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ドリームハウス南蘭得 - 秩父とダムと鉄道と。

守備範囲→→秩父、土木施設(ダム)、鉄道(模型)。
鉄道模型は主に、JR北海道、副都心線系統、横浜市営…。
また、1~2か月に1回程度「秩父紀行」を投稿します(予定)。

TOMIXの373系です。

夏休みに入ったので整備が進みました。

 

設定としては6両編成の「ホームライナー沼津」、ヘッドマークが絵柄入りになった後の姿です。

 

今回の加工メニューは以下の通りです。

 

加工メニュー

・先頭のTNカプラーを換装

・床下機器:車端機器の取り付けとウェザリング

・座席パーツの適正化と塗装

・SP幌の導入

 

・先頭のTNカプラーを換装

 

 

今回の一番のポイントは、TNカプラーの換装。

新型のJC6390に置き換え、グレーに塗装した上で元の電連パーツを組み合わせました。

胴受が小型になって、表情が引き締まりますね。

 

ヘッドマークは「ホームライナー」。

在来線で静岡を横断する時に精神的な支えになるやつです。

 

 

・床下機器:車端機器の取り付けとウェザリング

 

373系の床下機器は汚いイメージ (偏見) なので、「ウッドブラウン」で茶色っぽく塗装しました。

車端部の機器は「Railroad Model R」製です。

 

 


3Dパーツのトイレタンクが付くと重圧感が出て良いですね。

 

 

・座席パーツの適正化と塗装

 

この373系は座席パーツが全車共通のため、

サハ373は車端部のコンパートメント席が片側しか再現されておらず、

逆にクハ372ではトイレで隠れる部分にもコンパートメント席が表現されています。

そこで、両者の車端部を切断して交換することで正しい表現に直しました。

 

合わせて、全ての車両の座席が進行方向を向くように調整しています。

 

そして阪急マルーンで塗装し、枕カバーをガンダムマーカー「ニューホワイト」で塗り分け。

 

 

・SP幌の導入

 

今回は連結部に「SP幌」を導入してみました。
元々の幌の上からバネ状の「SP幌」を被せることで、実車同様に繋がった状態の幌が出来上がり。
ただ、そのままだとカーブで外れやすいので、裏側に小型磁石を取り付けてフォローしています。

 

先頭車同士の連結部にもSP幌を入れています。

先頭はSサイズ、中間はMサイズです。

 

動力の入っていない編成 (左) は幌パーツを固定した上でSP幌を付けていますが、

動力入りの編成 (右) は単独で走らせることを考慮し、

表側には手を入れず、裏の上下2か所に小型磁石を忍ばせることで幌同士の接続を可能にしました。

 

カーブでも離れずにくっついてくれるので、この接続方式でも問題なさそうです。

ワンチャン (←死語) 両側磁石だけでも接続できそうですが、

幌の位置が左右にズレやすくなる気もするので、少なくとも片側は通常の幌を取り付けた方が良さそうです。

 

 

・記念写真

 

最後の東海道線の並び。

18きっぷで西に行きたくなりますね。

で、今日さっそく18きっぷをお買い上げ(

 

ということで、今回は以上になります。

今日もご覧いただきありがとうございます。

久々に鉄道ブログっぽい記事を書きます。

 

2015年4月1日に、

【LED再現】横浜市営地下鉄3000形 側面方向幕(ROM更新)

という記事を出して、タイトルの通りLEDの行先方向幕再現したのですが、

一部の行先が未作成のまま放置していました。

 

今日急に思い出して6年ぶりにやる気が出たので、当時放棄した穴を埋めてみました。

 

今回作ったのはこちら。

 

普通 関内

 

普通 戸塚

 

快速 関内

 

快速 戸塚

 

試運転

 

救援

 

救援に関しては、手持ちの素材が一部反射してドットが見えなかった部分があり、予想して再現している箇所があります。

(具体的には、「援」のうち友の右半分)

 

何はともあれ、これで実車が表示できる行先はほぼ網羅できたかと思います。

以上、更新したよ!というただのお知らせでした。

 

今日もご覧いただきありがとうございます。

最近思ったんですけど、

 

夕方とか夜の報道番組 (WBSを除く) でのコロナのニュースって、

ネットニュースで30秒で読み終える程度の内容を20分くらいかけて伝えていますよね。

あれを見ていると世の中の全てがコロナに支配されているような気がしますし、

ああいうダラダラとした論理的なストーリーのない発表構成をゼミでやったら先生に散々言われるんだろうなと、

研究活動を始めてから感じるようになりました (笑)

 

ちなみに私は、高校時代に経済の先生から紹介されて以来、夜のニュース番組はWBSを見るようにしています。

WBS、神番組ですよね。

 

 

さて、今日は元々夕方に入っていた予定が午前で終わることになったので、

前から気になっていた、箱根・芦ノ湖にある「湖尻水門」を見に行くことにしました。

 

(最初は名古屋にひつまぶしでも食いに行こうかなぁなどとみやすのん気なことを考えていたのですが、切符を買う直前になってあそこは緊急事態宣言中だったことを思い出したのでした)

 

芦ノ湖といえば、

ロマンスカーで湯本に行って、そこから登山電車とロープウェイを乗り継いで大涌谷に寄って、

そこで昼飯を食ってからロープウェイを乗り換えて行くのが超定番ルートですが、

今回は一人なので、新幹線とバスを乗り継いでいつもの半分くらいの時間でさっさと行ってしまいました。

 

…久々に前置きが長くなりました。

 

湖尻水門に到着。

奥が芦ノ湖、手前側が早川です。

 

芦ノ湖は、河川法上は早川の一部であり、早川の水源ということになるのですが、

その境界にあるこの湖尻水門は、増水時などの緊急時を除いて開くことはありません。

タイトルで「芦ノ湖を分断」と書きましたが、正確に言うと「早川を分断」していることになります。

 

早川の水源であるにも関わらず、実際に早川に水を流していないのはなぜかというと、

芦ノ湖の水は静岡県が利用する権利を得ていて、逆に早川の管理者である神奈川県は利水の権利を貰えていないからです。

 

芦ノ湖を含めた早川を管理しているのは神奈川県で、

芦ノ湖の水を使う権利を持っているのは静岡県。

 

この複雑な問題が起こったのは原因は、

江戸時代に現在の静岡県方面へ、芦ノ湖から水路 (箱根用水) を作って農業用水として利用し始めたのが発端です。

 

当時は廃藩置県が行われる前でしたから、やがて神奈川県・静岡県という境界が出来ると、

そのタイミングで芦ノ湖の利水権は所在地の神奈川県なのか、それとも水路を作った静岡県なのか、

という厄介な問題が発生しました。

 

その後、何度か裁判が起こって揉めたらしいのですが、

現在は基本的に静岡県側が利水権を持っているようで、神奈川県が管理する湖尻水門は常時閉鎖、

芦ノ湖の水は「深良水門」というもう1つの水門から箱根用水を通って静岡県側に流されています。

 

ただし、前述のように大雨で増水した時などの洪水調整の際には開けることがあるらしいです。

 

ダムでいうと深良水門が利水用ゲート、湖尻水門が常用洪水吐、という感じになるんでしょうかね。(この解釈が正しいかは不明)

 

こうして見ると、芦ノ湖が人工のダム湖に見えなくもない (?)

ちなみに、ダムと水門/堰の違いは、高さが15m以上か以下かだけの違いです。

 

さらっと水門と堰を一括りにしましたが、水門と堰の違いは私はあまり理解できていません。

一応、定義としては、

 

水門: 堤防機能を持つもの (=洪水時にゲートを閉め、堤防の代わりとなる)

堰: 堤防機能を持たないもの (=洪水時にゲートを開け、下流にスムーズに流す)

 

…なのですが、それに当てはめると湖尻水門は堰のような気も。

そこらへん、詳しい方がいたらご教授いただきたいです。

 

 

ということで、今回は以上になります。

今日もご覧いただきありがとうございます。

 

 

参考文献

・高瀬和昌「箱根用水の開さく と利水の展開-江戸時代初期新田開発の 1例-」水利科学15巻5号, 1971