2018/12/27 msnニュース
「ナッツ姫」ら260件密輸容疑=大韓航空「私物化」-韓国税関告発
【ソウル時事】大韓航空を中核とする韓国の財閥、韓進グループの趙亮鎬会長の長女、趙顕娥・前大韓航空副社長(44)らが海外で購入した名品などを密輸入する行為を260回にわたって繰り返していたとして、税関当局は27日、関税法違反容疑で検察に告発したと発表した。
趙前副社長は在職時の2014年12月、大韓航空機内でナッツの出し方に激高、飛行機を引き返させる事件を起こし、「ナッツ姫」と呼ばれた。告発されたのは、前副社長のほか、妹の趙顕※(※日ヘンに文)・前大韓航空専務、母親の李明姫氏ら。
税関によれば、大韓航空の海外支店に家具や衣類、かばんなどの購入を指示し、支店に配送させ、航空機で輸送。同社の物品であるかのように偽装して国内に持ち込む手口で、職員や航空機を総動員し、「私物化していた」とされる。
密輸入は09年4月から今年5月まで計260件、1061点で、総額1億5000万ウォン(約1500万円)相当。これとは別に虚偽申告は、13年1月から17年3月まで計30件、132点で、総額5億7000万ウォン(約5700万円)相当に上るという。
引用ここまで
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ああ、この密輸事件については今年5月の朝鮮日報が”「ナッツ姫」「水かけ姫」とその母、密輸容疑で召喚へ=韓国関税庁”・・・と書いていましたな。
とにかく韓国の財閥会長などは例外なしに犯罪者なんですが、2012年2月の聯合ニュースによると”10大財閥総師らは1990年以後全23年の懲役刑を宣告されたが執行猶予によって全く実刑を受けなかったと集計された”・・・ということだったんですね。
ところが最近は財閥にも逆風が吹いていまして、2014年2月の東亜日報は
数百億ウォンの会社の資金を横領した容疑で起訴された崔泰源(チェ・テウォン)SKグループ会長(54、写真)が最高裁で有罪が確定した。09年に量刑減刑事由で「経済発展の功労」などを排除して以来、大企業オーナーの実刑判決が確定した初めてのケースだ。
そして今の政権は財閥を敵とみなしていますし、司法も行政も政権に忖度しますからねえ。法治国家じゃないということは気楽なもので。
おおい、正月が近いぞ。