うがいでは落ちないプラーク
こんにちは。 歯を残す生涯のかかりつけ医 野地美千代です。
歯科医15年、開業12年の実績から、お子さんをむし歯にしないお母さんのためのブログを書いております。
「子供がお菓子を食べたら、うがいをさせれば大丈夫ですか?」
・・・時々いただくご質問です。
残念ながら、うがいだけではむし歯のリスクを減らすことは難しいです。
むし歯は、その原因菌の作り出す酸により、歯の表層のエナメル質が溶けることから始まります。
そしてむし歯の原因菌は、プラークという物質の中にたくさん住んでおります。
このプラークの厄介なところは、まず、「歯と似た色をしていて見えにくい」のです。
そして、「粘着性がありべたっと歯面にくっつき落ちにくい」こと。
水道管のヌメヌメのようなイメージです。
あのヌメヌメのヤツめ、水で流しただけで落ちてくれたら、キッチンの掃除がずっと楽になるのになぁ
。

そうはいなかいのは、皆さまよくご存知ですよね。
プラークは歯ブラシで機械的に落とす必要があり、これが毎日の歯みがきの目的です。
プラークをしっかり落とせる歯みがきを身につけましょう
。

お子様向けのプラーク染色剤です。
このようなものを使って磨く工夫もできます。
今日もお読みくださり、ありがとうございました。
歯磨きはインフルエンザ予防にもなるのをご存知ですか?
こんにちは。
歯を残す生涯のかかりつけ医 野地美千代です。
歯科医15年、神田小川町で開業12年のキャリアから、お子様の歯をむし歯から守るための方法を書いております。
息子が通う幼稚園のクラスが、3日間の学級閉鎖になりました。
インフルエンザAをはじめ、高熱の風邪が流行っており、蔓延を防ぐための対策とのことでした。
息子は予防接種をしていたこともあり、おかげさまで元気に過ごしております。
一方ママは、仕事中の子供の預け先確保にひと苦労です
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出勤時間を微調整してもらったり、実家の母の助けを借りたりして、なんとか過ごせました。
子供がインフルエンザにかかることは、お子様自体も辛いですが、看病するお母様も大変ですよね
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予防には、手洗い・うがい、適切な予防接種が大事ですが、歯磨きも風邪予防に役に立つのです

お口の中には多くの細菌がおりますが、歯磨きをすることで、歯に付着するプラーク(細菌の塊)を除去します。
結果として、インフルエンザを含めて細菌・ウィルスを減らすことに寄与できるのです。
ぜひ、毎日の適切な手洗い・うがい・歯磨きで、冬を元気に乗り切りましょう
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子供を歯科医院に連れて行くのは大変ですよね
こんにちは。 歯を残す生涯のかかりつけ医 野地美千代です。
歯科医歴15年、神田小川町で開業12年のキャリアから、お子様の歯をむし歯から守るための方法を書いております。
息子と、息子が赤ちゃんの頃の写真を見返しておりました。
はじめての歯ブラシを使っているところです

いやぁ懐かしい〜。
そしておでこが院長にそっくり〜
。

ちなみにこの歯ブラシは、磨くというより、トレーニング用ですね。
「お子様に歯が生えてきた!」
成長が感じられて嬉しい循環と同時に、「歯医者さんにはいつ頃から連れて行ったらいいのかしら?」という疑問が湧いて参ります。
当院では、歯が生え出したら、お子様も御受診くださいとご案内しております。
歯ブラシのケアの前段階で必要なことを、お伝えすることが可能ですし、お子様が歯科医院に慣れるためのトレーニング期間を確保することが可能になるからです。
しかし、特に未就園児を連れての外出は、とても大変ですよね
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隣の駅でさえ、遠くに感じる育児の期間。
無理のない範囲でいらしていただければ幸いです。
お子様の当日の体調や、気分など、その日になってみないとわからないことも多いですものね。
初めはとても大変に感じるかもしれませんが、お子様がだんだんと慣れてくると、お母様も楽になりますよ。
諦めずに、気長に、連れてきていただければ幸いです。
今日もお読みくださり、ありがとうございました
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