世の中、無料で提供されるものが多いが、それは企業の周到な戦略であることが多い。
そのようなビジネス・モデルは、昔からあった。
だがインターネットの登場で、フリービジネスは、大いに盛り上がっている。
「ロングテール」という言葉を世の中に流行らしたクリスの『フリー』について考えたい。
皆さんの農業ビジネスにお役に立てれば幸いだ。
■クリス・アンダーソン『フリー』の注目すべきポイント
・デジタルのものは、遅かれ早かれ無料になる。
・アトムも無料になりたがるが、力強い足取りではない。
・フリーは止まらない。
・フリーからもお金儲けはできる。
・市場を再評価する。
・ゼロにする。
・遅かれ早かれフリーと競い合うことになる。
・無駄を受け入れよう。
・フリーは別ものの価値を高める。
・希少なものではなく、潤沢なものを管理しよう。
※分析メモ
フリーペーパーというものが世に出て、しばらく経つ。
新聞購読が世界的に下落するなか、東欧の新聞社は、2倍近く購読を増やしているという。
キッカケは「デザイン」であった。
今まで活字だらけの1面の記事を大胆にも奇抜なデザインに代えた。
新しい写真やあっと言わせるデザインに毎日変わるのだ。
これによって大幅に読者と増やした。
考え方を全く変えることでビジネスを好転することはよくある。
それをどう思いつくのか。
自分で発想法をもっているか。
これがキモになってくる。
以前、沢尻エリカがラジオで「女優は旅をしなきゃダメよね」と言っていたのを思い出す。
旅で新しい人に会うとインスピレーションを貰えるのだ、とつぶやいていた。
私もどこか海外へ旅に出たくなってきた。