作業療法士杉長彬(すぎながあきら)のやる気を高めるコミュニケーション -42ページ目

作業療法士杉長彬(すぎながあきら)のやる気を高めるコミュニケーション

現役の作業療法士が、リハビリ職のためのやる気を高めるNLPコミュニケーション術をお伝えいたします!NLPを用いたコミュニケーションセミナーを行っています!

「自分自身のモチベーションを高めるには、

どうしたらいいでしょうか?」

このような相談を受けることがあります。

セラピストも人間ですので、

リハビリをする患者さんのモチベーションを上げようにも

まずは自分自身のモチベーションの低下に悩んでいる。

そういうこともあるかと思います。


このように自分自身のモチベーションが気になる時。

自分の中にひっかかりになっている「何か」がある場合が多いです。

モチベーションを上げようにも

何か昔のちょっとしたことが

気になって、モチベーションが高まらない。

ということです。


それは、ちょっとしたことと書きましたが、

実はかなり自分にとってひっかかりになっていたりします。

そして、そのひっかりになっている
出来事をよく思い出そうとしてみると、


それは、なんかしらの映像であったり、音や声という形で思い出されたりします。

過去の誰から言われたちょっとした一言が気になって

やる気が出なかったり、

過去の誰かとのちょっとしたトラブル
その時の映像が思い出されて、

モチベーションが上がりきらない。

そういうことがあるものです。



そういう出来事を

「未完了のできごと」

と言います。

このような未完了のできごとに気づいたら、

まず話せる人がいれば

誰かに話をしてみることを

お勧めします。

誰かに話してスッキリするだけで、

ずいぶん前に進む力が湧いてきます。

また、日記や紙など、

何か書いて文章にしてみるのも

いいかと思います。

何か自分の外に出すようなことをしてみると、

未完了のできごとも完了するのです。

モチベーションを上げようと

試みる前に

未完了の出来事を探して

完了させようとする。

そういうやり方も

モチベーションを上げる

一つのやり方になります。


こんな感じのメルマガを週2回のペースで書いています。

他にも読んで見たい方。

下記リンクから登録よろしくお願いいたします。

メルマガ登録はこちら

「目標はあるけど、

あまりモチベーションが上がりません。」


このような相談を受けることがります。


職場で働いている時に

次は、これをしようという

目標は持って働いているつもりだけど、

そのことを思うと

モチベーションが上がらなかったり、

気が重くなってしまう。

そのような方に出会うことがあります。

こういった場合

多くの場合

目標というのが、

自分自身の目標になっていない

ことが多いです。



自分の目標のように話していても

実は先輩や上司や組織から

求められていることを

ただ、目標として、

掲げているだけだったり、、、


このような時

目標と言われても


自分のモチベーションが上がるというよりも

「ああ、これ(目標)をやらなきゃ、、、」


と義務感ばかり感じられて

モチベーションが上がらないのです。





では、、、

じゃあ、目標を自分勝手に

本当に自分がやりたいこと

という枠の中から考えよう!

そうしてみても、

それはそれで、

無理があったりします。




なぜなら、

上司や先輩や組織から

求められることを目標に

してしまうような人は

「周りの人ともうまくやりたい。」

こんな想いも持っているものだからです。


自分の中に

「周りの人ともうまくやりたい。」

「先輩や上司の期待にも応えたい」

そんな思いがあることを無視して、


自分勝手にやりたいことを目標にする。

このような目標の立て方もやりづらいものです。


ですので、まず

自分がどんな状態で働いているのか?

これをイメージするような

目標の立て方をするとよいです。

自分は周りの人とどんな関係性を作っていて



そして職場でどのような成果を出しているのか?

目標の中に、周りの人との望ましい関係性について

想像したことを入れるとよいかと思います。


もう少し具体的に考えてみますと、、


例えば、常日頃から

患者さんのアセスメントシート

をきちんと相手に伝わるように

書くようにと

注意を受けている新人OTがいるとします。。。


この新人OT君に、

「君の目標は何?」

そう聞いた時に

この新人OTは

「アセスメントシートをきちんと書けることです!」

と答えるでしょう。

しかし、この新人OTは、

このアセスメントシートをきちんと書ける

という目標について


考えてみても

いっこうにモチベーションが上がらないのです。

目標を意識すればするほど、

「自分はアセスメントシートがきちんと書けない」

そんなできない自分を

意識するだけになってしまうのです。

なので、こんな時には、

その目標を達成した時に

周りの人とどんな関係性ができているのか?

そんなことを想像するとよいのです。

上司や先輩とうまくやれている自分であったり、

信頼されている自分。

ただアセスメントシートを

書ける書けないだけでなく、

その成果を通して

自分がどんな人間関係を作れているか?

そんな目標を想像して設定してみると

よいのではないでしょうか?

このようにしてみると

モチベーションが高まるような目標を設定できるのではないでしょうか?


こんな感じのメルマガを週2回のペースで書いています。

他にも読んで見たい方。

下記リンクから登録よろしくお願いいたします。

メルマガ登録はこちら

「看護師さんの目が怖いです。」

このような相談を受けることがあります。

他職種と一緒に働くリハビリ職だからこそ、

他職種の目が気になる。

看護師さんから自分がどう思われているか気になる。

なんとなく看護師さんが怖い。


このようなことを思う

リハビリ職の方もいるようです。


私自身も新人の頃は

一人で病棟に入り

看護師さんと話したり、

連携することが

怖い。

どんな風に思われているのか?

使えないOTだと思われていないのか?

そんなことを思い看護師さんの目を気にして


ビクビクしていたようなこともありました。

このような時、

どのようにしたらいいのか?

私は「知覚位置の変換」

ということを意識します。

知覚位置とは、

自分がどこから今の現状を見ているかということです。

知覚位置には、大きく分けて3つあります。

1つは自分の立場(第1ポジション)

2つ目は相手の立場(第2ポジション)

3つ目は自分でも相手でも無い善意の第3者の立場(第3ポジション)

この3つです



「看護師さんの目が怖い」

このように思っている時


基本的に自分の立ち位置は、

第1ポジションである自分の立場からでしか

考えていません。

自分の立場にたって、

看護師さんの冷ややかな視線を感じていたり、

看護師さんがヒソヒソ何か自分の悪口を言っているのを

聞いていたり、

そういったことを意識して、

看護師さんが怖い。

そんな気分になっているのです



このような時は知覚位置の変換が必要です。

もし看護師さん立場から自分を見たとしたら、

どのように見えるのだろうか?

と考えるのです。

実際に自分がその看護師さんに

なりきったつもりになって

自分自身の像を描いてみるように

想像するのです。


そのように考えてみると、

意外なことに気づきます。

自分が思っているほど

看護師さんは自分のことを重要視していないように

感じたり、

あまり大した存在だと感じていなかったり


そう思うかもしれないのです。


そうではないこともあるかもしれません。

本当に邪魔で邪魔でしょうがない存在に

見えることもあるかもしれません。


ただここで試しに

本当に看護師さんになったつもりで

自分自身の姿を見てみる。

そのようにしてみると、

本当に意外な気づきがあったりするものです。

今までただ、看護師の目が気になる

と思っていたところとは

違った気づきが得られるものなのです。

こんな感じのメルマガを週2回のペースで書いています。

他にも読んで見たい方。

下記リンクから登録よろしくお願いいたします。

メルマガ登録はこちら