No.232 運転姿勢の落とし穴~ヘッドレスト
ヘッドレストとは、運転席や助手席の背もたれの上についている枕みたいなものの事を言います。
このヘッドレストは「レスト」とありますが、運転中に頭を置いて楽にするためにあるのではなく、本来の目的は事故を起こしたときの、ムチ打ちを軽減するためにあります。
乗用車に乗っていて交通事故にあうと、軽微な事故でも多く経験するのがムチ打ちです。
ムチ打ちは、正確には「頚椎捻挫」といいます。
事故時に首が大きく前後に揺れたりねじれたりすることが原因で起きるとされています。
ムチ打ちを軽微に抑える為に目と耳を結んだ延長線にヘッドレストの中央がくるように調整しましょう。
調整の仕方は車の取扱説明書に書いてあると思いますので、詳しくは車の取扱説明書を読んでください。
自動車メーカーでは、ダミー人形を乗せて車を衝突させ、人の体に与えるダメージを少なくするような実験を繰り返しています。
たかがヘッドレストですが、初めて乗る車でシートの前後や背もたれの角度を調整しても、ヘッドレストの高さをきちんと調整する人はあまり多く見かけません。
これらの調整は正しい使われ方をしたときに、もっとも安全になるようにしてあります。
シートの前後位置などに関しては別途触れていきたいと考えます。
自動車先進国の米国では、安全対策を法的に車に織り込む事が盛んですが、2009年にはNHTSA(National Highway Traffic Safety Administration:アメリカ道路交通安全局)が新たなルールを設定する予定になっています。
その規制内容は、ヘッドレストの位置を現在よりも後頭部に近付け、高さも高くして首への負担を軽減するというものです。
取り外し可能なヘッドレストは固定式とすることも義務付けられます。(後部座席は適用外)
アメリカでは年間にムチ打ちを患う人は27万人とされており、新たなヘッドレストルールを設けることでこの数は下がる、とNHTSAではコメントしています。
日本でもこのような安全機構が取り入られるかどうかはわかりませんが、それまで今のヘッドレストを無造作に使うよりも、今のヘッドレストをきちんと位置あわせして使ったほうが効果があります。
ムチ打ちは、後から症状が出ることが多く、仮に痛みが引いて治ったと思っても、原因を特定できない体調不良を引き起こすことが多々あります。
これからは、正しい運転姿勢の中にヘッドレストの位置もぜひ考慮するようにしてください。
NMA ~No More Accident ~
No.231 第15回耐久カート大会終了
浅川@NMAです。
初の九州開催となった「第15回耐久カート大会」ですが、無事終える事ができました。参加者の皆さん、関係者の皆さん、ありがとうございました。
今回の会場である、アウトバーンの方ともお話しましたが、カートは車の挙動を学習するのに、とても適した乗り物です。しかしながら、車好きでもない限り、なかなか乗った事がある人が少ないのも事実です。
会場としても、色々な企画を催しているようです。確かにここ数年で、全国のカート場があの手この手でイベントを企画しています。しかしながら、成功しているとは言い難いのが現実のようです。
NMA企画の大会も、今回で15回という回数を重ねています。回を重ねるごとに企画の精度は高まっていますが、イベントとして大きな飛躍をしてはいません。一般の方に気軽に挙動体験をしてもらうというのは、簡単な話ではありません。
無駄な物が何もない四輪車、それはレーシングカーです。しかし本当のレーシングカーは一般の人に馴染みはありません。カートはレーシングカーのカテゴリーにおいて、一番下に位置した乗り物です。
NMA大会で使用しているのは50ccの4ストエンジンが多く、町乗りスクーターで馴染みのある排気量です。そのような小さいエンジンを搭載したレーシングカーは、四輪車の挙動を学習するにはベストな乗り物です。
今回のNMA大会、普通の主婦の方が数名参加してくれました。普段はお買い物などで車に乗っている女性達ですので、最初は怖々乗っていました。しかし、少し経つとダイナミックにニコニコと楽しんでおられました。
レーシングカーの末っ子ですので、運転席しかない乗り物に最初は戸惑っていましたが、慣れてくると車の動きと身体が合ってきます。ただ50ccですので、絶対的速度は速くありません。ですので、安全にコースを周回する事ができます。
しかし、雰囲気はレーシングカーそのものですし、身体へ横Gもかかります。気軽にレーサー気分を味わう事も、ドライビングスキルとしては意味のある事です。経験は何事も自分の肥やしとなるからです。
気軽にモータースポーツを楽しめるカートを利用して得た経験は、普段のお買い物の車の運転にも、その経験が生きてきます。車は四輪を使って走っている基本を、身体が覚えているからです。
今回の私たちの収穫は、車好きな方ではなく、普通の主婦の方が楽しくイベントを感じてくれた事です。NMAの目指す先に一歩近づけたような気がします。あとは啓蒙方法その他を考えて、今後より飛躍をしたいと考えています。
No.230 交通事故発生マップ
NO.229 諸外国に比較した日本の交通事情
No.228 自転車のルール
須田@NMAです。
環境にやさしく、手軽で便利なため、子供から大人まで幅広い年齢層に利用されている
自転車ですが、みなさんは自転車に乗るときのルールをご存知ですか。
道路交通法上で、自転車は車両(軽車両)の扱いとなります。
免許制度が無いだけで、法律上は自動車やオートバイと同じになるわけですね。
ですから、指定場所での一時不停止や二人乗りは道路交通法違反となってしまいます。
二人乗りはダメだと知っていても、道路交通法に違反していると思わない人も多いのでは
ないかと思います。
免許が不要といった事からなのか、自転車に対する取り締まり等の話を耳にすることは
あまりありませんが、実際に法律に違反してしまえば、自動車やオートバイをと同様に
きちんと罰則が設けられています。
気をつけましょう。
では、どのようなことが自転車に乗るときのルールになるのでしょうか。
1.二人乗りの禁止。
自転車は原則として一人乗りです。
道路交通法では幼児用座席を取り付けて乗せられるのは、6歳未満を一人だけです。
前後に座席を取り付けて子供を二人乗せるのは違反になってしまいます。
2.無灯火の禁止。
夜間、前照灯(いわゆるライトですね)や尾灯をつけずに走行すると無灯火運転となり
これも違反となってしまいます。
また、自動車や他の自転車、歩行者からも確認しづらくなりますから、安全のためにも
暗くなったら早めの点灯を心がけましょう。
3.信号や交差点での一時停止を守る。
自転車も車両ですから、信号無視や一時停止をしないのも違反になります。
自転車の事故も交差点で起きることが多いそうです。
広い道路に出るときや、見通しの悪い交差点では一時停止をして安全確認しましょう。
4.危険走行の禁止。
2台以上が並んで走ったり、携帯電話で話しながらやメールしながらの運転も禁止です。
他の自転車や歩行者、自動車と事故を起こしてしまう危険が高くなります。
5.歩行者優先。
自転車が走って良い歩道は、原則として自転車通行可とされている歩道だけです。
歩道は歩行者が優先となりますので、歩道を通行するときには歩行者の安全に
十分な気配りが必要です。
また、歩道を走る場合は車道寄りが自転車の走る場所になります。
街中を走る自転車、意外に守られていないこともあると思いませんか。
手軽で便利な自転車ですが、それだけに利用する機会も多いことと思います。
法律に違反しないといったことも大切ですが、自分自身の身を守るためにも
ルールとマナーを守って事故の無いよう、安全に自転車に乗りましょう。
No.227 愛・地球博の救急救命
平沼@NMAです。
先月25日、21世紀最初の万博、愛・地球博 (愛知万博)が2,205万人にも及ぶ
入場者数を記録し、閉幕しました。
閉幕後も外国パビリオンの展示物や備品がオークションに出品され、話題に
なりましたが、閉幕前から全国の自治体や公共施設などから「譲って欲しい」と
200件以上もの申し入れがあったものをご存じでしょうか?
No.121
でも書かせていただいたAED、自動対外式除細動器と呼ばれるものです。
*AED(=Automated External Defibrillator)
心電図の自動解析機能などを持ち、自動的に除細動(電気ショック)の
必要性を判断、必要に応じて除細動を行う軽量の自動体外式除細動器。
電源を入れ、後は音声指示に従うだけと操作が簡単で、たとえ間違って
スイッチを押しても電流が流れない安全な仕組みになっている。(画像
)
愛知万博では、会場内60~70メートル間隔で約100台ものAEDが設置され、実際に
4人の方がAEDによって救命されたとのこと。その救命成果から、今後、駅、学校、
デパートなど人の集まる場所への普及スピードは確実に速まっていくでしょう。
しかし、一方で救命はAEDの設置数が増えればいいというだけの問題ではありません。
いくら身近にAEDが設置されるようになっても、いざ緊急事態に遭遇した時にAEDの
使用を躊躇するようでは意味がありません。
同様に1人でも多くの人にAEDを含む救急救命の知識と技術を持ってもらうために
講習会などの敷居も下げて行く必要があると思います。
愛知万博でも事務スタッフや警備員ら約3,000人にAEDを使った救命の講習を実施 、
ボランティア向けにも積極的に講習を開催
したようです。
同様に一般社会でも1人でも多くの人にAEDを含む救急救命の知識と技術を持って
もらうために講習会などの敷居も下げて行く必要があるのではないでしょうか?
私達NMAも、そうしたインフラ整備の一助となる活動をしていければと考えています。
No.226 事故の証拠
浅川@NMAです。
一般的な生活をしていると、裁判というものには縁遠いのが日本社会です。交通事故は誰の身にも起こりうる事であり、時に裁判へ発展する物でもあります。自分が自動車に乗っていて、事故を起こしてしまう事もあれば、歩いている歩行者の時に、事故に合う事もあります。
普段馴染みのない裁判や法の世界に、いきなり染まらなければならなくなります。裁判になるかどうかは、その場(事故現場)ではわかりません。加害者になっても、被害者になっても、事故の瞬間をパッケージする意識を持ってみてください。
このブログを読んでいる方へ意識してほしいのは、「証拠」を残す(記録する)という事です。もしかしたら裁判になるかも、という気持ちを持っていた方がベターだと思います。
裁判が始まれば、証拠はすべて提出する事になります。意識しておくのは、その場(事故現場)の、写真をたくさん撮っておきましょう。最近は携帯電話でも高画質で撮れますね。
カメラを持ち歩いていないために、証拠を残せないというのは、昔はよくあった事ですが、今はデジカメを持ち歩く人や、携帯で撮れる人を含めると、かなりの方が撮影できるはずです。
それから、証拠となるような物体があった場合(破片などの危ない物は注意して)、科学的根拠の解明に役立つ可能性があります。これも可能なら回収しておきましょう。
そして証人です。ちょうどその場を目撃した人がいれば、協力をお願いします。急いでいる人は立ち去ってしまうかもしれませんが、そうではない人は、体の心配をしたりしてくれると思います。(もしくは野次馬さんだとしても、目撃者なら協力をお願いしましょう)
実際、録音ができればいいのですが、さすがにビデオカメラまで持っている人は少ないので、手書きで「私はこう目撃した」というのを、紙に書いてもらったりすればいいと思います。協力的な方ならば、後日証言してもいいよと言ってくれるかもしれません。相手の連絡先は聞いておきましょう。(ただし女性の場合、要注意です。普通は教えてくれません)
最近は、携帯電話やデジカメでも、動画が撮れる機種があります。そういう機種であれば、証言を映像で残してしまいましょう。とても有効な証拠となります。
細かい話は別にして、まず事故を起こしたらこうした事が頭に浮かぶよう、時々考えてみてください。事故から時間が経つと、その場(事故現場)は変化します。事故当時のままではありません。なので、時間をパッケージングしてしまうようなイメージで。
せっかく高機能な携帯電話やデジカメを持っていても、使わなければ持ち腐れです。持っている物はフルに活用して、証拠を残してください。ちょっとグロい話もすると、怪我などで色々と血まみれな事もあります。しかし、それもあえて画像や動画に残す事が、後で真実へ導くキーになる場合があります。
事故現場で不謹慎に思う人もいるかもしれませんが、後々を考えたら、その場の目がどうであれ、勇気を持って証拠を残す方が私は望ましいと考えています。
裁判をするのは国民の権利です。訴訟を起こしたり起こされたり、これからの日本はもっと裁判をするようになるのではないかと思います。
2009年までに、裁判員制度 が導入されます。今までとは違い、裁判に国民の意識が向くと思われます。交通事故による裁判だけでなく、一般的に裁判の敷居が下がりはじめています。
たくさんの大学が、社会人相手に法科大学院を開設しています。時代は変わるのは明らかだと私は思います。そうした中、NMAとしても、交通事故的な視点ではありますが、法律学習の講習会を開催したいと調整中です。
No.225 第15回耐久カート大会のご案内#2
開催まであと残り僅かとなりました。
NMAでは10月に耐久カート大会を開催します。
日時:2005年10月9日(日) 13時~15時
集合:12時15分現地必着(予定)
解散:15時30分頃(現地)
場所:チーム・アウトバーン
福岡県朝倉郡筑前町843-1
http://www.team-autobahn.jp/
NMA「耐久カート大会」は、レーシングカートを楽しく体験し、
そのクイックな挙動をフレンドリーに学習する事により、
マイカーの運転技術向上の目的をもって定期的に開催しています。
関東地区では既に14回を数える大会ですが、西日本では今回が初めての
開催となります。
レースは数名でチームを組み、ドライバーチェンジをして戦います。
耐久レースは、より多くの周回を走ったチームが勝ちになりますので
チームワークが勝負という人間ドラマがポイントになります。
スキルは問われませんので、初心者でもベテランでも大丈夫です。
アクセルとブレーキがわかる方であれば、誰でも参加できます。
1チーム4人ですので、4名でお申し込み頂ければチーム登録させて頂きます。
参加者数には限りがありますが、まだ定員には若干名の空きがありますので
ご参加頂ければ幸いです。
参加希望の方は、kart@nma.gr.jp 宛に、「第15回耐久カート大会へ
参戦希望」の件名で、メールをください。
まずは一報くだされば結構です。折り返しスタッフより詳細のご連絡いたします
詳しくは http://www.nma.gr.jp/event.php もご覧ください。
NMAの活動を直に体験できる(見られる)機会ですので見学も大歓迎です。
ご参加お待ちしております。
No.224 ナビでリフレッシュ
小池@NMAです。
8月のエビス耐久の時に自分のクルマが点検中だったため、
たまたまディーラーのナビ付きの代車で行きました。
私は、その時初めてナビを使ってドライブしましたが、
中央高速から首都高を抜け東北自動車道に入るまでのルートが非常に分かりやすく、
自車の位置や走行すべき車線の案内等、その正確さに驚きました。
また音声による案内は、視線を前方に向け運転に集中したまま進路が分かるので、
とても安全で便利でした。
今更ではありますが、ナビゲーション・システムの有用性がよく分かりました。
その印象もあって、先月、ついに自分のクルマにナビを付けました。
もう7年目に入ったクルマですが、ナビが付くと何だか新車のような雰囲気になり、
私自身の気分もリフレッシュすることができました。
いくら価格が下がったといっても、安い買い物ではありませんでしたが、
非常に便利なツールであり、その価値は十分にあると思います。
No,223 バランス
八尋@NMAです。
最近は他NMAメンバーのブログに絡むことが多いですが、
今回はNo.218
の森村さんのサンデーツーリングにかけます。
私は今は公道を走れるバイクを所有していません。
(正確には車検を切らしています)
森村さんの仰る通り、バランスを崩すと転倒してしまうバイク。
私はバイクが大好きですが、止っていると(速度が出ていないと)転倒してしまうバイクが好きです。
乗り物として考えた場合非常に未完成ですが、路面と接しているのは2輪だけで路面とは
最低限の接触点しか持たず、速度とバランスすることでコーナリングをするという点で
非常に美しいと感じています。
4輪以上の多輪を備える車を攻めるつもりは全くありませんが、
2輪の美しさはコーナリングにあると感じています。
これらはスポーツバイクだけではなく、カブ等のビジネスバイク
でも同様に感じることが出来るのではないかと思います。
宜しければライダーの方は、今度バイクに乗る時に少し
意識してみていただければ同様に感じて頂けるのではないかと思います。

