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No.522 止める勇気

平沼@NMAです。


飲酒運転による事故の民事起訴で画期的とも言える判決が下されました。


一緒に飲酒、乗らなかった同僚にも責任…ひき逃げ死亡

埼玉県坂戸市で2001年、大学生が酒酔い運転の車にひき逃げされ死亡した

事件で遺族が運転手の元会社員(37)と運転前に一緒に飲酒した同僚(33)

などを相手取り、計約8100万円の損害賠償を求めた訴訟の判決が28日、

東京地裁であった。
裁判長は、同僚についても「深酔い状態にあることを知りながら、運転を止め

なかった責任がある」と賠償責任を認め、元会社員と同僚、車の所有者だった

勤務先の会社に計約5800万円を支払うよう命じた。
原告代理人によると、飲酒運転による事故で同乗者の責任を認めた判例は

あるが、直前まで一緒に飲酒した者の責任を認めた判決はほとんど例がない

という。                      (読売新聞-7月28日付報道より抜粋)


この判決で画期的とも言えるのは「事故時、同乗していなくとも、一緒に飲酒した

者にも責任がある」とされ、「一緒に酒を飲んだ者は、運転を制止すべき注意義務

がある」と指摘したそうです。


飲酒運転は許されない悪質な行為です。
ご自身がそのような悪質な行為をされないのは当然ですが、「止めなくては」と

思っても、年齢や仕事での上下関係などが頭に先立ち、「止める勇気」を持て

なかった方もおられるやも知れません。


この事故でも、飲酒運転を止めなかった責任を問われた同僚は、事故を起こした

運転手が「年長で意見できなかった」そうです。


今回の判決を受け、周囲の方が飲酒運転という悪質な行為を侵そうとされたら、

勇気を持って制止して下さい。


その勇気がご自身を、周囲の方を、そしてこの社会を飲酒運転による事故という

悲惨な事故から守る道に繋がっていると思います。



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No.521 心肺蘇生の新ガイドライン

良永@NMAです。

先日、心肺蘇生に関する新ガイドラインの講演会が開催されたのを聞いて
きました。

昨年の11月に国際ガイドラインが変更になっていますが、講演の内容は
その概要に関するものでした。
国際ガイドラインは2000年に世界統一基準として発表されました。
現在日本でAEDが普及してきたのも、このガイドラインによるところが
大きいと言われていますが、5年振りの改訂です。

20060727-yoshi

最大の変更点は心臓マッサージの比重が従来以上に高まった事。
以前は心臓マッサージ:呼吸は5:1と言われていました。
その後(2000年ガイドラインでも)15:2へと変化しましたが、今回の
新ガイドラインでは30:2を推奨されています。
これは内圧を確保して有効な心拍出量を得るためです。
これに伴って、マッサージの手技にもより具体的な指導が加わる事と思います。
例えば「環流量を増やすために胸郭を十分に弛緩させる事=そのためには圧迫後
十分に力を抜く事」
また、これまでAEDは連続3回使用する様に指導されていたと思いますが、1回
AEDを使用した後は解析を待たずに2分間の蘇生を行った後、再びAEDを施行
する様に変更になっています。

その他にも例えば「循環のサインの確認」が省略されました。
これは市民救助者には確実に循環のサインを判断できる根拠性が低く、そのために
心肺蘇生の開始が遅れる事を回避するためですが、これは市民救助者に限らず
医療関係者にも拡大適応されるかもしれないとの事でした。

欧米では国際ガイドラインの変更に伴い、直ちに各国で独自のガイドラインが
発表されました。
我が国独自のガイドラインの作成は遅れていましたが、既に完成し、もうすぐ
発表されるとの事でした。
発表されれば当然これまでの講習とは違う内容になると思われます。
まだ講習を受けられていない方は勿論、既に講習を受けられた方も新しい
ガイドラインに沿った講習を受講される事をお勧めします。

NMAではこれまでにも8回の救急救命講習会を実施しています。
新ガイドライン下での講習会は、まだこれからの計画となりますが、今後も
講習の機会を作って行きたいと考えています。


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No.520 火災にご注意

西村@NMAです。九州四国地方では梅雨明け宣言が出て、これからまた暑い日が続きますが、

暑さにちなんで今日はこういうニュースをご紹介します。



「乗用車火災、お守りの吸盤がレンズの役割?福岡」


福岡県大川市一木の無職男性(77)方で12日午前10時50分ごろ、止めてあった軽乗用車から

出火し、全焼した。県警大川署と市消防本部は、フロントガラスに張り付けてあったお守りの吸盤

(直径約5センチ)がレンズの役割をして太陽光を集め、ダッシュボード上の紙類が燃え上がった

可能性が高いとみている。(asahi.com)



要するに、吸盤が虫眼鏡のような作用をして、ダッシュボード上の紙に火をつけたのでは

ないか、ということですね。


このような火事のことを収斂火災というのですが、吸盤の他にも水を入れたペットボトルなど

光を集める作用をする物体は注意が必要です。

もちろん、ライターなど火の気のあるものを車の中に放置しておかないというのは当然です。


これからますます暑くなってきますが、みなさんも一度ご自分のお車の中を点検されて

みてはいかがでしょうか。まさかこんなものがというのが一大事を巻き起こす可能性も

あるのです。



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No.519 駐車違反取締りの順序

齋藤@NMAです。


駐車監視員の方の話です。


私は田舎の方に住んでいますので、駐車監視員の方が

職務を行っている姿を見かける事は殆どありませんが、

先日、買い物の為に都内に出かける用事があり

活動されている姿を見かけました。


しかし、その活動内容には?が付くものでした。

その場所は、JRを始め複数路線が乗り入れている

駅の近くの大通りだったのですが、近くに駐車場がない為に

店の前に停車して商品を搬入しているトラック

(ドライバーの方が荷物の積み下ろしをしていました)

を取り締まる為に写真を撮っていました。


一人は、ドライバーに注意をしているようでしたが、

何故もう一人は写真を撮っているのでしょうか?

すぐ後ろには、暫くの間駐車したままの高級外車がありました。


私の偏見かもしれませんが、並んでいる順番に

取り締まっていると言われればそれまでかと思いますが、

順序が違うような気がしてなりませんでした。


時折、駐車監視員の取り締まりにてドライバーとの

トラブルのニュースがありますが、

一歩間違えれば上記のような事からも刑事事件

になりうるのでは無いかと思った光景でした。


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No.518 レインスーツのお手入れ(実践編)

20060724-1-yada 20060724-2-yada 20060724-3-yada やだ@NMAです。


No.477 でレインスーツのことを書きましたが、本日は実際にレインスーツに撥水処理をしたので、レポートをさせていただきます。

洗剤洗剤・撥水剤はニワックスの製品を用いています。
先日ご紹介したRevivexよりも価格は高いものの、洗浄力や作業の手軽さといった部分に優れています。


使用方法、

1、洗濯機にレインスーツとニワックステックウォッシュを

  いれて洗濯(すすぎ、脱水を含む)をします。

  汚れが酷い箇所には直接洗剤を塗りつけておくと、

  襟や袖の汚れも綺麗になります。


2、洗濯が済んだら脱水し、ニワックスダイレクトインで

  コーティングをします。

  コーティングも洗濯と要領は変わらず、とても簡単です。
  脱水してもレインスーツの中には水が溜まっていますの

  で、中の水を出してからもう一度脱水すると良いです。
  コーティング剤は木工ボンドのような匂いのする白い液体

  で、ベトベトしたもので、洗濯層に手を入れると、手に撥水

  加工されたようになります。

  ベトベトになった手は石鹸で落ちます。
  

3、仕上げは乾燥機、または自然乾燥させます。

  部屋の中に干しておくと、木工ボンドのような匂いがするの

  で屋外で干すと良いでしょう。



仕上がりは3番目の写真のように、すばらしい撥水効果を得ることができます。撥水スプレーでも気軽な作業で撥水効果を得られますが、しっかりとコーティングしようとするとかなりの費用が掛かってしまいます。丸ごとコーティングできる、こういった製品は隅々までコーティングできてお薦めです。


不快な服装は事故やトラブルのもとです。快適な服装でより良いライディングをしましょう。


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No.517 晴れた日のハイドロプレーニング現象

奈良@NMAです。

ハイドロプレーンング現象に気をつけないといけないのは雨の日だけでしょうか?
もちろん雨の日は、至るところで路面に水が溜まりやすいですからハイドロプレーニング現象が起きやすいです。
実際に雨の高速道路で経験した人は多いのではないでしょうか。

では晴れの日は、雨が降っていないからハイドロプレーニング現象は起きないのか???

ハイドロプレーニング現象とは、タイヤと路面の間の水が排水しきれずに、タイヤが水上スキーのように路面の水たまりの上を滑ってしまう現象です。

つまり、排水が間に合わないほどの水量があったり、タイヤの溝が減って排水が不十分だったり、タイヤの空気圧不足でタイヤの設計通りに排水ができないとき、また速度の出し過ぎで排水が間に合わずに水の上に乗り上げるような状況が発生してしまえば、天気は関係なく発生してしまうのです。

もしハイドロプレーニング現象になっていまうと、その間タイヤが滑っている事になるので当然ブレーキは効きませんしハンドル操作も効きません。
その間に、車体が進行方向から回転してしまうと、再びタイヤのグリップが回復したときにスピンを引き起こす等の危険性があります。

曇りの日、緩いコーナの途中にあった水たまりが、実は深さ数センチもあり、しかも速度超過だった。。。
これで実際にハイドロプレーニング現象が発生してしまった例があります。
コーナーリング中であったために、車体は慣性で回転をしてしまいその後水たまりを抜けた後も姿勢を元に戻すことができず路肩の木に衝突、大破してしまいました。

タイヤの溝や空気圧のチェックを怠ると、思いがけない事故を招く恐れがあります。
日頃からチェックを行うように心がけましょう。
自分でよくわからない人は、ガソリンを給油するタイミングでスタンドの人に見てもらうのが良いかもしれませんね。

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No.516 天災とボランティア

森村@NMAです。

ここ数日、梅雨前線の影響で全国的に大雨が降り、各地に被害が出ています。
被害に遭われました方に、お見舞い申し上げるとともに、
一日も早く復興出来る事をお祈りいたします。

近年は地震や台風などによる天災の被害が世界的に相次いでいますよね。
幸いにも、自分自身や周囲では阪神大震災以来は被害に遭っていません。
しかし、明日はわが身の状態は誰にでも有り得ると思っています。

天災が起きるたびに何か自分でも手助けできることがないだろうか・・。
それが募金だったり、必要としている物資を送ったり、
人手が必要なら自分自身が出向いたらと考えたりします。


自分自身が出向く・・さらりと書きましたがとても勇気が要ることですよね。
まだその勇気が出せない事が殆どです。


勇気が出なくても、自分が出来る事で協力する行動をとることが大事です。
そう思って、自分なりに一念発起しています。


皆さんも、ほんの少しでも良いから勇気を持ちましょう。
その手助けが出来る活動をNMAは行っていきたいです。


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No.515 ミニバンの飽和

浅川@NMAです。


サンケイニュースによると、国内の登録車は4台に1台がミニバンとなったようです。

すごい事ですが、飽和状態のようで、逆にブームの山が過ぎたのかもしれません。


ブームというのが日本にはつきものなので、そろそろミニバン市場が終わるというのも

もっともな意見かなと思いました。


私もドライバー歴が30年を越えるようになりましたが、振り返ってみると、

その時代時代でヒットした車のタイプがありますね。


ちょっと前はステーションワゴンが流行っていました。

まだ人気ありますが、ミニバンの影には隠れていますね。


例えば今はスポーツカーが廃れてしまっていますが、これもちょっと前は人気でした。

普段1人とか2人で乗る車に、7人8人乗りのミニバンをチョイスする文化は、

メーカーも想定外だったのかもしれません。


ミニバンが何か格好いいという風潮により、乗る必要人数ではなく、

室内が広いとか車内で遊べる等の理由によりヒットしたのですが、

やはり普段一人で乗るような人には持てあますというのが最近のユーザーは

気が付いてきたのかもしれません。


市場飽和が始まると、次のブームが来るのが日本の車文化です。

ミニバンの次にくるのは、いったいどんな車なんでしょうか。


どんな車であれ、鉄の巨体を転がしている自覚がなければ、

即凶器となるのが車ですから、楽しいカーライフを送るためにも、

事故にだけは気を付けていきたいですね。


個人的にはエコな車がもっとブームになってくれるとうれしいです。

ブームになれば、メーカーも力を入れて、安くて高性能なエコカーの開発に

取り組んでくれるのでは?と思っています。



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No.514 減らない路上駐車

やだ@NMAです。


道路交通法の一部改正で駐車監視員制度が導入され、一旦は道が空いた、走りやすくなったなど喜びの声を多く聞きました。


ところが最近、職場の近くの幹線道路を歩いていると、多くの車が路上駐車されており、法改正前とあまり変わらないように感じてきています。


駐車監視員の方はよく見かけますし、放置車両の確認にせいを出しています。
でもその効果はどうでしょう?

駐車監視員が居るのに、路上駐車の数が以前とさほど変わらない。。。


なぜ?


よく見ると多くの駐車車両には人が乗っています。いつでも動かせる状態であれば大丈夫という間違った考え方が浸透しているのではないでしょうか。


そのような車は放置車両の確認を行われないようで、駐車監視員は素通りしていくのです。ん~それでは路上駐車がなくなるとは思えないのですが・・・。

たとえ人が乗っていても、路上駐車には変わりなく、交通の妨げになっているのです。ですから、駐車監視員の方々には、いつでも動かせる状態の駐車車両にも声を掛けて駐車をやめるように働きかけて欲しいと思っています。


駐車する側も、取り締まる側も「何故駐車違反はいけないのか・・・」を考えてみては如何でしょうか?


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No.513 コンビニ

平沼@NMAです。


新聞やTVのニュースでご存じの方もおられると思いますが、昨日、横浜で運転操作を
誤ったと思われる車がコンビニに突っ込み、小学生の男児が重傷を負うという事故が
ありました。


今や全国に4万を越える店舗を構えるコンビニは、その利便性から小学生からお年寄り
までが便利に利用されています。

その利便性とは裏腹に一歩、駐車場に目をやると歩行者や自転車、バイク、そして車が
同じ場所を縦横無尽に行き来しているという、とても危険な場所でもあります。


コンビニ駐車場の危険性についてはNo.369にも記しましたが、そのような危険な場所では、

車やバイクで来店される方は一般道を走る以上に安全かつ慎重な運転をしなければなり

ません。

ちょっとした油断から確認ミスや操作ミスが生じる危険性はコンビニの駐車場に限らず、
如何なる場所を走ろうとも同じですが、そのミスから生じる危険度は道路と比べようもない

ほど高く、悲惨な事故に繋がりやすい場所であることを認識していただきたいと思います。



さて、「コンビニの店内に車が飛び込む」という事故をネットで検索してみたところ、正確な

統計がないので定かではありませんが、決して稀な事故ではないようです。


確かに店舗の造りを見ると決して安全とは言えない構造ではないでしょうか?
店舗前面に据えられた僅か10cm程の車止めでは、車は簡単に乗り越えてしまいます。
店舗に飛び込むまでは行かなくとも車止めと店舗の距離が2m程では歩行者が挟まれる
可能性もあります。
また前面総ガラス張りに近い店舗がほとんどですが、割れた際には粉々になり人を傷付け
にくい強化ガラスを使用してはいないようです。


駐車場では車で来店される方が安全かつ慎重な運転し、自転車や歩いて来店される方も
ご自身を守るために車やバイクの動きに注意することで悲惨な事故は防げるかと思います。


しかし、今回の事故のように店内に車が飛び込んできては身を守ることはできません。
コンビニ側も安全対策としての設備拡充を真剣に検討する時期にきたのではないでしょうか。



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