キミは嘘をついた
なにかを恐れて

キミは嘘をついた
なにかに捕われて


そして知っていたのは
さみしがりやの守り方

不器用だから
歪んでしまうけれど

ちゃんと分かっている

誰かの大切さ


きっと誰かのための嘘が優しいのは
真実があまりにも寂し過ぎるときで

優しくいられるのは
その優しささえ気づかれない間だけ



だけど



いらないよ
いらないんだ ひとつだって
そんなものに守ってもらわなくても

どんなに厳しいホントがキミを取り巻いても

そんなものなくても
キミは優しくなれる
誰かのために





キミは嘘をついた
なにかを失って

キミは嘘をついた
なにかに流されて


そして覚えたのは
臆病風の隠し方

逆風だから
離れてしまうけれど

ちゃんと見えている

ホントの美しさ


きっと自分のための嘘が虚しいのは
結局は誰のためにもならないからで

虚しく残ったのは
拒絶されないために拒絶した後悔



だから



いらないよ
いらないんだ ひとつだって
そんなものに隠してもらわなくても

どんなに醜いホントがキミ模っても

そんなものなくても
キミは受け入れられる
自分のために





これしかないなんて思うなよ
裏切られる自分を慰めるためにフリをしてるんだ

信じてるわけじゃない
すがりついて期待してるだけ



それは



いらないよ
いらないんだ ひとつだって
ひとつだって いらない
そんなものに守ってもらわなくても

どんなに厳しいホントがキミを取り巻く昨日も

どんなに醜いホントがキミを模る明日も

そんなものなくても
キミは優しくなって
受け入れられる
誰かや自分を


一瞬で消えたさっきの風誰かに似てない?

頭の片隅にあるかないかのラインをさまよってる

そうやって私も
あなたの物語を過ぎ行くただのエキストラだとしても
フィルムに残らない時間もちゃんと流れてる

生まれたときから
逃げられないストーリーはいまも続いてる



「終わりにしたいと思ったことはある?」

そんなつまらないものにする潔さはないよ



君はいつも

コワくないの?

と首を傾げるけど
そばにいてくれる人がいるから

逃げられないだけだよ





ツライなんて言ってるヒマがあるなら
その時間さえも惜しいんだ

諦め悪いから

まだ期待しちゃってるのかもしれないね 私



守りたいのは
大切なもの?
自分自身?
それとも全部?



逃げ場所なんて
きっとどこにもないから足掻く
それもいいと思うんだ


私まだ

生きたいと思える人生を


生きてる


当然のように始まりはやってきて

小さなことが大きく変えた

そして
静まる水面を見て
始まったときに
終わりが来ていた
と気付くんだ



僕ら揺らぐ思惑の波間
見えない根底は濁された紅茶のよう

勢いつけて潜ったら
はねかえされて
砕け散ったのに
ゆっくり受け入れられた