報がごちゃごちゃになってしまい、
混乱しているお客様も、
時々お見受けします。
ウレタンはダメ?
たとえば、屋根の塗装に、
ウレタンの塗料はモチが悪い、
と書かれていたとします。
そうすると「ウレタン=ダメ」と、
思い込んでしまうことがあります。
でも内部の木製建具には、
ウレタンクリヤーの塗料が適していることが、
多いのです。
塗装する場所によって、
塗料を使い分けることが重要です。
水性と溶剤
「溶剤は危険だけど長持ちする」
となにかのサイトで読んだとします。
「体に害が出そうだから、
水性のペンキがいいなぁ」と感じる方、
「すぐに剥がれたら困るから、
溶剤で塗ってくれ」と希望される方、
どちらもいらっしゃると思います。
水性と溶剤は、
・塗布面の材質
・立地や雪などの環境条件
などによって、
使い分ける必要があります。
特に『屋根 塗料 水性』と検索すると、
油性は体に害があるから絶対に良くない!
水性ペンキも改良が進んで耐久性があるから、
オススメ!!という記事が目に付きます。
しかし、、、
(↑写真AC)
これは本州などで多く使われる、
スレート屋根という、
セメントを固めたような素材のものに、
塗装することを想定して、
書かれた内容だと思われます。
旭川ではトタン屋根と呼ばれている、
鉄板素材が多く使われているため、
水性塗料は不向きです。
まとめると
適材適所!!この一言に尽きます。
内部と外部で使用する塗料が違うのは、
当然ですし、
地域によって自然環境が異なるのですから、
使い分けることも必要です。
ネット上にある情報は、
ピンポイントで『あなた』に書かれた、
ものではないので、
信頼できる職人の意見も取り入れながら、
柔軟に塗料の選択ができると良いですね。