所沢の心を豊かにするバイオリン教室 なかたヴァイオリン教室

所沢の心を豊かにするバイオリン教室 なかたヴァイオリン教室

新所沢駅から徒歩5分
心を豊かにするヴァイオリン教室
なかたヴァイオリン教室のブログ。
お問合せ前の様子見にどうぞ!

ホームページはこちら
http://nakata-violin.jimdo.com/


ここ数日は少しおさまっている暑さではありますが…


7月でこの暑さだと8月には溶けて消えるかもスライム




発表会に出る生徒さんたちは、レッスン回数があと5.6回というところでしょうか


ざっくりとしたプランではありますが、


6月までに譜読みを完了し、7.8月で音楽的な部分と暗譜を進めるように準備をしていますスター


今年はおおむね順調にみんな譜読みを終えたかな、という感じで少し安心ダッシュ





先週のレッスンでは、


音量やテンポ感などの表記されていることはもちろん、


フレーズの取り方、間の取り方、弓の配分や使い方など楽譜の行間を読むこと


ストーリーをつけるなら、会話をするなら、など音楽を色付けていくイメージの部分


などなどに言及出来る生徒さんがチラホラ出てきましたグッ


曲を始めたばかりの時は、どうしても音程とかスラーとかリズムとかの指摘をしなくてはいけないのですが


それがしっかり出来てきてくれると、その先の話がどんどん出来る花






そして、そんな音楽的な指摘が出来るレッスンになると、生徒さんの反応が全然違う目


譜読みし始めての時期、音程が合わずに


「もう1回弾いてみよう」

「ピアノで一緒に弾いてあげるから確認しよう」


と何度も弾いてもらっていたレッスンでは


こんな顔や真顔こんな顔やちょっと不満こんな顔凝視をしていた子たちも笑


「あああ!その間はよかったけど、弓は置いてから弾くんだよ!もう1回!」

「それプラス、スタッカートしたらもっといいよ!」

「そーこにビブラートなんて入っちゃったら完璧OK

「あーでもそれでもっと囁く感じの音に出来る?」


同じように何度も弾いてもらうレッスンでも


こんな顔やひらめきこんな顔やあんぐりこんな顔お願いになるんですよね笑ううさぎ


目の輝き、反応のよさが全然違う笑い


そうなの、こういうレッスンって楽しいよね気づき




実は私は中学3年間、外国の先生のレッスンを受けていて


慣れない英語でのレッスンで3年間ずっと「intonation!!!(音程!!!)」と言われ続けた爆笑


今思えば、先生が耐え難いほどの音程の悪さだったのでしょううずまき


ちゃんと練習しなさいよ、と思うのですが…


正直レッスンはとても苦痛でしたアセアセ


ここでヴァイオリンを辞めなかったのは、幸い合奏のクラスがあり、友達がいたから


(今度ゆっくり語れればと思います)


高校生になって、私が師匠と慕う元の先生のレッスンに戻ったのですが


映画、詩、文学、風景、食べ物、いろいろな表現を駆使して音色を伝えてくれるレッスンが楽しくて楽しくて仕方なかった目がハート


毎週のレッスンが待ち遠しくて待ち遠しくて…


そんなレッスンの末、初めて成績優秀者としてコンサートに選抜されたのでしたキラキラ


もちろん中学3年間でかなり音程は安定し、師匠にもそこは3年間で成長した、と言われました


小学校までの私は、練習嫌いがようやっと練習習慣がついた、くらいのレベルでしたので


絶対に必要な厳しいレッスンでした


気持ちだけこもってテクニックが追いつかない演奏も、テクニックばかりで気持ちがこもらない演奏も


どちらも心地良くはありませんもやもや


しっかりベースを鍛えていただいていまは感謝していますニコニコ


(当時は……ごめんなさいアセアセ)




基礎的な部分のレッスンって、退屈な時もありますよね


しつこくしつこく音程が違う、ポジションが、ボーイングが、リズムが


と言われるのはイライラもするでしょうもやもや


(中学3年間で経験済みですから、痛いほど分かります悲しい)


だけどその先に、楽しい音楽作りが待っています照れ


そんなレッスンが出来ることを先生は祈りながら…みんな待ってるぞびっくりマーク







誤解がないように書き添えますが、


テクニック的な部分が「完璧」にならないと、音楽的な部分のレッスンをしないというわけではありません注意


テクニック面と音楽面を同時進行でレッスンするタイプもいれば


テクニック面に処理能力が割かれているうちは、音楽的に演奏できないタイプもいますので


生徒さんの様子を見てレッスンしていますよウインク


テクニックが追いついていないと


「言われたことは分かるし、そう弾きたい、けどそれどころじゃないムカムカ


となることは多いので、


ある程度形が整ってから(楽譜に齧り付かなくても弾ける、つっかからずに演奏できる、など)


音楽面にテコ入れしていますルンルン






余談ですが、楽しくて仕方なかった、いろいろな言葉で音を表現してくれた師匠のレッスン


当時カトリック系女子校に通う女子高生だった私の音があまりに色気がなかったようで


「修道院みたいな音がする」


と言われたのをずっと覚えています爆笑


どの曲のどのフレーズだったかまで笑い(サン=サーンスのコンチェルトの3楽章です)


当時ははてなマークという感じでしたが、


今なら先生がどう伝えたら女子高生相手に、セクハラっぽくなく音に艶をださせられるか


どうにか絞り出した言葉なのが分かります笑


そのレッスンの時の音は今でも思い出せますが、確かにあの音は色気がなさすぎた笑ううさぎ





いつか生徒のみなさんにも「先生あんなこと言ってたな」と思い出してもらえるようなレッスンが出来たらいいなぁ


と思っています飛び出すハート