『自閉症』というワードの威力 ~ADHDな私について25

 

⭐️『自閉症』というワードの威力

療育について調べる中で、

「自閉症児・者親の会」なる団体が

未就学児のためにお話会を

開催しているという情報をキャッチしました。　

しかし、ありとあらゆる療育には

＼＼ほいほーい！／／

と瞬時に申し込み、参加していた私が

このお話会の申し込みは躊躇していました。

理由は、

子育て支援センターで手にしたチラシに記載された

「自閉症児・者親の会」

という主催者のネーミングにありました。

ハルは大学病院の初診で

「広汎性発達障害」「自閉症スペクトラム」

と診断されたのですが

当時の私にとって、

「自閉症」に、「スペクトラム」とついていることが

救いのようになっていたのだと思います。

【自閉症】よりなんだかマイルドな気が

したんだと思います。

もちろんそういうことじゃ

ないんですけどね

だから、このころ私は

近しい人へハルの障害を説明するときに、　

自分からは決して「自閉症」という診断名を使わず、

「発達障害」という言葉を使っていました。

きっとそっちの方が

自分にとって受け入れやすい

ワードだったのだと思います。　

当時はハルの話を聞いて、

心配してくれた親戚が

「障害児教育」とかかれた教育誌や

「自閉症」に関する記事の切り抜きを

届けてくれる、なんてことが

よくあったのですが

「いやいや、ハルは広汎性発達障害ですよ。

自閉症ではありませんから！」

とリアルに言ったことさえあります

自分は教員で、障害やその傾向を持った

子どもたちとかかわってきて

診断について理解があります　

というような顔をしていて

その実は「自閉症」という障害名に

漠然とした恐怖を感じていたのです。

「自閉症」って、たいへんな障害で、

つらいことや不幸なことがたくさんあって、

私が教室で出会ってきた

子どもたちの特性を「ユニークさ」と感じていた

その範疇を超えるものだと、

漠然と思っていたのだと思います。

それは紛れもなく「偏見」と「無知」から

くるものでした。

そんなこんなで

「自閉症児・者親の会」に行くというのは

ためらいがありました。

だけど、先輩ママさんたちの

お話を聞いてみたい…

ハルにとって、療育や幼稚園、就学前は

どう過ごすのがベストなのか聞いてみたい…

という思いと

ADHD的衝動性と

「障害の有無にかかわらず、お気軽に参加ください」

というチラシのキャッチコピーに後押しされ、

ついにお話会へ参加することにしたのでした。

あっ

先輩ママのパンチのあるアドバイスは

次回出てきます　たどりつかなかった

あっ

あとあと、このとき親戚が持ってきて全力拒否した

「実践障害児教育」

今は「実践みんなの特別支援教育」と名前が変わっていますが

その後自分がコラム連載をしたり

インタビュー記事を書いたりすることになるとは

この時は夢にも思っていなかったのでした

・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・

 私について…

7つの肩書きで多動に生きるパラレルキャリアー

37歳でＡＤＨＤ当事者の診断を受けました

不注意優勢型 元小学校ウツ教員

長男ハル自閉っ子は地域の支援級在籍

シングルマザー2児の母

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