お母さんは、12月の9日から13日までの5日間、中国の中央部にある西安と洛陽に行ってきました。
お母さんは、お父さんと一緒に、北京・上海・桂林には行ったことがありますが、西安に行ったことがなかったので、1か月前にクラブツーリズムが募集していた西安行きのツアーを見つけ、これに申し込んでおきました。
このツアーは、1日目は移動日、2日目は西安観光、3日目は西安から高速鉄道に乗って日帰りで洛陽観光、4日目は西安観光、5日目は移動日という行程です。
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集合時間の12時に出発ロビーの指定されていた団体カウンターに着きました。
 
【成田空港】
Eチケットを受け取ってから、両替です。全食事付きのツアーですから、手持ち無しでもかまいませんが、僅かなおこずかいとして1万円だけを540元に両替しました。為替は、1元=17円でしたが、ここでは手数料が入って、1元=18.59円でした。
出発ロビー中央の電光掲示板前の椅子に座って、家から紙袋に入れて持ってきた焼きそばで昼食です。この付近にいたのは、中国人がほとんどでした。
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のんびりスクリーンの動画を見て休んでいると、「あと10分でカウンターが閉まります」と館内放送で名前を呼び出されてしまいました。なんと、出発便の電光掲示板に二つあった西安行きを見間違えていたのです。
「すみませぇ~~~ん」と言いながら、誰一人いないカウンターでノー天気にも余裕のチェックインです。担当してくれた上田というお嬢さんが、「時間が迫っていますので」と言いつつ、お母さんの車椅子を押して飛行機の扉まで運んでくれました。
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ところが、飛行機の到着が遅れ、まだ折り返し運行する準備が整っておらず、廊下の途中で立ちどまってしまいました。なので、そこで話をしていました。
上田さんは成田空港の地上職員として採用され、海南(ハイナン)航空の担当になったそうです。そう聞いたので「中国人のお金持ちは桁違いだから、若い中国人のお兄ちゃんをめっけて結婚しちゃえば」と言ったら、「私、中国語、話せないんです」、「そんなのは、後付で覚えればいいじゃないですか」と言いました。ついでに、近年の経済的実態を知るために、成田空港利用者の経年変化状況を質問したかったのですが、「まだ2年目」と聞いたので、無駄だと思い止めてしまいました。
 
【飛行中】
 垂直翼に赤と黄色の流線形模様がある海南航空の飛行機は、定刻から20分ほど遅れて飛び立ちました。
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 飛行機は、山梨の八ヶ岳上空を西に向かって飛んで行きました。写真は諏訪湖です。左側の座席に座っていたら綺麗な富士山が撮れたのでしょうが、残念ながらそれはありません。

 

この旅に行くのを契機に、久しぶりに家で中国関連の本を 1冊 、2冊 、3冊 読み終わり、機内で読もうと4冊目を持ってきていたのですが、何故か全く読む気になれませんでした。10ページほど無理やり読み進めても、内容が頭を素通りしてしまったのです。なので本を閉じ、窓の外ばかり眺めていました。

 

日本と中国の時差は1時間ですが、飛行時間は5時間半程なので、3時頃成田を飛び立った飛行機が、西安咸陽国際空港に着いたのは、すっかり日の暮れた8時頃です。夜景を見下ろしながらの着陸です。


【西安咸陽空港】

着陸してから飛行機が走行した距離から、とてつもなく広い空港であることが分りました。成田空港の敷地面積の4倍以上はあるだろうと思いました。
後に現地ガイドさんに聞いたところによると、以前の空港は霧がかかりやすかったので、標高の高い現在の場所に新たに作られた空港なのだそうです。

 

お母さんは、飛行機を出た処に用意されていた車椅子に乗せてもらい、ターンテーブルから出てきた自分の車椅子に乗り換えました。到着ロビーに出ると、このツアーに参加していた日本人の皆さんがいました。総勢24名。平均年齢は65歳くらいでしょうか。旅先が中国の西安なので、予想通りの年齢層でした。

 

さんという42歳の現地人男性ガイドさんに先導されてバスに乗り込みます。空港は西安の中心部から北西に30kmほど離れていますから、乗車時間は約1時間です。
市内に向かう途中、多額のインフラ投資がされている状況を目にしていました。30階建てくらいの高層マンションがかなりの数ありました。平均すると半分くらいは明かりがともっていましたから、西安近郊に関しては、保八目的で無駄に作られただけの居住者のいない幽霊マンションではないようでした。(保八とは、経済成長率8%を保つという中国政府の経済目標のこと)
 
【西安の城壁通過】
 ガイドさんの説明を聞きながら、ライトアップされた西安の城壁を通り抜けました。
 
 
【皇城豪門酒店】
 4連泊する「皇城豪門酒店(酒店は中国語でホテルの意味)」に向かいました。このホテルは西安の城壁の内側のド真ん中にある鐘楼から東側600m程の所にあります。外装はシンプルですが、なかなかいいホテルでした。

 

旅の初日は、ここまでです。

 

(その2)