す黄泉比良坂(よもつひらさか)シリーズ

続いています。

良ければ、こちらもお読みくださいね。





黄泉比良坂で投函した

長男へのお手紙。

お手紙は私だけではなく、

長女、次男も書きました。

そこには絵も描かれていました。


長女が描いた絵。

それは、長男と長女が仲良く並んで

にっこり笑った絵。


これは長女の頭の中の

イメージ画なのか?

それとも長女の願望なのか?


わかりませんが。

長男も長女も笑顔で楽しそうで。

安心しました。




そして先日。

近所のスーパーで、

父の日のお絵かきイベントを

やっていました。


その紙を長女と次男が

それぞれもらってきました。


帰宅後。

長女と次男はさっそく

お絵かきをはじめました。


しばらくして、できあがりました。

長女は家族の絵を描いていました。

右から夫、私、次男、長女。

みんなウインクしていたり、

笑っていたり。


そして。

空には太陽と星の絵が。


太陽には顔は描かれて

いなかったのですが、

星にはにっこり笑った顔が

描いてありました。



長女が夫の絵から順番に、

誰を描いているのか教えてくれました。

そして、最後に星を指しながら

「これは◯◯(長男の名前)。」と。


私が、◯◯はお星さまなんだねと

聞くと、私がいつも夜空を見上げながら

その時に1番明るい星を指差して

「あ、あれは◯◯星だよ。」

と言っているから

お星さまかなと思った、

そう教えてくれました。



一瞬、私の想いが出てしまって、

お星さまじゃなくて、

この前のお手紙のときみたいに

長男を人の姿で描いてほしかったな。


この前は人としてだったけど、

今回はお星さまなんだな。

そんなふうに思ってしまいました。





お星さまだと、

やっぱりこの世界にはいない。

そんなことが際立ってしまって。

悲しくなってしまったのです。


でも、それはあくまでも私の感覚。

それを長女に

押しつけてはいけませんよね。


そもそも、長男の人としての姿は

もうないのですから。

それを長女に求めるのは違いますね。

すぐに心の中で反省。



でも。

お星さまでも、

ちゃんと長男だって、

家族として存在している。

そんなふうに思いました。


太陽もあるから、

お星さまが見えない

お昼まであったとしても、

いつもいつも

昼とか夜とか関係なく。


お空から見守ってくれている長男を、

長女なりにしっかりと

感じてくれているのかなと。


そんなふうに思いました。



そして、

本当にお星さまの長男を含めて。


みんなみんな、5人とも全員が

とても笑顔で

楽しそうでうれしそうで。

色づかいもとてもカラフルで。





長女の中で、私たち5人家族は

こんなにも幸せそうなんだな。


そう思うくらい、

長女が描いた5人の絵は

明るくてほっこりしました。



姿かたちは見えなくても。

私も長男のことを強く感じられている。


それと同じように、

長女も、長男の存在や長男との絆を

しっかり感じなから

日々を生きている。


そんなふうに思いました。

大人も子どもも関係ないんですね。


長男はどこにいても長男。

それぞれがどんなふうに

感じていてもいいんですよね。


それぞれがそれぞれの感じ方で

長男のことを想っていれば

それだけでいいんですよね。


そんな大切なことに

改めて気づかせてもらいました。