会計事務所応援 ブログ -3ページ目

シニア人材の採用/雇用継続

みなさん、こんにちは。

繁忙期に入って、
どの事務所様からも漏れなくお聞きするのが、
深刻な人材不足の実情。

なかには、

「人数は揃っていても、

 経験や就業時間に制約があって、
 思うように仕事が任せられる人がいない」

というご意見も。

確かに、ベテラン職員ばかりが
残業や休日出勤で凌いでいる状況下で、
新人やパート職員の戦力化が遅れ、
 

所長先生がストレスを溜め込んでいる場面に、
遭遇することがよくあります。

ベテラン職員にとっては、
「他人を教えている時間も余裕もない」

新人、パート職員からすれば、
「担当から仕事が回ってこない」

「教わりたくても、
 先輩が忙しそうで気が引ける」

ということなのかもしれませんが、

こういったバランスの悪い
不安定な業務運営は、
さらなる人材不足を招きかねません。


そこで、以外と見過ごされているのが、
シニア職員の存在ではないでしょうか。

本来、一番必要とされている
経験もノウハウも十二分に有しながら、

あっさりと定年退職の運びになってしまうことが
思いのほか多いのです。

もちろん、ご本人の希望が
最優先であることは間違いありません。


ただ、

■一日、〇〇時間だけの勤務

■月に、〇〇回だけ出勤

■繁忙期の間だけのヘルプ

■在宅業務OK

など、一定の条件を提案することで

雇用継続になるケースも
考えられると思うのです。

当然ながら、

「ITリテラシーが...」

「世代間ギャップが...」

という現場の意見が
あるのかもしれません。


一方で、
私自身がかつて面接に臨んだ60代以上の
会計事務所経験者の方で、
すでに定年退職になっている
応募者のなかにも、


Aさん(男性)

「担当者として、
 これまで何十年も決算申告をやってきたのに、

 どこの事務所も年齢だけを理由に門前払いになる。
 それが悔しくてたまらない」

Bさん(女性)

「定年退職後に時間ができたので、
 再就職に向けてマイクロソフトの認定資格を取得した。

 ただ“在宅勤務”の条件を切り出すと、
 急に表情を変える先生ばかりだった」

といった話をきく機会がありました。


開業税理士の平均年齢が、
60代を超えている昨今。

シニア層の職員登用にも
関心を向けない理由がありません。


みなさんの事務所でも、
改めて考えてみてはいかがでしょうか。

 

 


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より「柔軟性」が問われる一年に

みなさん、
明けましておめでとうございます。

本年もよろしくお願いいたします。


今年は年始めから、
痛ましい出来事が相次いでいます。

このたび未曽有の大災害で被災された方、
事件や事故に遭われた方には
心よりお見舞い申し上げます。


私たちは目の前で困っている人がいれば
寄り添い救いの手を
差し伸べなければなりません。

そして、そこから何かを学び
将来に活かさなければなりません。

もちろん、
未然に防ぐための知恵を
絞る必要もあるでしょう。

今更ながらかもしれませんが、

世の中は、

「まさかこんな事が起きるとは...」

という出来事に溢れているのです。


これから先も、
良い意味でも悪い意味でも
変化の波を避けて通る事はできません。

これは何も災害や事故だけを
指しているのではありません。


DXの加速や法律改正、
人手不足や事務所の後継者不足など。

確実にやってくる大きな時代の流れを、
否定したり先送りしたところで、
多少の時間稼ぎはできても
根本的な問題は解決しないのです。


そこで私たちが、
全国の会計事務所様に提案している、
業務改革の基本スタンスがあります。

それは、
「最初から100%(完璧)にこだわらない」
という考え方です。

例えば、
「職員全員」「全顧問先」「目標達成率100%」
を掲げて臨むのは理想ではあります。

しかし壮大な目標を掲げ、
"例外なし”を前提としてしまうことで、

全体のたった1割、2割でしかない
“例外”の存在に振り回され、
一歩も踏み出せないままの事務所が、
全国に数えきれないほど存在するのです。


あるいは、
短期目標ならともかく、

中長期の目標や方針は、
途中で状況が大きく変わったり、
世の中の価値観そのものが
覆るケースもあります。

100%(完璧)を意識するあまり、
その時その時で変更が発生するリスクを
課題に見積もってしまうのです。


“不完全でも一歩を踏み出す勇気”

“例外の存在を、やらない言い訳にしない”

“途中で変更するのは恥ではない”

変化の激しい世の中で、
しぶとく生き残っていくには、

こういった柔軟な考え方も有効だと
私は思います。

みなさんの事務所ではいかがでしょうか。
 

 


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年末のご挨拶

みなさん、こんにちは。

今年は、更新もままならない状況のまま、
2023年の最終日を迎えてしまいました。

申し訳ございませんでした。


さて、
今年はインボイス制度開始に、
年明けから義務化されます電子帳簿保存法対応準備など

日常業務に加えて、
後半はとくに急いで取り組まなければならない事が
山積した一年だった印象がありますが、

みなさんの事務所ではいかがでしたでしょうか。


今年を振り返ると、
事務所拡大にかけるパワーが必要なことは勿論のこと、
現状維持するにもそれなりのパワーがないと
運営が難しいことをつくづく
実感したような気がします。

コロナにしても税法改正にしても、
マイナスなことを挙げればきりがありません。

一方で、こういった世の中の大きな変化を
ビジネスチャンスとしてプラスに捉え、

新たなサービス展開や売上アップ、
業務の効率化に結び付けてきた

たくましい事務所もありました。

一方で、
これを機に引退の道を選択する先生に
何人もお会いする年にもなりました。


今年大変だった事務所も、
来年こそ長く暗いトンネルを抜けたような
明るく楽しい一年になりますよう、

心からお祈り申し上げます。

良いお年をお迎えください。

 


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