この前わが家の新型ウイルス対策について書きました。
するとわたしが関わっているイベントに申し込まれていたかたがこのブログを読まれて、イベントをキャンセルされました。
先月肺炎にかかってまだ体調が戻られていないとのこと。でもこのタイミングでは100%の返金もないし、もしかしたら行けるかもしれないけど万全じゃない。どうしたらいいんだろう、と考えていたそう。
ただでさえ不調なのに余計なことで心にまで負担をかけたくないじゃないですか。
そういうかたが安心しておやすみできるようにとキャンセルポリシーを見直したんです。
だから安心してキャンセルいただけたのはよかった。
しかしこのたびのウイルスは、日本のいろいろな面をあぶり出しているように思います。
一度決めたら不具合が出ても計画を変えないところ、体調が悪いのに休まないところ(休めないところ)。これこそが日本の病理だなって。
それで助かってきた時代もあったんだろうね。でもいまはつらいじゃない。
その根深いところを少しでも変えていけたらみんなが楽に暮らせるのではないかと、自分にできるところからゆるめていきたいのです。
個々でできる身を守る対策はゆるめず、それで不具合がおこっても責めずにみんなで対処する。なってしまったあとのところをゆるめるの。あくまでゆるめる場所は個々の防波堤ではないと思う。
規模の大きなイベントは関わっている企業や関係者が多くてなかなか難しい判断になると思うから、少しの損害ですむようなわたしたちのところから始めてみます。
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知らない方むけに簡単なあらすじを書きますと、ロシアへの進軍をひかえ雪に慣れるために青森の八甲田山を行軍する一行。山は吹雪き道も分からずそれでも中止の命令は出ず、210名中199人が亡くなりました。実話です。
あと余談ですが、雪山での撮影中に主役の高倉健さんに暖をとってもらおうと火をおこして健さんをお呼びするも「自分はあとでけっこうです。どうぞスタッフの皆さん先にあたってください」ですって。
もちろん誰も火には近づけなかったそうです。
すべてにおいて過酷な雪山!!!
いい人すぎるって残酷ね。
【お知らせ】
・日時 3月3日(火)13:30~
・会場 仙台市内
お申し込みはこちら
少人数での開催です。
部屋の収容人数の1/4までしかお席を用意しません。
間隔を広くとってまばらに座っていただきます。
わたしたちとも2メートル距離をあけます。
ドアノブ、机、アルコール除菌します。