療育施設をはしごする日々 ～ADHDな私について 21

療育施設をはしごする日々

なんとか充実した療育を

うけることはできないか？

ネットで調べる中で、私は

自治体の福祉サービスは地域によって違いがある

ということを知りまし た。

隣のB市、C市では、それぞれ週一回以上、

午前10時〜午後2時まで参加できる

公営の療育機関があるとわかりました。　

当時第2子を妊娠中だったこともあり、

次の子が生まれる前にできる限りのことをしたい！と、

時間数が長く受けられる地域へ引っ越しも

真剣に考え、ついには物件まで

見に行く熱の入れよう

我ながら身重とも思えぬフットワークの軽さ。

だけどよくよく考えてみれば、

引っ越しは場所見知り人見知りのある

ハルには負担だし、

自分も出産を控えているのに

引っ越して通院先も変えて...って

どう考えても無理

そこで療育引っ越し計画は断念し、

今度は自分の地域でも受けられる

民間の療育機関を探すことにしました。

当時はまだ民間の療育機関が

少しずつでき始めていた時期で、

市内ではそこまで多くの施設は見つかりませんでした。

そこで少し範囲を広げて、

今住んでいる場所から通える範囲の

療育施設を調べてみることに。　

NPO法人のやっている有料の電話相談や、

保健センターの遊び方教室、

バスで30分のところにある施設や

電車で何駅も先にある民間の療育施設

あちこちに連絡し、そのたびに

ハルを連れて見学へ向かいました。　

家庭療育の勉強会にも入り、

見よう見まねで自分でもセラピーを

行うようになりました。　

「療育」と一言でいっても

いろいろな考え方やアプローチの方法があって

驚きました。　

そして、その中から3つの施設に通うようになりました。

それでも心配で

その他に自閉症児の早期療育で効果のあるとされている

ABA 応用行動療法の個人セッションも

受けることを決めました。

欧米では公費で受けられる州も

あるとのことでしたが、

日本でABAの訪問セラピーを受けるには、

当時は個人でエージェントにお願いをして

セラピストを派遣してもらうしかありませんでした。

それは当時の私にとっては

結構な額でした。　

それまで私は自分の学びのために

お金を払う、というようなことを

したことがなかったので

金額に一瞬怯みましたが

（ベビーマッサージ講座とかワンコインで探してた）　

彼に大学進学のための貯蓄をするなら

今この瞬間の伸びを大事にした方が

いいんじゃないか？　

との思いでお願いすることにしました。　

我が家がお世話になった行動分析家の先生は、

薬物の中毒患者に対する療法を

アメリカで学ばれる中でABAと出逢い、

その後自閉症児への療育に携わるようになった方でした。

ご自分でセラピストとして活動されていた頃の先生が

クライアントへの想いを綴った過去のブログを拝見し、

この人なら大丈夫

と思えたのが決め手でした。　

※このシリーズの投稿では自分の体験から

感じたことをシェアしています。

特定の療法を勧めたり、または

否定したりするものではありません。　

🔻ラジオ体操が好きだったハル

・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・

 私について…

7つの肩書きで多動に生きるパラレルキャリアー

37歳でＡＤＨＤ当事者の診断を受けました

不注意優勢型 元小学校ウツ教員

長男ハル自閉っ子は地域の支援級在籍

シングルマザー2児の母

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■第1話：片付けができない！

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■第3話：時間に間に合わナイ！

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■第4話：料理ができナイ！

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■第5話：話が聞けナイ！

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■第6話：名前が覚えられナイ！

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■第7話：じっとしていられないナイ！

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