うがいでは落ちないプラーク
こんにちは。 歯を残す生涯のかかりつけ医 野地美千代です。
歯科医15年、開業12年の実績から、お子さんをむし歯にしないお母さんのためのブログを書いております。
「子供がお菓子を食べたら、うがいをさせれば大丈夫ですか?」
・・・時々いただくご質問です。
残念ながら、うがいだけではむし歯のリスクを減らすことは難しいです。
むし歯は、その原因菌の作り出す酸により、歯の表層のエナメル質が溶けることから始まります。
そしてむし歯の原因菌は、プラークという物質の中にたくさん住んでおります。
このプラークの厄介なところは、まず、「歯と似た色をしていて見えにくい」のです。
そして、「粘着性がありべたっと歯面にくっつき落ちにくい」こと。
水道管のヌメヌメのようなイメージです。
あのヌメヌメのヤツめ、水で流しただけで落ちてくれたら、キッチンの掃除がずっと楽になるのになぁ
。

そうはいなかいのは、皆さまよくご存知ですよね。
プラークは歯ブラシで機械的に落とす必要があり、これが毎日の歯みがきの目的です。
プラークをしっかり落とせる歯みがきを身につけましょう
。

お子様向けのプラーク染色剤です。
このようなものを使って磨く工夫もできます。
今日もお読みくださり、ありがとうございました。